仕事やら健康問題やらで、すごく忙しかったこの一週間。土日の仕事も終わり、やっと一息。
今週の木曜日のお昼前、出先から家に帰ったときに県庁からの手紙がポストに入っているのを見つけました。開けてみるとそれは滞在許可証をとりにきなさいという通知でした。7月末に申請の書類を出してから2か月がたち、去年度の許可証の期限があと1週間にせまったところでした。期限を過ぎてしまうと、口では「申請中です、返事待ちです」と説明できたって、証拠となる保証となるものが何もない身分になってしまい、sans papier と呼ばれる不法滞在の外国人の仲間になりかねません。忙しい合間を縫って、また県庁に行かないといけないか、、、と気にしてたところでした。10年カードの話も出たために、警察から面接の呼び出しが来るのか、移民局から健康診断の通知が来るのか、どんな段取りで進んでいのか全くわからなかったのですが、県庁から直接の、しかも「滞在許可証ができました。」という最終的な呼び出しです。そのため、まあ10年カードではなかったな、とは予想がつきました。
こういった呼び出し状がない場合、前にもブログで書いたように、朝早く県庁に行って、列に並んで数時間待つ我慢大会に参加しないといけないわけですが、通知が来たおかげで、朝ではなくて「外国人担当課」の午後の受付時間にいかないといけません。それは13時45分から16時までという枠。しかも対応される外国人の人数が限られているので、結局は整理券をとるためにお昼過ぎから列をつくって待たなくてはいけません。普通、外国人はこういった事情を知らないわけですから、誰もが出直しをせざるを得ない体験をして、身をもって学んでいくのです。。。で、私の午後の時間も限られているし、「行くなら今だ、これを逃すと一週間とか遅れちゃう」と思って、すぐに県庁に向かいました。
運良く1時間ほどで私の番になりました。というか一時間待ちで早いと感じたあたりが、モンペリエ生活にも慣れてきている証拠ですね。滞在許可証を申請する時、普通はレセピセという短期間の期限付きの仮許可証のようなものが発行されます。でも私は直接、本物の滞在許可証をいただきました。予想通り、一年ものの滞在許可証。10年カードがすぐにもらえるとはあまり思ってなかったから、今の私にはこれで十分です。しかも、フランスにきて6年目にして初めて、前年度の許可証の期限を過ぎることなく、きちんと更新がなされました!これは画期的なこと。
今回の申請で提出した書類で、音楽学校とオペラjrのCDI(期限なしの終身契約)を出したこと、そしてその給料の合計が一応ぎりぎり最低基準の収入額をカバーしてたので、これで給料取得者として働く権利を得る条件を満たしていることが確証された感じです。今回は、この二つのCDIに加え、臨時で単発でしてきた仕事の契約書や給料明細もだしたので、だいたい私の活動内容、活動状況が表示できたと思います。とにかく二つのCDIは、この先も変わらないわけですから、たとえ今回もらったカードが一年ものでも、これから先の更新を毎回心配する必要はなくなりました。まあ法律が変わるとか、政治状況が変わるとか、もちろん何がおきるかはわからないけれど。。。
まもなく私のフランス生活6年目が終わります。そして7年目に突入します。
6年というと小学校の6年間と同じ期間。自分でもびっくりです。
しかも私は小さい頃に親の転勤で何度か引っ越しをしているので、故郷といえるような街がなく、一つの街に長いこと生活したことがありません。もしかしたら、そのうちモンペリエが一番長く住んだ町になるかもよ?なんて思うとおもしろいもんです。
まあ、これからもいろいろ冒険続きだとは思いますが、新たな一年を迎える権利をいただいたので、そのご報告でした。
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