2008年8月12日火曜日

アルル Arles

7月27日の日曜日、Mさんの観光案内のため、前日よりもさらに遠出のドライブに出かけました。

まず向ったのはアルル。日本人にはおなじみの街ですね。モンペリエからは東へ80キロくらいのところ。ニースとアビニョンの間に位置します。本当は、前日に訪ねたサント・マリー・ドゥ・ラ・メールからそんなに遠くなかったので続けていきたかったんですが、時間的にタイムアウトになって出直すことにしたのでした。

実は私の愛車で80キロのドライブをするのはこれが初めて。これまで友人や家族をアルルに案内するのには電車で来てましたから。
この日は日曜日なので、メーターパーキングなどが無料で、楽に駐車できました。そしてすぐに目に入ってくるのが、ローマ時代から残る城壁。



アルルは古代ローマ時代の重要都市であったため、闘技場や大浴場跡など、多くの遺跡が残っています。そしてゴッホが数々の絵を描いたことでも知られていますよね。こんなアルルは、日本人にとって南フランスの観光に欠かせない街です。
が、フランス人の友人は私に言いました。「なんでアルルに連れてくの?」
え、そんな質問が来るとは。。。でも、この6年の間で、私もうすうすとですが、日本人のアルル好きは特別だということを感じていました。私なりに考えて、日本人のゴッホ好きなところがカギだと思います。もちろん日本人だけでなく、アメリカ人をはじめとする外国人観光客でアルルを訪れる人は多いけれど、日本人が格別にゴッホファンなような気がします。なんでゴッホの絵は日本でこれほどまでにポピュラーになったんでしょうね。そういえば私も、ゴッホの絵が使われた文房具などをよく使ってました。


街の中に入ってからまず向ったのは闘技場。



修復工事もかなりされているので、白い石の部分はとてもきれい。

でも中に入ってみると、時代を感じずにはいられませんね。



この闘技場では現在も年に数回、行事として闘牛が行われています。



闘技場の中で、昔のまま現存する部分で一番高いのがここ。観光客も上がれます。



そしてここからの景色がすばらしい。
遠くに見えているのはローヌ川。大した騒音もない街の屋根とゆったりと流れるローヌ川を見ていると、日本の大都会のせわしなさがうそみたいです。


この日も強い日差しで、もうのどはカラカラ。二人で街をぷらぷらと散歩しながら次にむかったのがこちらのカフェ。


見覚えある人いますか?

そう、ゴッホがこの絵を描い場所です。
私は数年前、この絵の手帳をスケジュール帳として使ってました。やっぱり私も日本人の例にもれず、ゴッホの絵が好きなんです。色使いがかな。で、今回もこの地を訪れたきっかけに、この絵のマウスパッドを買いました。この6年間、マウスパッドなしでパソコンしてたので、うちにくる友人が「マウスが動か~ん!leonardo、マウスパッドは?」としつこく言っていたし、いい機会です。
カフェもしっかりゴッホの色をキープしていていい感じ。
こちらは私のお気に入りの写真。


しかしこのカフェ、実態はすさまじかった。
何がすさまじいって、いつものことながら、フランス人のウェイトレスの態度の悪さったらうそみたい!しかも前日のドライブでは、カフェでもレストランでもとても感じのいいかわいらしいお兄ちゃんたちにあたっていたから(お兄ちゃんだからか、、、)、気をよくしていた私たちだったけど、このカフェに来て現実を思い出さされました。そう、これがいつものフランス人店員。二コリなんてするどころか、こっちが「ああ、お手数掛けてごめんなさい、、、。ちょっと飲み物がのみたいんですけど。。。」て謝らないとだめなんかい?って思う感じ。あらら~、これだからいっつも思っちゃう。「あんたたち日本に集団研修にいきなさい!」って(笑)こんな態度じゃ速効クビだもんね。

まあ、そうはいいながらも、私はレモネードとアイスクリームを注文してしっかり休憩しました。

その後ゴッホ続き。現在ではゴッホスクエアとして整備されていますが、ゴッホが描いた病院跡地です。



ちょっぴり足早ではあったけれど、まだまだ連れて行きたいところがあったので、アルル観光はこれでおしまい。
さあ、再びドライブです。

0 件のコメント: