自分が思ってたよりも車の修理のことが気になってたみたいで、昨夜はよく眠れなかった!
しかも昨日どこかで風邪のウィルスをひろってしまったみたいで、昨日午後からのどがすごく痛くなって、一晩明けたらすっかり風邪モード。仕事に行くまでゆっくり休んでいたかったけれど、「今日は何が何でも一時もはやく車の整備士に見せないと。」と言い聞かせて、行きつけのおじさんのところに行きました。この彼は整備士?修理工?フランスでは単純にgaragisteというけれど、ガソリンスタンド経営と同時に修理整備をあつかってる人です。友人の紹介をとおして、私が今住んでいるところに引っ越してきて以来、あの車にまつわるすべてのトラブルを見てもらってきました。
正直言ってあまりにも修理がかさんだ時期は、「このおじさんの前でも私はカモか?」という疑問もあったけれど、オルタネーターがいかれて、おじさんのところに向かう直前の信号で車が止まってしまったときに電話で助けを求めたら、彼はもう日も落ちて雨が降る中、「すぐに行くよ!」と言って迎えにきてくれました。あの時のことを考えるとやっぱり親切ないい人だと思います。
前回に会ったのは12月の車検のときだから少しひさしぶり。それでもおじさんはしっかり私と私の車を覚えてくれててにっこりと出迎えてくれました。「どうしたの?」って。私は前回会ったときに、「この車のことでお世話になるのはこれが最後です!」なんて宣言してただけに、ちょっとバツが悪い。「実はまたこの車なんですけど、、、」と言いつつ、「ようやく買い手がみつかったのだけど、ちょっと気になること二つ発見してしまって。。。」と手短に説明。早速エンジンルームを開いて見せると、一つはあっけなく解決!私たちが昨日、切れかかったチューブと思ったものは、チューブでもパイプでもなくて、あんな形をした電気系統の接触口でした。「じゃあこれは最初からこういう形をしてるのね。あ~よかった。」と胸をなでおろす私。
一方、なにかが漏れているという指摘に関して、「あーこれはサスペンションオイルだけど、まあ、多少は漏れてあたりまえだよ。この程度じゃなんの心配もないよ。」と彼は言います。ただここは私も古い車に慣れていない日本人。買い手の人に対して、「多少は漏れてても当たり前」という説明でいいんだろか。。。と気になったために、ちょっとしつこくおじさんに確認。彼も私が外国人であることわかってるし、私が何を気にしてるのか察してくれて、「この車は、年数とキロ数を考えたらよい状態。新車のようにはありえないんだから、中古としてこの状態で売るのは大丈夫。もしも買い手の人がしつこく言うようだったら、ここにこの車と来たらちゃんと説明するし、手当もするよ。どのみち費用のかさむ大事な修理とかにはならないから。」と言ってくれました。いずれにせよ私が売る前に費用をかける必要はないとおじさんは断言。それを聞いて心強く感じた私は、心晴れやかにお礼を言ってガソリンスタンドを出ました。
買い手カップルとの昨日のやりとりが、最後突然調子が狂ったようになったから、それから彼らが気を変えてないといいな、、、と気になったので、お昼休憩を見計らって早速電話をしました。「今、修理工に見せてきたからあなたがたにも安心してもらおうと思って、、」ただ私のフランス語と、さらに私自身が車のことわかってないから、やっぱり説得力はないよね。それに私自身、あの漏れについてはあまり強気でいられない。。。だからとっさに、「もしこの説明が不十分だと感じるなら、一緒にこの整備士さんのところに行って説明を直接きいてもらったらいいし」と提案しました。そしたら彼も「うん、それがいい」と。「具体的にいつごろどんな修理が必要になる話なのか僕もわかるから」と。それはごもっとも。
私は内心、この修理のことでまた私が支払うのか彼らが支払ってくれるのかめんどうなことになったら嫌だな~と思ってましたが、どうやらそんなこと気にしなくていいみたい。私の心配はよそに、彼らは彼らで県庁や自動車保険のこときちんと問い合わせし始めたようで、木曜日に会う約束は変わらず。お互いに気持ちよくさよならを言って電話を切りました。
車を売るなんてはじめての経験、、、と思ってたけど、実は日本を去る時に、自分の愛車を半分託す感じで友達に買ってもらったことを思い出しました。まあ、そのことを忘れていたわけではなくて、あの時は、自分が新車で買って、2年ほど乗っただけでの売却だったから、車の性能に問題がないことは明らかだったし、自慢の車だったから安心してた。その後A氏がかわいがってくれるであろうこともわかってたし。(ありがとA氏!)つまり、そんなわけで今回のこの状況とは全く違うのです。14年もたった、18万2千キロ以上も走ってる車。。。しかも店とか通さずに、直接個人間での売買。でも、取りかかったらすぐに反応がきて、そして試運転してもらって、お買い上げ予約済みまでぽんぽんと進んだではありませんか。もうここまできたら、最後まで順調にいくことを願うほかありません。そしてなによりも、買ってくれた彼らが、ほどほどの期間、たいした問題もなく、この車でドライブできることをほんとに祈るばかりです。
まあそこまではまだ気が早いか。じゃあ木曜日までつつがなくことが進みますように。
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