2月19日火曜日。この日はラファイエット滞在最終日ということもあって盛りだくさんでした。
まずは朝からちっびっこのためのコンサート。8時半には集合ということで、普段8時半までに起きたら早起きだという私にはやっぱりきつい起床時間。ホストファミリーの子供たちも学校に行く時間だから、一緒に朝ごはんを食べるけれど、彼らは毎日それぞれの宝物を私たちに見せるから、学校に送り出すミュリエルにとったらさらに大変。絵にかいたような青い目のかわいい二人。
彼らは日本でもおなじみのモンテッソーリ学園に通っていて、フランス語教育も受けているそうです。午前のコンサートには彼らの学校のクラスも来ていて、引率の先生とお母さんたちがGroupe Vocalの歌を大変気に入り、「ぜひとも幼児科の子供たちのために歌いに来てくれないか」と要請してきたのです。もともと午後のコンサートまで自由時間がたっぷり予定されていたから、それならみんなで行こうか、ということで、風邪を悪化させてダウン気味のウラジミールを残し、ちっびこの待つ幼稚園にみんなで向かいました。
この移動がおもしろかった。というのも私たちは23人で、4人のお母さんが大きな車で私たちを運んでくれたんです。当初は数回往復すれば、、、と言っていたけど、実際には?
まあ大きな声では言えませんがぎゅうぎゅう乗りも楽しかった。
幼稚園に着き案内されるままにお庭のようなところに入っていくと、そこには小さな野外舞台のように、半円形のエリアがありました。私たちの到着で、ちびっこたちもみんなでやってきます。
「なんだろ、なんだろ」って興味津々の子供たち。もちろんピアノがあるわけはないので、私はちびっこの中に紛れ込んでスタンバイ。
Groupe Vocal の一同、一列に並んで自己紹介をしました。
幸い、コンサートのプログラムの中には複数のアカペラ曲があったので、彼らはそれを歌うことに。そして最後にはちっびこたちと一緒に「フレール・ジャック」を歌いました。日本ではなんというタイトルで知られていたっけ?「ファソラファ、ファソラファ、ラシド、ラシド・・・・」どなたか教えてくださいな。
このひとときは本当に和やかでうちとけた、いい交流の瞬間だったと思います。とてもいい天気で、みんなうれしそうな顔。私たちの突然の訪問と歌に感激してくれた先生たちは「お礼にお昼を御馳走しますから」との申し出!
予定では午前のコンサートと午後の練習まで自由行動と決まっていて、「別にこれといったものもないこの街でどうするの~?」と誰もが時間の持て余しを気にしていたところへ思いもせぬ提案。
またぎゅうぎゅ詰めの車で、ちびっこのママたちが連れて行ってくれたのが、いかにもアメリカンなカフェレストラン。

このときはウラジミールがいなかったこともあって、みんなリラックス。ちびっことの交流で気分もよく、おふざけもエスカレートしてきました。
またぎゅうぎゅ詰めの車で、ちびっこのママたちが連れて行ってくれたのが、いかにもアメリカンなカフェレストラン。
グループの若者も一斉に「わ~、アメリカだー!映画の中みたいー!」とおおはしゃぎ。
このときはウラジミールがいなかったこともあって、みんなリラックス。ちびっことの交流で気分もよく、おふざけもエスカレートしてきました。
もともと英語が堪能なジュリアンは、アメリカに来たことがよっぽどうれしいようで、なにかあるにつけて周囲のアメリカ人に話しかける超人懐っこい面を発揮。このカフェレストランでは彼の隣りに座ったけれど、席につくやいなや、なにやら始めました。
一方、男の子最年長のギエームは人のズボンでなにやら始めた。。。
あんたいったい何者?っていうか何人なの?
この怪しさは本物の俳優でもなかなか出せないでしょうに、、、。
ハンバーガーセットとかいかにもアメリカらしい食事を済ませ、そこから練習開始時間まで自由行動ということになりました。グループの女の子たちはショッピングにこだわります。ラファイエットがショッピングをするための街じゃないことなんて一目瞭然だろうに、ショッピングがしたいショッピングがしたいの一点張り。挙句の果てにはちびっこのママに「お店はどこにあるの?」だの「連れて行ってくれませんか?」まで言いだす始末。しかもママたちも、これから子供を迎えにいかねばならぬ時間帯。彼女たちが「どこへお連れしましょうか?」とか提案してくれたならまだしも、、、。
これには正直私はあきれました。ずうずうしいというか、遠慮とか配慮が全くない姿。これがフランス人というか。日本人は時に遠慮のしすぎとか、相手が配慮して誘ってくれるのを待つとか、果ては相手の配慮を誘い出すだの、まあ逆の意味で行き過ぎな面もありますが、このフランセーズ(フランス人女性のこと)の自分の欲求の直接的すぎる表示の仕方にはどうかと思いました。って、もともとフランス人女性がこういうものとはもうわかっているけれど、改めて驚いたというか。。。
一方、男の子達はもっと控えめでかわいいもの。もともとショッピングに興味がないというのもあるけれど、ぼけーっとして私みたい。というわけで、私はフランソワ・グザビエと歩いて大学に戻ることにきめました。
大体の方角は聞いたものの、まったく知らない土地でお散歩ということになりました。「大丈夫、私は頭に自動インターナショナル・ナビが備わってるんだから」と得意げに歩き出す私。
途中とってもかわいいスクールバスを何台も見ました。これもいかにもアメリカなものの一つですね。
大学の周辺は広大な公園で、ちょうどミュリエル達のおうちのある裏手を歩いて大学を目指しました。ジョギングをする学生とかもよく見かけ、なんだか健康的な学生ライフの香りがただよっていました。やっぱり大都会の学生生活とか、日本のように娯楽施設に事欠かない学生生活とかとは全然違う雰囲気ですね。学生の服装も、GパンにTシャツというった典型的な服装。その垢ぬけてなさがとてもよかったです。
さて、それぞれがそれぞれの道順、手段で大学に戻りました。それでもまだ時間があります。グループの若者は芝生で輪になって和やかに時間を過ごしていました。
集団行動が苦手な私は(?)一人輪から離れてお散歩。
こちらが私たちがコンサートをするアンジェル・ホール。

音楽学部の棟も再び探検。個人レッスン中の教室とかあったり、自分の番を廊下で待ってる学生とかみると思いだしますね。某KG大時代!
プリントアウトしただけの簡単なものだけど、また私たちのコンサートのチラシを発見。


アメリカ遠征初のコンサートはどうだったかと言うと、とてもよかったです。というのもホームステイをしたおかげで、ホストファミリー達、温かい聴衆を得れたのがよかったです。彼らが家族や友人を誘って多数きてくれて、とてもいい反応でスタンディング・オベーションでコンサートは終わりました。ミュリエル達も、コリンの友人で作曲家のDIRK POWELLさんと来てくれてました。この方と直接お話はできなかったのだけど、聞いてみたらびっくり。本物中本物のミュージシャンで、あの有名なグラミー賞をすでに3度も授賞していて、クリント・イーストウッドの映画の音楽を担当したこともあるという。私の研究テーマが映画音楽だったこともあって、ぜひ会ってお話してみたかったなー。ミュリエルが言うには、彼も私たちのコンサートをすごく気に入ってたって。
イザベルのマスタークラスを受講した学生や声楽の教授も来てくれてました。教授は「あなたのエレジー、すごく素敵だったわ。まるでチェロのようだった。」って言ってくれて、「実はあの曲、チェロのために書かれてるんですよー。歌とピアノとチェロ。私は今日チェロのパートも一緒に弾いてたんです。」と説明。チェロを思って弾いたら、そうとは知らずにチェロみたいだったと言ってもらえてうれしいなー。
コンサート終了はもう22時近かったけれど、今夜がラファイエット最後の夜。ミュリエルが私とカンタンをメキシコ系レストランに連れて行ってくれました。そしたら偶然にもホストファミリー3家族が同じレストランを選んではち合わせ。みんなでテーブルをくっつけて、楽しい夕食でした。
こちらが私たちがコンサートをするアンジェル・ホール。
音楽学部の棟も再び探検。個人レッスン中の教室とかあったり、自分の番を廊下で待ってる学生とかみると思いだしますね。某KG大時代!
プリントアウトしただけの簡単なものだけど、また私たちのコンサートのチラシを発見。
練習再開の時間になり、みんなホールに集まったけれど、ウラジミールは本格的に風邪を悪化させて、しんどそう、、。コンサート本番前の練習をささっとすませて、みんな着替え準備に入りました。
こちらはマリオン。グループ内でもその愛嬌はダントツ一番の愛され者です。しかもまたそのやわらかい声がすごいのなんの。
こちらはマリオン。グループ内でもその愛嬌はダントツ一番の愛され者です。しかもまたそのやわらかい声がすごいのなんの。
アメリカ遠征初のコンサートはどうだったかと言うと、とてもよかったです。というのもホームステイをしたおかげで、ホストファミリー達、温かい聴衆を得れたのがよかったです。彼らが家族や友人を誘って多数きてくれて、とてもいい反応でスタンディング・オベーションでコンサートは終わりました。ミュリエル達も、コリンの友人で作曲家のDIRK POWELLさんと来てくれてました。この方と直接お話はできなかったのだけど、聞いてみたらびっくり。本物中本物のミュージシャンで、あの有名なグラミー賞をすでに3度も授賞していて、クリント・イーストウッドの映画の音楽を担当したこともあるという。私の研究テーマが映画音楽だったこともあって、ぜひ会ってお話してみたかったなー。ミュリエルが言うには、彼も私たちのコンサートをすごく気に入ってたって。
イザベルのマスタークラスを受講した学生や声楽の教授も来てくれてました。教授は「あなたのエレジー、すごく素敵だったわ。まるでチェロのようだった。」って言ってくれて、「実はあの曲、チェロのために書かれてるんですよー。歌とピアノとチェロ。私は今日チェロのパートも一緒に弾いてたんです。」と説明。チェロを思って弾いたら、そうとは知らずにチェロみたいだったと言ってもらえてうれしいなー。
コンサート終了はもう22時近かったけれど、今夜がラファイエット最後の夜。ミュリエルが私とカンタンをメキシコ系レストランに連れて行ってくれました。そしたら偶然にもホストファミリー3家族が同じレストランを選んではち合わせ。みんなでテーブルをくっつけて、楽しい夕食でした。
こちらはバーバラ、カミーユ、ノエ。彼らはまだ高校生だから、まだあどけなさがありますね。
カンタンはなにやら肉のかたまりにかぶりついています。

ようやく撮れたミュリエルとのツーショット写真。彼女はアメリカで暮らすフランス人。私はフランスで暮らす日本人。彼女はフランス語を教えるという目的で国を出た人。まずイタリアのシエナで数年暮らした後、アメリカに来て、コリンと出会って結婚。海外に出てみたいという考えを実行した点で、私たち共通点がありますね。こんな出会いも御縁。

ようやく撮れたミュリエルとのツーショット写真。彼女はアメリカで暮らすフランス人。私はフランスで暮らす日本人。彼女はフランス語を教えるという目的で国を出た人。まずイタリアのシエナで数年暮らした後、アメリカに来て、コリンと出会って結婚。海外に出てみたいという考えを実行した点で、私たち共通点がありますね。こんな出会いも御縁。
0 件のコメント:
コメントを投稿