フランスで抗議活動と言えば、マニフェスタシオン/Manifestation(略してマニフ)と呼ばれ、集会型、行進型、スタンディング型など実際にはいろいろありますが、デモ行進で街を練り歩くのが一般的です。行列のことをコルテージュ/Cortègeと言いますが、デモ行進する人々の群れもコルテージュと呼ばれます。
1月31日のマニフでは、11時過ぎに新市街地の出発地点をスタートしたコルテージュの先頭が、12時半過ぎになってようやくゴール地点のコメディ広場に到着しました。
組合団体員などは、たいていグループになってまとまって歩いていて、グループの最前列にいる人たちは、横一並びで横断幕をもって歩くことがよくあります。
フランスの主要組合団体の中でも、最も大きな団体の一つがCGTですが、赤い旗を持つ人、赤いベストを着る人、人それぞれにグループのカラーでキメてきます。
コルテージュの先頭グループの人たちは、割と穏やかに、自然に整然と列をなしたまま、コメディ広場の先にあるエスプラナードの方向まで進んでいきます。
前回、ほんの10分ほど前の風景をお届けしましたが、コメディ広場が赤色で埋まっていく様子がわかるでしょうか?
この赤いCGT群団は、何十人かごとのグループで歩いていて、その切れ間がある度に、これでCGTは終わりかなと思わされるのですが、なんのなんの。赤い群団のグループはまだまだやってくるのです。
コルテージュの先頭が広場に着いてから、およそ20分ほど。 この間、ずっとCGTグループが順々にコメディ広場に到着しているのです。
コメディ広場の奥の方から左手の通りまで、広場全体が人で埋まっていっている様子をご覧いただけたでしょうか?
前回、コルテージュの先頭が到着したところの風景を見て、この後どんな展開になりそうか、皆さんにも想像してもらいましたが、今の時点でどうですか?
ここまでの様子を見て、モンペリエのデモ行進の参加者の様子は、皆さんが抱いた想像と比べてみてどんな感じですか?まあこんなもんだろうと思われたかともいると思いますが、もしかしたらすでにこの人出の多さに驚かれている人もいるかもしれません。
これで大体20分経過の風景です。まだCGTグループしか見えていませんから、これでデモ行進が終わりというわけにはいきません。まだ続きがあります。
さて、ここから先を皆さんはどのように想像していますか?ぜひともその今の感覚を、少し頭にメモっておいてください。
ぜひこの先の風景,も、引き続きお楽しみください。
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