午後には電車でベネチアを離れるので、午前中からベネチア滞在を満喫せねばなりません。ホテルも「部屋のチェックアウトはしてもらわないとだめだけど、荷物はおいていってもらって全然かまいません、トイレも自由に使ってください!」というから助かった。
前回ベネチアに来た時は、実はベネチア数時間の滞在で、本島を足早に一周しただけだったんです。だから今回は「周りの島にも行きたい!」と言い張り、Sも水上バス体験と島めぐりに同意してくれました。
私たちがとまったホテルは駅ちかくなので、駅前の水上バス乗り場から出発することに。水上バスにもいろいろ路線があって、各駅から快速まであったけれど、まずは運河をゆっくり楽しむために各駅のサンマルコ広場行きに乗りました。
町中の入り組んでる細い運河と違って、メインの大運河はダイナミック。波もかなり大味で船もかなり揺れます。観光客がほとんどのなか、現地で普通に暮らしている人もいるわけで、彼らにとっては極日常の行動。老人が多くて、車掌さんならぬ船頭さん?(運転するのではなくて、船の停車出発と乗客の乗り降りを担当してる人)とも親しく声をかけあっていました。私たちが乗った船の車掌さんは若いお兄ちゃんで、一見「お、ベネチアのヤンキーか?」とか思えるけど、元気に声を出してお客さんに気配りをする働き者の好青年でした。彼を見ているとディズニーランドのアトラクションのお姉さんお兄さんを思い出しましたが、ここは観光地であると同時に日常の場なんだよなーと感じました。杖をついたおじいさん、車いすに乗って付き添われているおばあさん、教会のシスターさんたち、ここに長年住んでいる人にとったら、普通の町の暮らしのほうが特別に見えるんでしょうね。
前日に私たちがカットフルーツを食べた市場が見えてきました。私たちが通った時はもう夜で閉店してたけど、こうしてみるとかなり賑わってるのがわかりました。
そして運河をカーブすると、次に見えてくるのがリアルト橋。
サンマルコ広場についてから、水上バスの路線図もあまり理解しないまま、次の水上バスに乗り込みました。今度は運河を離れてアドリア海に船出するみたいで、船も豪快にスピードを上げておもしろかった。
島についてちょっぴり問題発生。実は私はベネチアングラスで有名なムラーノ島に行きたいな~と思っていたのですが、ムラーノ島に向かうルートと今自分たちがいる島は、行き来するコースがなく、ほとんど関係ないことが判明。午後の電車の時間が決まっているだけに、時間にも限りがあります。路線図をにらめっこしてても、本数の少ない路線とかあるから注意しないといけない。。。結局通りかかった運転手を捕まえて「ムラーノ島に行きたいんですけど、、、」と助けを求めました。そしたらすんなり「〇番に乗って、〇○で○番に乗り換えて、、、、」とわかりやすくルートを説明してくれました。なんとか行けそうです。
ムラーノ島って、本島の駅から裏側に向かう方向だったんですね。それを観光のためにぐるっと一周してサンマルコ広場にでたものだから、かなりの遠回りをしたわけです。でも水上バスぐるっと鈍行ツアーが楽しかったし、ちゃんと目的地にいけるのなら結果オーライ。
水上バスの乗り換えを続ける中で、やっぱりそろそろ、、、、と思っていた時間が来ました!
そう、もちろんジェラートタイム!
おいしいし、思ってたよりも安くて、ついつい手が出てしまいます。
二人ともペロッと食べて、次の船に乗り込みました(笑)
二人ともペロッと食べて、次の船に乗り込みました(笑)
ベネチアって本当に小さな島がたくさんあるんですね。中には墓地、お墓専用の島とかもあります。お葬式をして、皆で船でこの島に向かうことを想像すると、それもまるで映画のようですが、現地の人にとってはここに行くこと=最後のお別れなんですね。
なんだかテーマパークに迷い込んだみたいでした。
帰りの水上バスの時間に気をつけつつ、ウィンドーショッピング~、お昼~、と短い時間で満喫しました。ウィンド~ショッピング~と思っていたつもりだけど、結局二人ともお買いもの~。そんなこんなで、予定にしてた水上バスめがけてダッシュしましたが、乗り遅れてしまいました。。。
このあとホテルに戻って荷物をとって、駅に向かわないといけないので、それなりに時間は迫る。。。やばい??と思いつつも、私たちがしたのはまたしても。。。
ジェラート!
のんきな二人組ですね(笑)
だっておいしいんだもん。
運良く高速船が次にきたので、それで10分もかからずにサンタルチア駅前に戻れ、走ってホテルに戻り、荷物をひきとって、無事、電車に間に合いました。ふう~。
ああ楽しかった。また来たい!やっぱりベネチアンマジックといえそうな何かがありますね、ここには。
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