2008年8月5日火曜日

Aigues mortes エグモルト

パラバスから東に移動すると、ずっとビーチが続きます。パラバスの次がカルノン Carnon、続いてGrand travers, Petit travers などの野性的な自然のままのビーチがあって、それからグランド・モット Grande Motte という名の知れたビーチが続きます。この街はリゾートビーチとして計画的に開発され、建物はすべて山型ピラミッド型で有名です。ディスコなども集まり、夜な夜な盛り上がっているそうです。
まだまだ車を走らせると、景色は次第に湿地帯に変わってきます。そして目に入ってくるのがこの景色。見えますか?左の奥にある建物。なんだか東京ディズニーランドのアトラクションが遠くから見えてる感じがしませんか?



これがエグモルトの街です。13世紀に港町として建設され、聖ルイ王が十字軍遠征の拠点とした街です。一時の繁栄を誇った街ですが、次第に積もっていく砂のために海岸はどんどん遠ざかり、港として機能しなくなってしまい、セートやマルセイユなどの港にとって代わられました。以前は海がすぐそばで、周囲を水に囲まれていたわけですが、湿地帯となってからは塩の生産に取り組み、今でも塩田、塩の山が見られます。


この街がなぜ有名かというと、1300年に完成したという町の城壁がそのまま残っているからです。「時の流れにも忘れされらたようだ」とよく言いますが、この街を前にすると本当にタイムスリップしたようです。


これが一番大きくて重要なコンスタンス塔。一時期は牢屋として使われました。





城壁をくぐると、そこは観光都市。お土産物屋やレストランがならびます。なんだか伊勢のおかげ横丁みたいかも。



でもエグモルトのすごいところは、やっぱり街並みが13世紀当時のままというところでしょう。

街をぐるっと囲む城壁もご覧の通り、少々痛みながらも当時のまま。




街の中心の広場には、聖ルイ王の銅像があります。彼が十字軍を率いて勇敢にたたかった歴史のヒーロー。今ではお菓子のキャラクターにも使われてて、フランス国民が好きな歴史上人物の一人のようです。




私たちのドライブはまだ続きます。。。

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