電車の中で食べるお昼にといって、Aさんが持たせてくれた特大サンドイッチ。本当にこまめに気を配ってもらってありがとう。
コンパートメントの席でSは爆睡。私は景色を楽しみ、3時間くらいだったかな、ベネチア本島、サンタ・ルチア駅に到着。水の都です!
今回、ホテルはインターネットで探してとったんですが、選んだ基準は「安い、でも荷物があるから駅に近いところ、シャワー・トイレが部屋にあるところ、朝食つき」でした。で、ベネチアで泊まったホテルも、駅から5分もかからないところで、大観光地ベネチアにしては安かったです。しかし、部屋は極小でした。部屋に入って「え?」ってくらいせまかった。けど、クーラーがついてたし、ま、この場所でこの値段だとこんなもんか。ホテルはこんなせまい路地にあって、まるで京都みたい!と思ってしまいました。
一人散歩中の犬と私みてたら、京都かベネチアかわかんないよね?
私たちは夕方にベネチアに到着したわけですが、たった1泊のベネチア滞在。無駄にしてはいけません。日も長いわけだし、夕方~夜散歩にでかけました。
Sはベネチアというかイタリアは今回が初めて。普通、ベネチアの街の中の移動というとヴァポレットという水上バスが有名ですが、疲れやすいくせに歩きが好きな私の提案で、サン・マルコ広場まで歩いて行くことにしました。
細い路地、細い水路、ほんとに迷路みたいに入り組んでます。私たちはベネチアの町の地図ももってなかったので、駅とかサン・マルコ広場とかのおおまかな方向案内の表示だけが頼り。
途中、市場のところでもうほとんどの店が店じまいをしたなか、カット・フルーツを売ってる屋台を発見。安くて量がたくさんあっておいしい!二人とも大満足。
この写真の奥に見えてる白い屋根がリアルト橋です。16世紀に造られた橋で、橋の上に商店がならぶ姿は昔から変わらないそうです。こんな超超観光地のところですが、ベネチアにまた来たうれしさから気分を良くしてた私は、いろいろと自分のためのおみやげを買ってしまいました。
リアルト橋の下を流れるのがメインの運河、カナル・グランデ。この運河沿いには超超ゴージャスホテルやレストランがぎっしり。
Sとも「今度くるときは、星の数が一つ増えたランクのホテルかねぇ。前来たのが10年前として、次も10年後。40歳だ!40歳だったら3星ホテル。50歳だったら4星ホテルか~。」なんて夢を描いてみました。ていうか、30歳で3星ホテルに泊まる日本人のほうが多いだろうから、私たちなんて質素な善良小市民でかわいいもんですね。
さて、迷路のような路地をぬけて、ついにサン・マルコ広場にたどりつきました。ベネチアといえばこの広場。カーニバルの映像とかでも有名です。サンマルコ寺院に入りたかったのだけど、今日は何かの団体に貸し切りだったようで入れませんでした。じゃあ、何しよっか?と思った私が見上げたのはこの塔。
サンマルコ寺院の鐘楼です。もちろんお金を払って登ればすばらしい景色の展望台があるわけです。階段を昇るのかと思ったけどエレベーターがあるらしく、一瞬のエレベーターに払う値段も値段だったので、どうしようかと迷いましたが、二人で登ることに。
そしたら、、、、
のぼって良かった~。ベネチアが一望できるどころか、ベネチアの島々は見渡せるわ、アドリア海の方向も見渡せるわで大感激。
サンマルコ広場もこんな感じで見下ろせて、
夕暮れ時の空の色と、ベネチアの町の屋根の色と、運河に映る色。
ほとんど昔から変わらないままの姿だろうから、自分たちは今2008年にいとるというのを忘れてしまう感じ。
ベネチアの水面が上昇しているという話は有名で、この町もいつかは水没してしまうというのは、なんとか手をうって回避しないとだめですね。
逆に、数百年前は水面も少し低かったことを思いながら、このサンジョルジョ・マジョーレ島の教会なんかには手漕ぎのボートのった人々が来てたんだな~と空想していると、そのシーンが簡単に目に浮かんでくるから不思議です。
運河の水面に映る光がとてもきれいでした。
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