2010年7月28日水曜日

熱中症 in Paris

ラジオフランスのフェスティバルのリポートが続いていますが、実は私、今日をもって今年度の仕事がすべて完了しました。

晴れてバカンス突入です!

フェスティバルももうすぐ終わってしまうのですが、レポートはゆっくり続けるとして、今日は7月頭のプチバカンスの時のお話。フェスティバルの仕事をし始める前にちょっぴりパリに行ってきたのです。

2009年9月から2010年6月の今年度、自分でも驚くくらいにたくさん仕事をもらってよく働き、日本に帰省した年末年始の14日間以外でお休みらしいお休みが全くありませんでした。

9月から6月までで完全オフの日が15日もなかったのですから、二日連休なんてのはありませんでした。

それが、7月頭に4連休が確保できたのです!

たいていの私なら「家でゆっくり寝てぐうたらする。」と思うところですが、気分を変えるためにどっかに行こうと思い立ち、気がついたらとある日の夜中にパリ行きを決め、インターネットで電車のチケットとホテルをおさえてしまっていました。

いつもならパリに出るときに泊めてもらう友人や連絡をとって会う友人がいるわけですが、今回は例の「アンチフランス人月間」真っ只中だったことや、本当に気分を変える必要があったために、あえて誰にも前もって連絡はいれずに、ホテルをとってパリでの休日を過ごそうと思っていたのです。

ホテルに選んだのは、パリ・リヨン駅からも遠くないバスティーユ東側エリア。



もしかしてホテルでごろごろして終わったりして?!なんて恐れもちょっとあったのですが、そんな心配はなんのその、俄然元気でパワーがあった私は、パリの街を歩き回りました。

パリのメトロはあの悪臭と空気が大嫌いなのでメトロには乗らず、もっぱら歩きで、どうしても時間を稼ぐべき時だけバスに乗りました。

観光もし、ショッピングもし、パリ散策を満喫した私でしたが、一つだけ問題が。

それはこの週の気温の高さ。

実はこの週、各地で猛暑の恐れは発表され、警戒をよびかけている最中でした。モンペリエはもちろんのことですが、パリでも高温が記録されて、連日37度とかになっていたのです。パリはやっぱり都会だから人も多いし車とかによる空気の汚染も進んでいる。

その中での私のこの張り切りよう。
普段は水分をあまりとらない私が、どんだけ水を飲んでものどがかわき、肌もほてって干された感じ。

そして3日目の土曜日に落とし穴がありました。

朝から雷雨で一荒れしたかと思うと、あっという間に気温が下がり、ノースリーブはもちろんのこと、半袖、七分袖では不十分ですごく寒いことになってしまったのです。真夏の恰好しか用意していなかった私は肌寒さを感じながら一日を過ごしました。

で、異変はすぐに起こりました。
だるさ、頭痛、咳はともかく、暑くて暑くてしょうがない。

この日は早い目に休もうとしましたが、なんと39度を超える熱が出てた!
低体温の私には高熱です!気を失うようにして寝入りました。

寒さで身体が冷えたから風邪をひいたのかとその時は思ったんですけど、あとから考えたら明らかでした。あれは熱中症か日射病と言うやつですね。日射病はフランス語でinsolation と言います。
異常な暑さとほてり。

幸い翌朝には微熱まで下がってたんですけど、だるくって意識がぼんやり。

この日は月の第一日曜日で、ほとんどの美術館が入場無料になる日だったのです。
美術館は普段行かない私でしたが、これを機会にパリで興味がありつつもまだ言ったことがなかった美術館巡りをしてからモンペリエに帰ろうと思っていました。
残念ながらそれも体調不良により断念。

以前モンペリエに滞在していた日本人仲間のNちゃんと会ってゆっくり過ごしたのですが、やっぱり時間がたつにつれてまた体温が上昇していくのが感じられました。
解熱の効果もある薬を飲み、Nちゃんからはありがたかく「冷えピタ」を頂き、帰りのTGVでは人目も気にせず堂々とおでこに日本製「冷えピタ」をべったりと貼って帰ってきました。

これでまた一旦は熱もおさまったかと思ったのですが、翌日朝からまた連日仕事。月曜日の夜にはまた40度の熱になってしまいました。
しかも、この週は毎日朝から仕事のかわり、私にしてはめずらしく夜が空いていたために、前々から食事に招待されたりパーティーが計画されていたのです。
結局、私は思いっきり病人のくせに仕事も休まず、さらには食事会やパーティーにもふらふらしながら参加したのです。他の人にはいい迷惑でしたね。。。

そんなこんなで今回の体調不良は長引いてしまいました。

それにしても、久しぶりのせっかくの休みで身体を壊すというのは、ほんともったいない話です。
積もり積もった疲れの反動でこうなったのでしょうね。

健康第一は本当です。
来年度のペース管理への教訓として、しっかり心に刻んでおきます。

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