2008年8月24日日曜日

自転車デビュー in Montpellier : Velomagg !!

ここ最近、私が欲しいな~と思っているものといったら自転車です。普段、市街地にいくときはいつも歩きですが、市街地外のほんのちょっとした距離でいちいち車を使ってしまっているのが現状。これではガソリン代がもったいないし、エコ対策にも悪いし、第一自分自身、歩きや自転車も好きなのにもったいない!と感じていました。それから夜遅い仕事のあと、ひとりで歩いて帰るのはやっぱり危ないものだと思います。幸い、今まで決定的な危ない目にはあってないけれど、例えばオペラ座を0時にでてから、てくてくとエスプラナードなんてのんきに歩いているのは、本当はやめるべきです。
しかし、フランスの自転車事情の問題点は盗難。すぐに盗まれてしまいます。そのため自宅では自転車をもって部屋まで上がるのが一番理想。でも私にはそんな毎回かつぐことは無理です。
そんなこんなで今まで自転車を買わずにきましたが、ここ最近は真剣に考えていました。

そこへタイミングよく、土曜日にお邪魔したYさんが、友人からレンタサイクルシステムのベロマグのパスを預かっていたので、二人でお散歩がてら、Yさんは自転車を持っているし、私はベロマグ初体験をしてきました。私に取ったらベロマグどころか自転車に乗るのはフランスでこれが初めて!!

さて、ベロマグとはなんのことか。ここ数年、フランスの各都市ではエコ対策のために、バスやトラムの公共乗り物に加え、自転車のレンタルサービスを始めました。モンペリエでも4年ほど前から始まったのですが、当時は単純に駅前で安く借りれるレンタサイクルといった感じでした。
でも計画的にサービスの改良・拡大は進み、今では町中のあちこちにある自動管理の自転車置き場で、鍵を受取、ワイヤーをはずし、自由に自転車を使って移動したのち、また別の場所でワイヤーをかけて鍵を返せるというシステムになっているのです。

モンペリエのこの自転車レンタルシステムのことをVelomagg ベロマグといます。ベロというのがフランス語で自転車なんです。

モンペリエの市街地をはじめ、要所要所のポイントで見かけるこんな自転車置き場。その名もベロステーション。



こうしてそれぞれの自転車はワイヤーと鍵でしっかりと置かれていて、奥にみえる青いボックス型の機械で、鍵を管理しているんです。

私は常々、フランスって変なところが妙にハイテクだと思っていたんですが、このベロマグもやってみて驚き!はしゃいで写真をとってきたので報告します。

まず、Yさんの家の近くガンベタ広場でベロステーションを発見。


Yさんの友人が一年分の定期パスを持っていて、それを拝借します。これはトラムやバスに乗る時も同じで、パスをセンサーにかざせばOKなんです。




機械にパスをかざすと、、、、

なんとなんと機械が開き、中にはカギが並んでいます。そして「○番のカギをとりなさい」と指示がでるので、それをとると、、、、




シャッターが閉じてもとどおりに。
うわお~、これはすごいぞ、おもしろいぞ。

そして今度は鍵を見て番号をチェック。


鍵と同じ番号の自転車を見つけて、ワイヤーを外すことができるわけです。
というわけで、私はこの自転車を使うことに。


おもしろい!

こうして二人でサイクリングに出かけました。
場所は私の希望で、以前からサイクリングするならここと思っていた新市街地の川沿いへ。



バカンス中の週末で、本当に人がいません。



きれいに区画整理されたきれいな新市街地。青い空に芝生や木々の緑が映えて、そして川。
すごく快適です。


この川沿いまできてしまえば本当にスイスイ乗れて最高なんですが、実はここにつくまではちょっと危なかった。というのも、フランスでは自転車は車と同じ扱いで、車道を走らないといけないんですね。って日本もそうですか?で、ところどころ自転車専用車線がきちんとひかれていて、スペースがあるのはいいのですが、それも次から次へと場所がかわり、車道におりたと思ったら、向こう岸に渡らなくてはいけなかったり、突然歩道に上がらなくてはいけなかったり。慣れてないからちょっと危なっかしかったです、我ながら。

でも近場の買い物や用事にはやっぱり自転車がちょうどよさそう!
盗まれる確率大だということを踏まえて、中古自転車でも探しにいこうと思います。

気持ちよくサイクリングをして、川沿いに上がってくるとCORUMまで戻ってこれました。そこから私の家に一番近いベロステーションへ行き、ここで自転車を返還。


ほんとに便利です。

フランスのこうした公共サービスの充実度はたいしたもんだと思います。エコ対策の意識も高くて感心感心。

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