私にとっては、この夏のバカンスの音楽三昧シリーズ、最終回。
27日の日曜日と28日の月曜日の二日公演だったのですが、私たちが行ったのは28日月曜日の夜20時。そう、この日は午後にビーチに行ったりしてきて、ご飯も早めに食べて、そして夜のおでかけがまってたのです。
何がうれしかったって、実は招待席をゲットできたのでした。今回、ラジオフランスのフェスティバルでちょっぴり働いたものだから、チケットを買うつもりでいながらも、だめもとで「ちょっぴり割引値段で買わしてもらえないですか~?」と聞いてみたのです。そしたら!私に招待席をくれるというではないですか!タダとは期待していなかった私にはこれはすごい。なので、「友達と行きたいので、隣り合わせで一席買いたいんですけど。」と言ってみた。そしたらなんと友達の分もプレゼントしてくれるという。こういうとき、「わ~、ほんとですか?ありがとう!」と、めちゃ大喜びの私に、さりげにウィンクしてくれる人々。このフレンドリーさはいいですね。
で、時間ぎりぎりになりながらもコメディにたどり着いた私たちを待っていたのは、これまた特等席!!2階バルコン正面のボックス席。こんないい席で見るのは初めてです。しかも周囲のバルコン席には関係者やえらいさんが並んでいるのをみたら、こんなところになんちゃって日本人が二人座らせてもらってすいませんねぇって感じでした。
オペラコメディはかわいいよ~、きれいだよ~とMさんに前宣伝をしておいたけれど、実物を見たらやっぱりMさんもおおはしゃぎ。写真とりまくりです。
開演前は時間がなかったので、休憩中にロビーを一周。
夏の間はモンペリエの町のいたるところが青で統一されたライトアップが目立ちますが、オペラ座もその青で正面ファサードがライトアップされてます。
私はMさんをモデルに写真を撮りまくりますが、ちょっと「世界○○発見!」のレポーターを意識してパチリ。
小さいけど、ほんとにかわいいオペラ座なのですよ。
さて、オペラの方はどうであったかというと、正真正銘のバロックオペラなわけで、実のところ私の好みではありません。でもメインの女性歌手3人はとてもよかったし、指揮者もバロックのオーケストラもとても質がよかったと思います。ペルゴレージが21歳のときに書いた作品で、世界初演ということで、イタリアのペルゴレージ財団が直々に協力して公演は準備されました。
さて、話題はやっぱりスカルピタの演出。
さて、話題はやっぱりスカルピタの演出。
毎回この人の舞台を見ると、独創的でファンタジーに富んでて、よくこんなアイディアが浮かんで、舞台で生ですることができるよなーと驚くんですが、サリュスティアも例にもれずとてもきれいでした。
観客がみな驚いたのは舞台の上で、実際に水をふんだんに使ったしかけでした。オペラのオープニング場面でもなんとなく「あれ?水を使ってる?」と思ったのですが、休憩後の幕開けでみんな驚かされました。古代ローマの公衆浴場をイメージさせるために、舞台奥の全面で、シャワーのような水がいっせいに降っていたのです。しかもすごい水の量。小さなオペラ座で、しかも古いオペラ座の舞台で、よくもこんな量の水を使用する許可がでたなあと思いますが、その前に、よくそれを思い切ってする発想を得たなあと驚かされました。この一連の水の効果は、「Aquatic Show International」という水を使ったショーのプロが担当したそうで、一見シンプルに見えるこの舞台も、実はやっぱり大がかりの舞台でしたね。
スカルピタの演出でいつも思うのは、「すごくきれいで独創的!なのに、なぜか余分なシーンがある。。。」なんですが、実はこれまた例にもれず、サリュスティアでもありました。まあ、日本では上演されませんね。。。
このオペラには10人のダンサーが出演してたんですが、その中に日本人女性が一人いました。私の知り合いの日本人研究者の同居人だそうで、前もって噂にきいていたので、ちょっぴり注意して見てました。こういうところに日本人が混ざって出演しているなんて、応援したくなるしうれしくなっちゃいますね。一方、つい最近までしらなかったんですが、オペラjrのGroupe Vocalのメンバーの一人も、ダンサーで出演していたというのです。彼女のお母さんはプロのダンサーなのは知ってましたが、彼女自身がこんな大きな舞台にダンサーとして出演してたなんて、思ってもいませんでした。彼女はまだ18歳で若いのに、舞台上の存在感がすごい子なんです。しかも人をひきつける歌声までもってるんです。そのことを知ったスカルピタが彼女にめろめろになって、来年予定されていたオペラjrとスカルピタの共演計画で、「主役は彼女だ!」と言い出したそうです。それはいいんですが、問題は、つい最近まで別の子が「主役は君だ!」と言われていたんですね。大演出家はこんな感じだろうけど、オペラjrはまだプロじゃない子供や若者。ちゃんと後々のことまでフォローとってくださいよ、って感じですね。
しかもこの共演計画、いろいろと話が飛び交っています。もう来シーズンのプログラムでも大々的に発表、宣伝されているだけに、本当に実現するのかどうか。。。また近々お伝えすることになるでしょう。
さて、オペラを満喫したあと、Mさん滞在最後の夜ですから、ちょっぴりコメディ広場のカフェでゆっくりすることにしました。
さて、オペラを満喫したあと、Mさん滞在最後の夜ですから、ちょっぴりコメディ広場のカフェでゆっくりすることにしました。
そしたら広場では、この夏毎晩のようにたくさんの客を集めているストリートダンサーの集団が、拍手喝采をあびていました。

時間はもう0時だというのに、まだまだたくさんの人。これでこそ夏の夜。せっかくだから、ゆっくりと夜の街を案内しながら散歩したかったのに、雷が響いてきて雨が降る気配。二人ともオペラ鑑賞のために、ちょっぴりおめかしして来てただけに、ずぶぬれにはなりたくなかったので、ほとんど小走りで、はずせないスポットだけ案内しました。

モンペリエの旧市街地は、小さいけれど石畳の路地がたくさんあって、夜になるとオレンジ色の照明と壁や地面の石がマッチして、とてもきれいなんですよ。
ゆっくり回れなかったのが残念だから、Mさんには「ぜひ次回に!」ということにしました。
時間はもう0時だというのに、まだまだたくさんの人。これでこそ夏の夜。せっかくだから、ゆっくりと夜の街を案内しながら散歩したかったのに、雷が響いてきて雨が降る気配。二人ともオペラ鑑賞のために、ちょっぴりおめかしして来てただけに、ずぶぬれにはなりたくなかったので、ほとんど小走りで、はずせないスポットだけ案内しました。
モンペリエの旧市街地は、小さいけれど石畳の路地がたくさんあって、夜になるとオレンジ色の照明と壁や地面の石がマッチして、とてもきれいなんですよ。
ゆっくり回れなかったのが残念だから、Mさんには「ぜひ次回に!」ということにしました。
5泊6日だけど、実際は中日の4日だけの滞在。とっても短かったけど楽しかった。また来てね。
私がバカンス中のお客さん、歓迎です!
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