2008年9月6日土曜日

やられた。。。 税関編

皆さんはインターネットで買い物をよくしますか?
フランスでも今では相当な数の人がインターネットでショッピングしてるようです。私はどちらかというとあまりしません。値段の情報収集にいろいろ見ることはあってもね。例えば、服はかなり癖のある体型をしているので、実際に着てみないと選べないし。。。
そんな私がインターネットを利用するとしたら、それはCDや本を買うときです。去年まで、一応私は研究にも取り組んでいたので、資料、材料となる本やCDはインターネットで注文してました。モンペリエの本屋、CD屋などは、日本の大都市に慣れている私にとったらまだまだ品ぞろえも不十分で、研究用なんて専門的なものはありません。どうせ注文して待つのなら、インターネットで直接したほうが早いし安いし。今思えば、日本にいたときの私はCDをすぐ買う人で、CD一枚3000円として、かなりのお金をCDにつかってました。が、フランスに来てからは、まず貧乏生活をしたことで、CDなんて買わずに図書館でレンタルするもの、という考えになったことと、生活が安定しているわけではないので、引っ越しや移動のことを考えると荷物は増やさないほうがいいと思ってるため、極力CDも買わないようにしてきました。フランスの音楽界にうといというのもあるけれどね。

そんな私が久しぶりにCDを買いたくなりました。クラシックを何枚か。そこでインターネットをのぞいてみると、AmazonやAlapageといった大手も、今は中古新品ともに個人販売者の情報ものせてるんですね。同じCDでもいろんな値段があるのがわかります。
最近、なにかと日常のなかの節約を心がけている私は、自然と値段が安い個人販売者に惹かれてしまいました。イギリスの人だったりアメリカの人だったりいろいろだけど、名前から言ってもCD販売業の人っぽかったからあまり深読みもせずに、送料込みでの値段が一番安いところをを選んでしまいました。

さて、支払いも済み、発送通知のメールも受取り、小包が届くのをまつだけとなったとき、一通の封書が届きました。Douane (税関)かららしい。いやな予感。。。

実はこの夏、友人から「このところいろんな小包が税関でひっかかてるらしいよ。」と聞いてたんです。でもインターネットで買ったCDなんて、その業者がそういったことも含めてきちんと対処対策してると思ってました。でも届いた手紙をあけてみると、やっぱり注文したCDのことでした。関係書類を送れと言っているので、私はインターネットでの注文と支払い完了通知のメールを送りました。この時点ではまだ甘かった私は、小包の説明が不十分で証明書が必要だっただけだと思ってました。

しかーし、やっぱり甘かった甘すぎた。数日後、うちのポストに配達不在の通知が入っていて、そこには税がどうのこうのという一言メモが。。。あまり解釈したくなかったけど、受け取るのに19ユーロ払えと言っているようです。

もし私が19ユーロ払わないといけないのなら、合計金額がを考えてもばかばかしい話です。だって私が買ったCDの額のほぼ35パーセントですよ。安い業者と思って買って、実は普通より高くつくわけです。うそでしょ~。これはうれしくありません。客として不満いっぱいです。なのですぐにメールでアマゾンに説明を要求しました。するとアマゾンからは一言もなく、彼らは直接私のメールを実際の販売者に送ったのでした。で、アメリカのこの業者から返事が。アメリカ人ががんばってフランス語で書いてくれたのはいいけれど、私よりもさらに劣る感じのフランス語で、私の一番の要求と質問には答えてなくて、最近の税関の説明が書かれ、「めんどうなことになってお気の毒さまです。」ってなしめくくり。

「はあ~。。。」ためいきです。

もし私が受取拒否!とかして送り返したところで、ちゃんと払い戻ししてくれるのかわからないし、いろいろ主張するにも私が英語で流暢に正確にメールが書けるならそうしたらよかったけど、相手のフランス語の様子から、このままフランス語でやりとり続けてもスムーズにはいかなさそう。しかも、頼んだCDのうち一枚は仕事にかかわるものなので、一日も早く受け取りたかったんです。 この業者と税関とを相手にいろいろいうにはエネルギーがいるのは必至。もうすでにがっくりきてそのエネルギーもないので、普通より高くついたことを承知のうえ、トボトボと郵便局にむかいました。

私は郵便局員さんに「最近、どんな小包もコントロール受けてひっかかってるんですか?」と質問しました。そしたら「そうですよ。払わされてるのはあなただけじゃないです。」という。そこで隣にいた他の客が話に入ってきたから、私は「私、これインターネットで普通に注文して買ったから、税金払わされるのに納得がいかないの。」と言いました。すると郵便局員が「インターネットでは税関のことまで説明してないんでしょう。サイトでは全部のことは言わないのよ。用心しないとね。」と言い、もう一人の客が「アマゾンに言ったら?」というから、「一応不満のメールはしたんだけど、販売者にまわされて、、、」と説明すると、「きっと彼らも負担がけっこうあって、こういうところでお金を取り返してるんじゃない?」という。まあ、いずれにせよ、やっぱり私になりサイトになり、この税関というシステムに対して落ち度があったわけだ。ぼそっと「二度としません。。。こうしてまた一つ学びました。。。。」という私のセリフがみなさんの笑いを誘い、「そうそう。経験して学んでいくもの。」って励まされました。

あ~あ。。。

せっかく節約と思っていろいろしてるのに、こうしてあっけなくお金は消えていく。。。やっぱり人生はプラスマイナスゼロの原理に基づいてるのでしょうか。

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