いろんな人に心配してもらった脂肪腫騒ぎですが、今朝、外科医に会って来て、「手術は必要ないね。」と言われました。
会ってまず脂肪腫痕を見せたのですが、そこで言われたのが今日のタイトルの「Oh c'est tres joli !」。つまり「うわ~、きれいだねえ。」です。お医者さんののんきおとぼけキャラがわかると思いますが、とりあえず私の脂肪腫は勝手に破裂したうえに、勝手に中身を全部外に出し切って、きれいに傷となってふさがろうとしているとのことです。これって自然治癒力ですよね。大したもんだ。
まあ、あんなにでっかくはれ上がるまでほっといたのがいいとも思いませんが、限界を通り越したから自分で肌を押し破って外にでてきた脂肪腫くん。みごとなエネルギーです。
もし手術となっても、肌の表面間近のことなので、なんのリスクも心配する必要ない手術だとはわかっていたので軽く考えてましたが、たった一泊とはいえ、手術、入院するとなるとやっぱりめんどう。とくに、朝7時45分に来いと言われていたので、「そんなに朝早いのいやだ~。。。」とすでにストレスになってました。仕事も休まないといけなかったけれど、これで晴れて何にもなし。祝・手術入院回避です。
この一週間、自分自身でガーゼ交換などしてきましたが、今日は念のために、看護師の処置をうけるための処方箋を頼みました。消毒液やガーゼなど必要なものをお医者さんが処方箋として明記してくれて、それをそれぞれ患者が薬局で買いそろえて、フリーの看護師さんに訪問治療にきてくれるよう頼むというシステムです。
ぽっかりと穴があいたような傷口なので、これまで消毒は傷の周辺だけにしてきましたが、やっぱりきちんと処置しないとバイ菌がさらに入ったりしたら大変です。そのためにも看護師に頼んだ方が賢明なのはわかっているんですが、今日も改めて「自分でやったほうがいいんじゃ。。。」と思わされることが。
病院の看護師さんが消毒とガーゼ交換をしてくれたのですが、なにやらビシャッと液体を私の背中にこぼし、「まあ、単なる水だから」とだけ言って謝らなかった。うん、これがフランス人。
そこで思い出したのが、フランスの美容院のこと。フランス在住の日本人でフランスの普通の美容院に行っている人はあまりいないといいます。パリなんかでは日本人ヘアスタイリストさんがひっぱりだこだし、地方都市では仕方なく現地の美容院に行き、みなさん日本に帰国した時に美容院に行くのが決まりごとのようなもの。しかも私のような人物は、自分で切ってしまいます。。。
まあ私の例は別として、なぜ日本人はフランスの美容院を避けるのか。
それはまず日本人とフランス人では髪質が全然違うために、フランスのふつうのテクニックでは髪が傷んでしまい、みなさんこれをいやがります。しかも、フランスのその大雑把さといったら。よっぽど高級でハイレベルの美容院でない限り、髪を洗ってもらうと顔はびっしょびしょ、耳の中にも水が入るわ入るわで大変だそうです。(笑)
サービスという概念が違いますもんね。
配慮とかいう概念が違いますもんね。
そんなことを思い出し、看護師さんの処置の似たようなんじゃ、、、と思ってしまったわけです。
しかしおしゃれの領域の美容院と、私の今回のことは領域が違いますから、やっぱり看護師さんに見せるべきですよね。家に来てもらうとかいろんなことが面倒に感じるのですが、周囲の強い忠告もあり仕方ないか。
きっとまもなく「フランス看護師さん初体験」のご報告をすることになるかと思います。
とりあえず手術がなしになったという報告でした。
みなさん心配してくれてありがとう。
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