2023年3月25日土曜日

デモの一日 1時間15分が経過、、、

1月31日のデモ行進でも、行列の先頭からいくつもの組合団体がグループとしてまとまってコメディ広場に到着していました。

先頭の到着から一時間以上がたったころ、水色をメインカラーとするグループの姿が見えてきました。 教職員関係者の組合団体かと思います。

 

 

いろんなカラーやグループの姿ももう見たし、さすがにそろそろ行列も終わりの方かと思った頃、あまり統一感のない、自由参加型っぽい賑やかな集団がやってきました。

 

 

楽器や太鼓を鳴らしながら、ステップを踏みながらの行進。もうお祭りのパレードのようになってきました。高校の名前のプラカードも見えますから、引き続いて学校の教職員や関係者のグループだと思います。

職種、業種ごとにまとまって考えると、教職員や関係者の総数は国内で相当なもの。それだけでも存在感のあるカテゴリーでもある上、学校が閉鎖されたり教師がストをすると、子供の一日をどうするのかということで多大な影響が親には及ぼされるわけで、フランスのストを語る時にとても無視できない存在でもあります。

この日のデモ行進をウォッチしていて、すでに一時間以上がたっているので、行列もだんだん参加者数が減っていってフェイドアウトする感じで終わるのかなと、勝手に想像していたわけですが、全然減っていかない様子に笑えてきました。

減るどころか、賑やかさと多様性が増していくように見えます。

 


学校関係で働く人たちに続いて、今度は学校で学ぶ側、そうです、若者たちの姿が増えてきました。しかも高校生、大学生、彼らもれっきとした組合団体を持っているのです。 



学ぶ側には学ぶ側の主張があります。学校内で先生に対して抗議するのとはまた違い、政府が決めたことの影響を直に受ける身の者として、教育制度改革などの度に、彼らも抗議活動をしてきました。年金制度改革については、これから労働の場に出る者として、言うべきことがあります。

若者たちの姿に周囲からも歓声があがって、ますます祭りのパレードの様相を呈してきました。若者は元気にスローガンを叫びながらのコメディ広場到着です。



 

フランスの平和的な抗議活動の真骨頂がここにあると思います。老いも若きも、おかしいと思ったら声をあげる、みんなで一緒に声をあげる。こうなると、もう完全にフェスの雰囲気です。

 


 

こうして晴天に恵まれた1月31日のコメディ広場は、活気あふれる雰囲気に包まれていったのです。

 


 

何度も言いますが、お昼時真っ只中なので、デモ行進を終えた参加者は、そのままコメディ広場に居続けるわけではありません。仲間内でランチに出かけたり、仕事に戻ったり、家に帰ったりする人が多い中で、ご覧の通りの人々が広場を埋めているのです。

この様子はもうすぐ14時になるかという頃。

果たしてデモ行列はいつまで続くんでしょうか?

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