2009年5月5日火曜日

大好きな時間

ここ連日、モンペリエらしい青空が続いています。

実はモンペリエでは今年の1月から変なくらいに雨の日が多かったのです。一年のうちほとんどの日が快晴と言われるモンペリエにしてはほとんど異常事態。最近、一月からの降水量の統計が発表されて、なんとこの1月から4月半ばまでの3ヶ月半の間に、例年の9ヶ月分に相当する雨が降ったのだそうです。つまりいつもの倍どころかほぼ3倍に近い雨の量だったのです。それもそのはず。
毎年水不足が叫ばれるくらいに雨の少ない地方なので、たまにはこれくらい降るのも必要かもしれませんが、例年の3倍の雨の日というのはやっぱり多かった。。。だって青空は元気の源だから。

さて、サマータイムになってからどんどん日は長くなり、ただいま5月はじめ。今では日が完全に落ちるのは22時前でしょうか。

私が大好きな時間が、20時半から21時半くらいの間の時間。だって一日中、明るい水色をしていた空がだんだん深みをましていって青色、群青色、となんともいえないきれいな色に移り変わっていくからです。私はこの空の色の移り変わりを見るのが大好きなのです。

今日は夕日が白い雲に反射して、なんともパステル調のかわいらしい色の空が見れました。


これで21時なんですよ。

この時間帯、周囲の静けさがまたいいのです。21時前後といえば、たいていの人は仕事を終えて家に帰り、夕食を食べて一息つこうとしているようなくつろぎの時間。だからリラックスした穏やかな静けさが広がっているのです。

例外的に賑やかなのはカフェのテラス。大きな広場から小さな広場まで、どこを見ても屋外にテーブルが並べられ、席は満席。みんなおしゃべりをしながら、この快適な時間を楽しんでいます。

私にとって木曜日の夜は、21時過ぎてからPignan周辺の田園風景を楽しみながらモンペリエの街に帰ってくるドライブがお決まりなのですが、この帰宅ドライブがまた最高です。帰宅ラッシュなんてとうに過ぎているから、交通量もまばらで、とにかく平らな田園風景が広がり、21時頃の絶妙な明るさのおかげで、なぜか景色が昼間よりもくっきりと浮かび上がって見えるのです。

毎週、この空、この景色にはっとさせられて、ついついぼ~っと見とれてしまいます。そして「あれ、私はどこにいるのかな?」なんて思ってしまいます。
この空を見ていると、日本の大都市の通勤生活なんてもう絶対にできないだろうな~とつくづく思ってしまうのでした。

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