2008年9月15日月曜日

Foire aux Associations

9月14日日曜日はFoire aux Associationsの日でした。Foire (フォワー) というのは日本語だと見本市というところ。Association(アソシアシオン) は英語にもあるアソシエーションのことですが、いろんな分野のいろんな活動をひっくるめて、非営利で活動する団体のことをいいます。文化、スポーツのならいごとをはじめ、趣味の仲間、同好会、またはボランティア活動、社会活動をするグループなど、その内容、その規模、その数、まさになんでもありです。





新年度がはじまったばかりの今、様々なアソシアシオンが、それぞれ自分たちの活動を披露して仲間を増やすための宣伝をし、一方、市民は日ごろから興味があった活動をしているグループの様子や情報を得て、新たに参加してみるきっかけを得るための大見本市。今年で28回目を迎えたモンペリエのFoire des Associations。新市街地一帯に、それぞれの団体がスタンドをもうけて、宣伝、勧誘をするのです。

私もモンペリエに来て以来、毎年9月になるとこのFoireの話を耳にしていたのですが、足を運んだことは今までありませんでした。このところ「何か新しいことを始めたいな、、、」と思っていたので、今年のFoire をちょっと気にしてました。そこへタイミングよく、今日久々に会っておしゃべりした友人のPが、関わっているアソシアシオンのスタンドに顔を出すといったものだから、「私もいく!」といってルポルタージュにくり出しました。




場所はアンティゴーン。ショッピングセンターのポリゴーンを出てから川までの新市街地一帯にすごい数のスタンドが並んでいました。
まずは地図をゲット。

この細かく仕切られて番号が振られたマスがスタンド。こんな地図が数ページにわたってありました。どうやら今年は1200くらいの団体が参加しているようです。

まずはPがダンスを教えている演劇スクールのスタンドにいきました。









フランスではこどもの習い事として演劇も人気ですが、彼らの学校はプロフェッショナルを目指す者のための学校で、国立演劇学校などに優秀な若い役者たちを送り出しています。

このスタンドの周りには世界各国のダンスの団体が所狭しと踊ってデモンストレーションをしてました。











まずはタンゴ。
ここではPのタンゴ仲間でタンゴのプロであるRを発見。実は彼は昨年、オペラjrのタンゴのスペクタクルのためにタンゴのダンス指導に来てくれてたのでした。


続いてフラメンコ。








ここまえは日本でもおなじみだけど、












激しいパーカッションとともにアフリカンダンス。これはまだまだ日本ではあまりみないのでは?











さらにはオリエンタル・ダンス。

それぞれもちろん音楽に合わせて踊っているわけで、このエリアの騒音はすごかった。。。










世界各国の音楽、楽器のグループもいます。











ダンス、音楽と陽気で賑やかなエリアをぬけると、一転してのどかで地味~な趣味のグループのスタンドを発見。


たとえば、ミニチュア鉄道コレクション!



文化的な活動の例をあげると、こちらのオキシタン・サークル。

モンペリエからスペイン国境一帯は、かつてオキシタンと呼ばれる土地でした。オック語と呼ばれる言葉を話、その土地の風土色豊かな文化でも知られていますが、そのオキシタンの文化を絶やさないように活動するグループです。



近くでは生け花のサークルがいました。



スポーツ団体の数もすごかった。



Pが「これleonardoにいいじゃない?」と言って指差したのはこちら。


トランポリン!

ぼよ~ん!びよ~ん!って気持ちよさそうですね。

そういえば、うちの母親がやりたいといつか言っていたような。。。空飛ぶうちの母さん(笑)

ちびっこのカヌー教室も体験レッスンをしていました。



このごろ私は何か日本のスポーツがしたいと思っているので、そちらのほうにいってみると、、、。


いましたいました。まずは剣道グループを発見。







つづいて合気道。









柔道、空手など一連の武術武道のスポーツをフランス語ではArts Martiaux (アールマルシオ)と言いますが、その人気はすごいものです。オリンピックでもよく柔道なんかで日本人選手がフランス人選手に苦しめられたりしてますが、柔道も空手も、日本よりもフランスでのほうが愛好家は多いと聞きました。柔術、合気道、さらには弓道、剣道だってもちろん、しまいには私がしらない武道まで。







棒禅道って知ってますか?







やっぱりいつの時代も、日本のサムライにあこがれる人々は多く、しまいにはなぜか鎧を展示するスタンドも発見。






そういえば、日本語か日本文化のアソシエーションもあるはず、と思って探してみるとありました、ありました。「とらのまき」というグループ。しかも、近寄ってみたら私も3年ほどまえに出会ったMさんが主宰者で、スタンドをきりもりしてました。

モンペリエ在住日本人の中でも大ベテランの一人であるMさん。こうして話すのはほんと3年ぶりで、思いがけない久しぶりの再会でしたが、元気そうでなりより。武道だけでなく、テレビゲームはあるは、今はマンガの大ブームですからね。フランスの若者も日本文化にはくびったけです。Mさんは今は日本語の先生として忙しくしていると言ってました。マンガが好きな若者は、日本語に興味をもって勉強しはじめることが多いですからね。

「とらのまき」のスタンドをパチリ。




そんなこんなで歩き疲れました。

それにしても、予想をはるかに上回る人出でしたね~。日本の大人の習い事事情はよく知りませんが、こうしてあらゆるジャンルの活動団体が一堂にそろうというのもいいもんだなと思いました。まるで日本だと大学祭って感じのノリでした。何か好きなこと、のめりこめることがあるのはいいことです。私はなにをみつけるかな?

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