太陽の力というのはやっぱりすごい。
真っ青な空があるだけで、みんなの顔も明るくなる感じがする。暗くて寒い冬だと、みんな眉間にしわを寄せて歩いてる感じだけど、青空のおかげでほっとほぐれた表情に。
私の周辺は、ただいま問題に問題続きで大荒れ。フランス人の中に入って生活しているおかげで、「私は日本人だし、、、。」なんてごまかしもできなくなり、一人の人間として大人として、大事な選択、判断をしなくてはいけなくなりました。そのため、またも次の九月から先のことがまったく楽観できない状態になってしまいましたが、これも冒険生活を選んだことの延長なんだから仕方ないですね。人生は選択の連続です。心の大荒れ模様も、この青い空のおかげでそんな風に思えます。
さて、モンペリエ空の下、今週の火曜日から「ディドンとエネ」の本番が始まりました。
火曜日は14時半という日中の公演で、モンペリエ周辺の小中高校生がクラスと一緒に来たりしていて、わいわいがやがや。でも、本番が始まると客席も静かになり、子供も若者も、大人も、みんな舞台の世界に引き込まれていくのがわかりました。もともとたったの一時間の舞台で、明るい部分はありながらも、全体は悲劇のムードがつつむこのオペラ。でも演出家により、笑いをとるところも加えられたために、もともと密の濃いオペラが、さらにいっそう濃くなった感じ。笑いから涙まで、人間のもつ感情がすべてたったの一時間の舞台に濃縮されました。みなが息をのんで舞台に集中して舞台にすいこまれている空間というのは、やっぱり特別な空間ですね。非日常です。
このあと、モンペリエでは木曜と土曜の夜の公演がありますが、いずれも満席完売とのこと。
出演する若者たちも、舞台の上に立つことのできるチャンスと舞台のマジックを満喫しているようです。
2 件のコメント:
はじめまして
今月初めにモンペリエに引っ越してきたみみと申します。モンペリエ紹介の記事を楽しく拝読させていただきました。私はフランス人の主人と1歳の息子とフランス北部から引っ越してきたのですが、モンペリエは暖かくていいところですね。これからもブログに遊びにこさせていただきます!
オペラ、小学生も入れるんですね。
ではでは。
みみさん
はじめまして。そしてモンペリエへようこそ!
同じフランスとは言えど、北部とここモンペリエではまた雰囲気が全然違うと思います。
このブログは日本にいる友達や家族への近況報告代わりと思って始めました。どうぞよろしく。
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