2009年2月19日木曜日

おいおいフランス人。。。

フランスでは何事においても専門が細分化されていて、仕事における役割分担が徹底されている。

例えば医療分野において、「医」と「薬」は完全に分けられていて、患者が処方箋をもって薬屋さんに行く。これは日本でも最近そうかな?と思うけど、日本の場合○○医院の横手に○○薬局があって、別々に看板を掲げていてもその二者の関係は明らか。
それからレントゲン科というのは完全に独立してあるため、患者はレントゲン検査を受けるための処方箋をもらい、レントゲン医のいるところにいかないといけない。リウマチ科のお医者さんのところにくらいしかレントゲンの装置はない。そのため歯医者さんだって、レントゲンは別のところで別に予約をとって受けて、その結果をもってまた歯医者に予約をとって戻る。大学病院とかでない限り、同じ病院の組織の中で段取りよくレントゲンとかとってもらえないものだから、ワンステップ進むのに日数のかかることかかること。。。

フランスにいる日本人にとって腹立たしいのは、同じ会社や店の組織でありながら、担当が違うと言って涼しげな顔をしながら客をたらいまわしにするフランス人の態度。

まあ悪名高いのは役所で、ひとつ質問するために窓口をまわるはめになり、挙句の果てにはどこへ行っても「私は担当じゃないから知らない。」と言われておわり。「私は担当じゃないから○○へ行け。」と言われるのは「知らない。」と言われて門前払いの最悪パターンよりはましだと言えます。そして「私は担当じゃないけど、調べてみますね。」なんてことを言ってもらえるのは例外中の例外中で奇跡的なことだと言えます。
そもそも、「同じ組織の中で働いていて、なんでそんなことも知らないんだ。」と驚くのが日本人。挙句の果てに客を相手に「知らない。」で終わりという態度が全く理解できない。なんで動こうとしないのか?

とまあ、こんなことはもうすっかり承知の上ですが、毎回毎回「あんたたち日本に行って集団研修でもうけてこい!」と思ってしまう私でした。

で、わかっていながらも改めて驚かされるやらあきれるやらの繰り返しなんですね。

例えば今日のできごと。とあるスーパーでポイントをためるカードがうまく機能してなさそうだったから、サービスカウンターに行って質問してみたんです。

「これ、毎回ゼロってなってるんですけど、これでいいんですか?」って。

そしたら担当の店員さん曰く、「これは普通じゃないですね~。」

ここで日本だったら普通じゃないことをわびるなりなんなりあってから対応するために動いてくれる。

が、ここはフランス。

ポイントカードの裏に表示されてるお客様電話対応の番号を指差し、「ここに電話してください。」という。
続けて「自分には何もできません。」と。さらには「この番号は固定電話からだったら無料ですから。」などと付け加える。

・・・・・。

まあフランスではこんなもんかとは思うけど、「何か違うだろう、おいおい。」と言いたい。

○○というスーパーで働く身であって、客がこのスーパーのポイントカードのトラブルを店頭のサービスカウンターに問い合わせに来ているのに、なんで「サービスセンターに自分で電話してください。」しか言えないのだろう。

この手の対応はもう何度も何度もみてきて、新しいショックでもなんでもないのだけど、やっぱり思う。

もうちょっと動こうよ、フランス人!

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

旅行者の私にとってはそこも楽しいポイントの1つなのですが、長年住んでいるとお辛いでしょうね・・
パリのノートルダム前の警察が長蛇の列で、中の公開日か何かイベントがあるのかと思って始めはピンときませんでしたが、あ~これのことか!と納得 苦笑

leonardo さんのコメント...

ほんとにね。こればっかりは、フランス生活の不満No.1間違いなしです。。。