さて、フランスの一地方都市であるモンペリエでデモ活動が起きるとどんな感じになるか?
その様子をお届けしようと連投しています。
1月31日の13時ごろ。マニフ(抗議活動)のコルテージュ(行列)先頭が、ゴール地点のコメディ広場に到着してから30分後の風景がこちら。
前回紹介した多くのメンバーを抱える組合団体CGTのグループカラーである赤色が目に入ると思います。赤い旗、赤いベスト、などなど。
組合団体公式のグッズを持っている人が多いですが、もちろんお手製のグッズで参加する人もたくさんいます。各自がスローガンなどを書いた旗を持っていたり、プラカードを持って歩いています。
自然と数十人くらいがまとまってグループをなして行列が進むのですが、このグループの切れ間ごとに、そろそろ次の組合団体の到着か、それともそろそろ行列も最後尾になってきたのか?と思わされますが、なんのなんの。30分経過しても、まだまだ赤色群団が次々と広場に入ってきます。しかもどことなしかグループのまとまり具合が増してきたように見えませんか?
この30分経過の時点で、なんだかオリンピックの開会式で各国が入場してくる様子、あるいは甲子園の各県代表の入場の姿が重なってきました。それぞれのグループがコメディ広場に「入場」してきているように見えてきたからです。
それこそオリンピックの開会式、あるいは閉会式のように、うれしそうに記念写真をとるグループもでてきます。
たいていオペラ座をバックにしたり、三美神の噴水をバックにしたりして集合写真をとっています。
もう13時も過ぎているので、しっかりお昼時です。コメディ広場に到着したデモ参加者たちは、各自、そのまま奥手のエスプラナード前で始まっているミーティングに流れ込むか、そのまま仲間内で広場でおしゃべりを続けるか、あるいはお昼ご飯を食べに解散するか、自由に行動します。
そのため、13時過ぎのコメディ広場には、デモ参加者が全員残っているわけではありません。それでもこの数です。
奥のミーティング会場では煙があがり、空砲のような音も響いてきます。
そして左手からは、次から次へとデモ行列が到着してきます。音楽を流しながら歩くグループもたくさんいます。なんとも賑やかな雰囲気が伝わるでしょうか?
この風景で大体40分が経過したころです。
さあ、皆さんの予測と比べてどんな感じですか?報告はまだまだ続きます。
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