2008年11月30日日曜日

フリーマーケット

11月最後の日曜日は久しぶりの本当の休日でした。

天気もよく、お誘いを受けてアート職人さんたちのフリーマーケットに行ってきました。

場所はモンペリエの中心地の歴史的な古い建物の中。

フランス語ではHôtel particulierと呼ばれる、17世紀~18世紀ごろの個人の邸宅です。フランスでは国も各都市も、歴史建造物の保存には力を入れていて、モンペリエでも個人所有にしろ市の所有にしろ、きちんと保存、管理がされています。観光案内所のガイドつきだったりして一般公開されているところなどもあるのですが、普段なかなか機会がなくて、私がHotel particulier の中に入ったことはありませんでした。

フリーマーケットに来たのですが、まずは建物自体が私の目をひきました。




きれいでしょう?

フリーマーケットでは、アクセサリー、手編みのセーター、デコレーション、いろいろありましたが、驚いたのは日本人の方が3、4人いたこと。トゥールーズの方から来たという人、ピレネー山脈の方から来たという人、みんなそれぞれがんばってるんだなーと感じました。

なかでも私が気に入ったのは、着物生地を使った小物。最近、着物生地を利用することに興味をもっていたんです。日本に帰国するたびに、フランス人の友人へのおみやげとしてこういうものを京都で買ってましたが、日本に探しに行かなくてもこうやってモンペリエで出会えちゃうとうれしくなっちゃいました。これはフランス人にもうけると思います。




手作りですが、やっぱり日本人らしく「丁寧」な仕上がり。





で、何か買うつもりなんて全然なかったのですが、ついつい買っちゃいました。マフラーと小さなおさいふです。

手作りだしもちろん安くはないけれど、日本まで飛行機に乗って買いに行くことを考えると妙に安く感じてしまったのでした。一緒に行ったAさんは編み物縫物、手芸ならなんでもできてしまう人だから、「これなら自分で作ろう」と考える人だけど、その隣でまるでフランス人のように喜んでほいほいと買ってしまった私でした。しっかり値段のおまけを頼んじゃいましたが(笑)

お名前は聞かなかったけれど、彼女も「日本人が買ってくれるなんてうれしい~」と言ってくれました。

サイトがあるそうなので皆さんも www.tengoku.fr をのぞいてください。まあ、日本にいたらめずらしく感じないものであるけど、異国での日本アピールにはいいですよね。 

意外なところで「日本」に出会いました。

2008年11月27日木曜日

一年前の大冒険

先週、フランスはストのシーズン真っただ中でした。。。エールフランスから始まって、SNCF(鉄道)、教員、郵便局員などなど、あっちもこっちもストばかり。ストに関する議論はまた今度にするとして、11月のストシーズンと言えば思い出すのが去年の今頃。

去年の秋、前に話題にも出したけれど、おそろしく修理費のかさむ古い車から他の車に変えようと決心したときのことです。フランスでは普及率の悪いオートマ車を見つけたかったことから、自分でも予定していなかった大冒険をすることになったのでした。

日本でだってしたことないのに、ここフランスで自分で古い車を売って中古車を見つけること自体が大冒険でしたが、とりあえず自分としてはモンペリエで車を探すつもりでした。でも、できるだけ新しくてキロ数も少なくて、さらにオートマ車で、という条件がとても難しいということがわかってきて、「これは新車を覚悟しないとだめか?」と問い始めたとき、友人が「他の街でも、車の条件がいいのがあるのなら、車をとりに行って帰ってくる価値はあるよ。」とアドバイスしてきたのです。最初は、「え~!!電車で遠くの町まで車を探しに行くなんてありえないし!!」とか即却下してたのですが、それで予算の節約になるのなら、、、と考えを改めたのです。

そこで、もっぱらインターネットで車探しをしていた私は、検索条件のエリアを拡大してみたのです。それも半端じゃなく、TGVで3時間半のパリまでOKにしてみました。

そしたら、ちらほらと良さげな物件がいくつかと出てくるではないですか。とくにパリ周辺にはかなりの数の物件がありました。オートマ車ならやっぱり日本車の方が信用できるだろうと決め込み、トヨタ、ニッサン、ホンダなどなど、一連の日本車メーカーのコンパクトカーを次から次へと検索して、数件まで候補をしぼりこみました。

見てみるとやっぱり年数とキロ数と値段って、みんなそれぞれいろいろあるもんです。

で、検討に検討を重ねた結果、私が選んだのはニッサンの新型マーチ。フランスではMICRA(ミクラ)と呼ばれています。1年もので、走行キロ数もたったの5000キロ。その車がある場所はというとマコン。MACONとは、リヨンとパリの間の街です。ブルゴーニュ地方で、ワインの産地として有名ですね。
モンペリエからは400キロほどあります。

幸い、日産のディーラーが取り扱っていたので、連絡はとりやすかったし信用度も高いと判断して、買うことに決定しました。写真をメールで送ってくれたし、前の持ち主のこととかも説明してくれたし、ハンドルに傷があるという欠点も話してくれたし。試乗もすることなく決定です!私がモンペリエからとりに行くといったら、駅まで迎えにきてくれると言ってくれて親切でした。

そんなわけで、決めるまでかなり迷いましたが、決めたらあとは早かった。

TGVのチケットをとり、「11月22日にとりに行きますから、車のチェック万全にお願いしますよ!」と宣言したのでした。

それが当日、運悪くどんぴしゃで重なったのがSNCFのストライキ。。。

このために、ストの時期がきて懐かしく去年のことを思いだしたのです。

こっちとしては、連日オペラjrの本番があるなか、ひとりで車をとりに行くという一大事で買った電車のチケットだというのに、もうがっくりもなにも、腹たっちゃいました。ほんとうにフランスのストだけは納得がいきません。こんな私は日本人。

で、仕事の都合で再度約束をとりなおしたのが11月26日の月曜日でした。私の車を担当してくれてた人はあいにく休みの日なので、代わりに同僚が私の世話をしてくれとのこと。幸いTGVが一日に一本だけ、モンペリエからマコンまで直通一本で行けるんです。二時間半弱の電車の旅。

以前、友達のNちゃんが訪れたこともあるこの街。まさか、自分がこんな形で訪れることになろうとは思ってもいませんでした。

日産の人との約束では、私の電車の到着時刻に迎えに来てくれるということだったけど、電車の中で電話がかかってきて、ちょっと遅れるとのこと。

それならばということで、私はTGVを降りてから地図ももたずにてくてくと町にお散歩にでました。

昔からそうなんですが、私は超男脳の持ち主。つまり、方向感覚がとってもさえていて、まるで頭の中にナビが入ってるかのよう。しかもインターナショナル!だって、モンペリエだってどこだって、行ったことがない土地でも道に迷ったことがないのです。行きたいところに必ず行けるんです。ちょっと得意げ。


だからこの日もまったく迷うことなく街の中心地にたどり着きました。





平日の昼間で、がら~んとした町でしたが、きちんとした清潔な感じの街でした。やっぱりモンペリエとは全然違う。きっとこういうのが一番オーソドックスな伝統的なフランスらしい町と言えるのでしょう。
車購入のお祝いにワインでも買いたかったけど、どの店もお昼休憩でしまってました。。。

無事に日産の人とも会えて、郊外のお店まで車で楽々。コーヒーをいれてくれて、さらにはガソリンを満タンしにわざわざ出かけてくれて、フランスにしてはかなり気持のいいサービスをしてくれました。私が遠くから来たからってのもあったのかな?それに日産なだけに日本人の客は大事でしょう!って関係ない?
支払いを済まし、車の登録手続きのことやら、車両の保証のこととか事務的な説明を受けて、さあ完了。
車は私のものとなったのです。モンペリエ目指して出発です。高速道路の入り口の方角だけ教えてもらって店を後にしました。

なんかこんな大胆な大冒険をしてる自分がおかしくって、一人でくすくすと笑っちゃいましたよ。
だって、他にもこんなことしてる人ってなかなかいないでしょう。
私はもともと車をかなり乗り回す人で、日本ではそれこそかなりの距離を動いてましたが、フランスに来てからはボロイ車がおっかなくて、高速道路にものったことがなかったのです。
それがこの日はいきなり400キロを一人で走るんですからね。

日本の親は娘の大冒険を心配したのか、私の携帯に電話をしてきましたが、運転してる人に電話してくる方がよっぽど危ないって(笑)

フランスの高速道路は道幅もゆったりとしていて、カーブも少なく、これはスピードが楽に出てしまう。景色も穏やかなもので、目の前の視野がずっと開けているからスピードを感じることがないんですね。周囲の車なんて150キロはざらにだしてるものだから、自分が110キロでも遅くゆっくりに感じてしまうんです。
こんな感じ。


こんな感じって、この写真、運転してる私が撮ったので、危ないもなにもないですね(笑)

気持のよい秋晴れの日だったので、ついつい写真を撮ってしまいました。上の風景は、リヨンの北部にあった風力電力の巨大風車です。

この高速道路はパリと南フランスを結ぶもので、フランスで一番の主要道路です。マコンからリヨンへと下り、その先アビニョンのあたりまでずっと一直線。



マルセイユを目指す人もニースに向かう人も、モンペリエの人も、さらにはスペインのバルセロナに向かう人も、みんながこの道路で南下します。

平日だったので大した渋滞もなく、モンペリエまで休憩もせずに一直線。4時間もかからずにモンペリエに無事辿りつけました。


いや~、やればほんとになんでもできちゃうもんですね。
この車をかったおかげで、新車を買うのよりも3000ユーロは節約できたわけだし。もちろん、日本で買うのよりはずっとか高いけど、それは仕方がない。フランスの車市場、中古車市場のなかでは、かなりいいお買い物ができたと思います。うれしいことにラジオもCDも装備。ってあたりまえのことですよね。でも前の古い車にはついてなかったんです、というか取り外されていたんです。。。あたりまえのことをありがたく感じるのは新鮮でいいことですね。
無事に帰れたし、新しい車の乗り心地もよく、大満足の大冒険でした。

翌日、アパートの駐車場の私の定位置にきちんとおさまったミクラちゃんをパチリと記念撮影しました。



これが私の新しい愛車です。

祝一周年。

2008年11月26日水曜日

整理

この秋、とくにこの11月、忙しすぎます。ブログを書く時間がないんです。連日仕事で、休みの日が十分になくて、時間と気分に余裕がないんです。。。
といっても、日本には文字通り一日中、毎日ハードに働いてる人はたくさんいるわけで、私の労働時間はそんなにすごいものではありません。でもこのところ身体的にも頭脳的にも疲れる仕事がつづいています。例えば、知らない楽譜の、しかも大事なところでの「初見演奏」がたて続き、私の脳は沸騰中。先週なんて、ベルグの歌曲を初見のぶっつけ本番で、ある歌手のオーディションで弾く羽目になりました。うまくいったいかなかったは別として、「疲れた。」の一言。
こんなことの連続で疲れてるうえに、思い当たることも一つ。この6年間、かなりぶっ飛ばして大冒険を続けてきましたが、ここにきて疲れがきてるんだろうな~ということ。物質的にも気分的にも整理をするべき時期にきてるのは確か。
どうなることやらね。

2008年11月19日水曜日

美容師さん 登場!

パリの日本人の間ではあたりまえな日本人美容師さん。ヘアスタイリストさんとも呼ばれる彼らは、パリの日本人にはかかせない人たちです。
なぜなら、日本人の髪質は独特で、繊細で、フランスの美容師たちは十分な配慮やケアをせずにバッサリ切っていくため、フランスの美容院に行ってから後悔した日本人は後をたたないのです。でも、ここ2,3年で、どんどん日本人人口が増えていってるモンペリエには、今まで日本人の美容師さんはいませんでした。

しかし!

人伝えに口コミは広がり、なんと日本で10年間バリバリ働いていた美容師さんがいるとの情報をゲット。

もともとくりくりの天然パーマで、何度かかけたパーマのなごりもあって、ウェーブの残る私の髪。もともと美容やメイクにずぼらな性格に加え(誰の影響だ!?○○のせいだ!)、悪評つきないフランスでの美容院にいくのがめんどうくさかったことと、9月の脂肪腫さわぎで、髪の毛はうしろでくくってしまってた方がよかった、などなどの理由が重なって長いことほったらかしになっていた私の髪。美容院に行ったのは2005年のことだったかしら?日本人女性としてありえませんね!(笑)実は私、昔から自分で髪を切っちゃうことがよくあるんです。それでもここ2年、自分で切ることすらなかったような記憶が。。。そのため、私の人生で最長記録到達となる長さになっていました。


単にほったらかしだというだけでなく、フランスで生活していると髪が傷むこと傷むこと。これは経験してみてびっくりです。まず、カラーリングをしたわけじゃないのに、茶髪になるわなるわ、自分の毛の色とは思えない色になっていました。そして枝毛だのどうだのどころじゃなくて、もうパッサパサ。こればっかりは、さすがの私も質のいいシャンプーとリンスを探すざるをえない状態でした。これはなんとかせねば。。。

そのため、「日本人美容師さんがいる」との情報を得たとき、これは電話するしかないでしょう!と即決。

先週の金曜日に予約をとり、日本人のお友達Aさんと一緒に行ってきました。場所は美容師さんのお部屋。

美容師のTさんは、今年の4月にモンペリエに来たばかりだそうですが、腕がいいと口コミの力はすごい。今や学業との両立が難しくなっちゃうくらいにひっぱりだこだそうです。

私にとってはフランスに来て初めての美容師さんなので、ついついはしゃいで写真を撮らせてもらいました。



このハサミセットをみると、プロだ!て思わされますね。ってあたりまえだけど。。。

私の髪の毛を見たTさんの反応 : 「言ったら失礼ですけど、すっごい傷んでますね~。。。。」でした。やっぱり日本ではなかなか見られない傷み方なんでしょうね。水の質の問題はもちろんですが、プロに言わせると、太陽の光の強さも相当なダメージを与えるそうです。やっぱりケアはしてあげないとだめですね。自分の髪といっておろそかにせず、自分の髪だからこそケアをしてあげようということを習った私でした。

日本人の美容師さんに出張ヘアカットをしてもらうとかって、パリに住む日本人にとってはごくごく普通のことなんでしょうね。まあそれを言ったら、ここ最近、モンペリエの日本人人口は増える一方。こうして日本人の美容師さんもみんなが待ち望んでたところ、ほんと「待望の美容師さん登場」って感じかな。

切ってもらって新しい髪形も、周囲の人になかなかの好評。
よかった~。

2008年11月16日日曜日

久しぶりのセート Sète

このところ仕事のラッシュのため、13日間ノンストップ労働をしていました。
さすがに疲れ、集中力はないし、こんなことでは何もいいこともないと悟りだしたので、これからいろいろと身辺整理をすることになりそうです。と言ってもなにも悪事を犯したわけじゃあないのだけどね。まあそのことは追って話すとして、まずはちょっとご無沙汰してしまったので近況報告を。

先週の火曜日11月11日は第一次世界大戦の終戦記念日でフランスでは休日でした。週末と祝日の間の月曜日を自主的に休みにしてプチバカンスをとる人も多い中、私は月曜火曜と隣町のセート Sèteにお仕事に行ってきました。

セートとは、モンペリエから西に35キロほどいった港町。

9月にもブログでお伝えした女性コーラスグループ「エリヤードゥ」の練習に、伴奏ピアニストとしてスケット参加してきたんです。
今回の練習場所は、彼らが2月に本番を行うセートの劇場 théâtre テアトル。フランスでは、ある程度の規模の街には、どこにでもオペラ座かテアトルと呼ばれる劇場があるわけですが、ここセートの劇場はミニオペラ座といった感じ。




実際、モンペリエのオペラ座の縮小版として設計されたそうで、中に入ってみたら納得。


なんだか見覚えのあるかわいい劇場。
モンペリエのオペラ座がパリのオペラ座の縮小版と言われ、セートの劇場はモンペリエのミニバーション。セートの劇場は本当にこじんまりとしていてかわいらしい。
天井画も絵がかれた絵こそ違うけれど、モンペリエと同じ水色。


シャンデリアもなんだかスズランの花のようでかわいい。

この劇場では、現在も毎年のシーズンのプログラムが組まれて、オペラや演劇やバレエなどの公演が行われています。


それにしても、二日ともそれぞれ7時間半の練習をしたので疲れました~。

2008年11月5日水曜日

危険な道路

「劣悪」という言葉を使ったことはありませんが、このところ「劣悪」という表現以外、あてはまらないと思ってしまうものがあります。

それはフランスの道路。
アスファルト舗装された普通の道路。
それがとっても危険なんです。

なぜかというと、フランスでは乱暴で計画性があまりないような道路工事をよくみますが、そのたびに、アスファルト舗装はつぎはぎのように部分、部分でやりなおされるだけ。で、そのつぎはぎの質の悪いこと、悪いこと。
アスファルトの質が悪いのか何かしりませんが、つぎはぎをされた部分のアスファルトは、車がその上を通ることによって痛み、削れはじめ、しまいにはそのつぎはぎ部分がとれてしまったかのように、穴があくのです。
よく見ると、マンホールの周囲だけ後からやりなおされた部分ということがよくありますが、そこがきれいにえぐれてたりするんです。
そのため、車で普通に走っていて突然「ボコッ!!」とか、「ガッターン!!」とかいうすさまじい衝撃をうけることになるのです。四駆自動車に乗ってるのならまだしも、私は日産の新型マーチ(フランスではミクラMICRAという名前)を運転していて、タイヤだって小さなかわいいサイズ。前乗っていた古いけど立派なセダンだったシトローエンのグザンチアのときに、不運にも2度のタイヤパンクを経験したために、すごい衝撃を受けるために、タイヤがパンクしてしまわないか気が気でないんです。
だって、道に穴があいてるのを想像してください。突然15センチとかの段差があるのを想像してください。普通に60キロ、70キロで走っているときには、かなりひやっとさせられるものです。

フランスでみる道路工事には、なんだか怪しんじゃうことがいっぱい。

その1: すごい渋滞がおころうがおかまいなし。交通量が減る長いバカンスがあるにもかかわらず、普段の平日の通勤ラッシュの時間などに突然道路を一本閉鎖したりして工事を始める。日本でよくみる夜間工事などもめったとない。きっと工事をする人にとって、バカンスはバカンス。夜は夜。という理由で働かないんでしょうけど、日本人としては、工事のせいでおこるラッシュをみるために、「このラッシュは生じさせないですむ方法がたくさんあるのに、、、」とためいきをついてしまいます。

その2: 工事の期間がやたらと長い。大した距離も面積もないのに、工事はだらだらと続く。しかも工事の案内板に表示された予定期間を過ぎても工事しているってことはしょっちゅう。日本人としては、「こんな工事、しっかり計画立ててきっちりやれば一晩ですむやろ~!」と叫びたくなります。

その3: アスファルトのつぎはぎの質の悪いこと、悪いこと。さっきもいいましたが、新旧のアスファルトの境界線がきっちりときれいにされていなくて、すぐに欠け始めるのです。それに段差があったって気にしない。私が住むアパートの前の通りは、水道管か下水管のために何度も工事が繰り返されたんですが、2年前はほんとうにひどい状態でした。500メートル走行するのに、「ここは障害物競争のコースか!?」と聞きたくなるくらいのデッコボコ道路。日本人としては、「道路をまっすぐにするくらいの配慮はしようよ、、、。」とつぶやいてしまいます。

そんなかんじで、変なところを挙げはじめたらキリがないくらいに、「劣悪」なんです。

ただでさえ乱暴な運転の人も多いのに、道路まで危険だったら危ないのなんの。

まあ、フランスの悪いところに目がいってしまった今日の記事ですが、フォローするために、道路を走っていて日本よりもいいと思うところを一点。
日本の高速道路でよくいる「煽り屋」。すごいスピードで後ろからせまってきて、しかもぴったりくっついて「無言のおどし」みたいな悪質で危険なことをする人がいますよね。幸い、あのタイプはフランスにはいません。フランスではみんな飛ばし屋ですが、前の車が遅いとクラクションをならします。もちろん、あのクラクションだって私が大嫌いですが、ぴったりと前の車にくっつく行為のほうが、ずっとか危険でしかもすごく陰湿に感じます。フランス人だとクラクションをならしながら、さっさと車線を変えて抜き去っていきます。
飛ばし屋フランス人の国でも、ここ2年間でスピード違反の監視レーダーが急ピッチで設置されました。交通事故死亡者を減らすためのキャンペーンが積極的に行われていて、このところ死亡者の増加を防げている様子です。
これはとてもいいことだから、後は少しでも道路の質にも目を向けてほしいものだなと思います。

ただ、日本の税金の使われ方の中で、「公共工事」の占める割合が大きいとしたら、世間が「無駄遣い」と思えるような工事をあちこちでしてると同時に、お金をかけて質のいい工事をしているのかもしれませんね。だって、日本の道路はとってもきれいで、交通標識やガードレールとか、とてもきれいにきっちりと設備されていますから。フランスは道路工事にお金をそそいでないってことなんでしょうね。やっぱり国によっていろいろと違いが見えてきます。いいところと悪いところ。

2008年11月3日月曜日

TOKYO!

このところ各地で雨が続いていましたが、今週末にはモンペリエのあるエロー県でもOrage(嵐)の警報がでるほどで、本格的な荒れ模様。フランス内陸部でも雨は激しく降ったようで、一夜あけるとロワール河が氾濫して、あたり一面水につかる大災害をもたらし、南フランス東部にあるモナコ公国周辺では、嵐のために電気がストップしてしまって街がマヒするなど、大混乱の週明けとなりました。

さて、その嵐のすごい風が吹く中、私は久しぶりに仕事のない日曜日を味わうために、友達と映画にでかけました。最近DVD鑑賞が増えていたので、映画館に足を運ぶのはほんとに久しぶり。おめあては、フランスでは数週間前から上映されていた「TOKYO!」。だいぶまえに友達に見に行かないかと誘われ、私が休みになるのを待ってもらっていたのでした。

私はいつも「外国人が日本をどうとらえているのか」を知ることに興味があるんです。

周りの人の間でも、マスコミの間でも、なかなかいい評判のこの映画。タイトルのしめす通り、東京を舞台にして、ミシェル・ゴンドリー(フランス生まれのニューヨーク育ち)、レオス・カラックス(パリ在住)、ポン・ジュノ(ソウル在住)という3人の新鋭映画監督が、それぞれ短編映画を作ったオムニバス映画です。日本でも上映されているので、見に行った人もいるのでは?

この映画を見に行った方、どうでしたか?

私の感想は、、、、。ミシェル・ゴンドリーの映画はオリジナルでハート・ウォーミングでよかったし、ポン・ジュノの映画もいいアイディアでよく練られた映画だと思ったけれど、問題は2番目のカラックスの映画。感想も何も、「はあ?」としか言えませんでした。別に映画の評論をしたいわけじゃないので、いろいろ言うのはやめておきますが、いろんな意味でがっくりでした。時間とか費用とかいろんな意味で無駄遣いなんじゃ、、、。

この3人の映画監督、それぞれみんな日本で生活したことなどなくて、それぞれのもつ情報やイメージをもとに作った映画。それぞれが東京という街に抱くイメージ、東京という街から得る印象、あこがれ、批判、それは人それぞれですが、ゴンドリーとジュノの映画に関しては、日本という国、東京という街について勉強、リサーチをしたうえで作られた感じがするのに対し、カラックスの映画は、ステレオタイプというにもほどがあるくらい、めちゃくちゃな日本像だけで、しかも冗談にしても質が悪すぎて「喧嘩うってんの?」と思いました。ああいう冗談を前に、「このジョークがわからないやつは、、、」とか言う人もきっといるんでしょうけど、私は映画監督というそれなりに影響力のある人が、ああいう適当な情報を発信するのはすごく危険だと思いました。だって、日本をよく知らない外国人の人が見たら、何が冗談で、何がでたらめで、何が本当かわからないのですから、もちろん、「ああ、東京はこんな町か」、「ああ、日本はこんな国か」と思ってしまいかねないのです。

外国人が映画などで日本をテーマに取り上げるのを見る度に不思議に思うのは、こんなに情報量が豊富な現代で、リサーチしようと思えばどれだけでも、徹底的にできるだろうに、日本の文化考証とか時代考証とかがちゃんとできてないのはなんでなんだろうということ。ハリウッド映画とかでも、「それ、日本の服装じゃないし」とか、「それ、他の国と間違えてませんか?」というのがよくありませんか?

改めて、日本という国はまだまだ理解されていないんだろうなと思いました。

経済大国、超ハイテクの国というイメージとともに、「日本」という国名はもちろん世界中に知られているけれど、実際の日本をそれなりに正確に理解している外国の人というのはすごく少ないと思います。親日家の人や、日本にあこがれる人などはどんどん増えているけれど、実際に日本に数年暮らした人なんて、まだまだ限られているわけで、遠い国からの憧れやイメージだけで「日本」という国ができちゃっているような気がします。だって、フランス人が日本と聞いて連想するもの=スシ、ゲイシャ、サムライ、ハラキリ、ニンテンドー、トヨタ、ホンダ、なんてもの。

いいところも、悪いところもひっくるめた本当の日本の姿を知ってもらいたいな~、そんなことになにかで貢献できたらな~と思いました。

2008年11月1日土曜日

土鍋

あっというまで11月。

数週間前には「暖かい~」とお伝えしたモンペリエですが、今や冬まっただ中状態。。。
この地方、秋には雨が多いのですが、今年もやってきてしまった連日の雨模様。なんか日本の梅雨みたいです。そして、火曜日から突然気温が下がってしまい、日中もひとケタだったりして寒い寒い。
私はもともと寒がりだし、すっかりモンペリエの気候に慣れてしまっているから、この寒さがつらいです。水曜日の午後、音楽学校で数時間寒い中レッスンしたがために、すっかり体調を崩してしまいました。なんせ、がたがた震えながらレッスンしてたもんなー。

で、こんなことではいかんいかんと思って、体を温めるべく工夫をし始めました。

で、寒い冬と言えば、日本のお鍋です。

ここ連日、野菜具だくさんのスープとかばかりしてましたが、やっぱりお鍋にかなうものはありません。そしてお鍋をするからには土鍋が必要です!
というか、実は毎年、普通のお鍋でなんちゃって鍋料理はしてたんですが、やっぱり土鍋がないと不完全です。そこへ、今年になってから行くようになった、モンペリエ郊外にあるアジア食材の店でなんちゃって土鍋を見つけてしまい、気になってたんです。物を増やしてはだめだといつも言い聞かせつつ、値段との相談もしつつ、ここまで買わずに来てた私ですが、今回の寒さで決断。

なんちゃって土鍋、ご購入です~。





一人暮らしのくせに、これまたファミリーサイズですね(笑)。これで14.70ユーロ。もう一回り大きいのだってあったんですよ。でも場どるしこれにしました。

これまで毎年、冬になるとフランス人に日本のお鍋料理について語ってきた私ですが、この土鍋があれば雰囲気も抜群。これで実際に「お鍋体験」をさせてあげれます。
ただ、フランス人て熱いものを食べる習慣がなくて、みんな猫舌だからどうかな。。。

あと、今になって気がついた問題はやっぱりコンロ。うちはガスコンロではないのです。そもそも土鍋に電気コンロって大丈夫なのか?と心配になるし、火力が不十分ですから、こんどは卓上ガスコンロを買うか?!
やっぱり私の荷物は増えるばかり。