この日曜日、お客様のお迎えのために久しぶりに駅に行きました。
そこでみた「ぷぷぷ」な光景。
まず、私がお目当ての電車が到着するホームに行くと、ペルピニャン方面への電車を待つ人があふれていました。みんなまんべんなくホーム上にちらばって、乗り込みスタンバイOKといった感じです。
が、いざ電車が来ると、電車は待ってる人たちおかまいなく、す~っと涼しげに前を通り過ぎ、だいぶ先まで行ってやっと停車したのです。そのため、ホーム上で軽く50メートルくらいに渡ってこの電車を待っていた人たちはいっせいにぞろぞろと50メートル移動しないといけなくなるわけです。みんなかなり多くの荷物をもっているのに、まるで電車をおいかけるかのようにぞろぞろと移動する姿を見て、思わず私はぷぷぷと笑っちゃいました。だってこの光景は日本ではみないものですから。
日本ではまず、電車を待つ人たちがきちんと整理整頓されて列を作っていますよね。そして電車がきちんとその列の前にドアがくるようにぴったり止まるもの。次の電車を待つ人の列は別にあったりして、とにかく、人は多いとはいってもきちんと整然とならんでいるのが日本の駅での人々の姿。
それがこちらフランスではだら~っとホーム一面にちらばり、早くから待ってる人、来たばかりの人の順序なんておかまいなく、それぞれが「ここら辺にドアが来たらいいなあ~。」と、単に予想と期待をして待っている。そして挙句の果てが、ドアが目の前にこないどころか、車両3つ分くらい完全にずれて電車が止まるというこの光景。そしてみんなが「え~!」とかぶ~ぶ~言いながらぞろぞろと電車を追っかける姿は本当にまぬけでのんきでおもしろいのです。
そして駅でのおかしな光景は続く。
パリからのTGVが着き、大きな荷物を持った人たちが降りてきました。ホームには2階を通って出口に向かうための階段と、地下を通って出口に向かう階段の2種類と、エスカレーターがあります。それをみたらもちろんみんなエスカレーターに向かいますよね。しかしこのエスカレーターは、人々の思いなどお構いなしに機能せず。これと言って特別に「故障中」だとかお詫びの言葉もなく、当然のように、単に止まっているのです。それを見て、またみんなが「え~!」とかぶ~ぶ~言いながら、重たい荷物を抱えながら止まっているエスカレーターを歩いて上っていくのです。本当に役にたたない設備。
そして2階経由で出口に向かう人が、エントランスに降りるためのエスカレーターに着いたところでとどめの一発。ここでもまたエスカレーターが動いてないのです。
もうこうなるとみんな無言というか、「。。。」と頭の中で思っているのが目に見えるようで、これまた私はぷぷぷと笑ってしまいました。フランス人も怒るというよりはあきらかにあきれている感じ。
こんな感じで、日々のちょっとした一コマが、日本とフランスの違いをよくあらわしていますよね。
何事もきっちりかっちりと整理された国:日本
何事も適当でその日任せ気分任せの国:フランス
完璧な人はいないように、完璧な国なんて存在しないけど、みなさんにはどちらが肌にあうかな?
0 件のコメント:
コメントを投稿