ただいま。
12日間の北イタリア旅行を終えて無事に帰ってきました。
私にとっては3度目のイタリア。今までで一番ゆっくり滞在できましたが、実際に行ってみて改めて確認。私はイタリアが大好きー。
日本人がイメージする「白馬にのった王子様と白くて金髪のお姫様」的なヨーロピアン調とは違って、土っぽいイタリアの色が大好きです。フランスではロワール川のほとりのお城たちが有名ですが、あのお城たちはまさにヨーロピアンなシンデレラのお城そのもの。でもイタリアではレンガやつちっぽい色の石を重ねてできているから、全体的に赤っぽい肌色や黄土色の暖色系なんですよね。
そしてアラブ諸国や東側諸国との文化交流も盛んにおこなわれていたことがわかるところも素敵。ビザンチン帝国のなごりやロシア教会の影響、さらにはイスラムの影響もところどころ入っています。
そして圧倒されるのは街の古さ。古代ローマ帝国の遺跡や7世紀ごろのたてものが、そのまま残っていて、しかも街の中に溶け込んでいますからね。
今でこそ経済問題や、国内の南北格差問題が深刻で悩んでいるイタリアですが、この長い歴史と豊かな文化・芸術には圧倒されます。
今回私が訪れたのは、トリノ、ヴェネチア、ヴェローナ、パドヴァ、トレヴィーゾ、トリエステ、パルマ、ピアチェンツァ、パヴィア、ボッビオ。
ヴェネチア郊外では、去年のラジオフランスのフェスティバルで知り合った日本人コレペティのTさんのところで6日間もお世話になり、帰り際にはパヴィアに住む大学時代の友人Yちゃんのところにも寄せてもらい、おかげで普通の旅行では見過ごしてしまいそうな町に行くことができて、北イタリアを満喫することができました。
TさんのパートナーやYちゃんの家族、友人たちともおしゃべりすることができたために、私のイタリア熱はもう完全に火がついて、イタリア語習得のモチベーションが上がり、「ねえねえ、これはイタリア語でなんというの?」と、うっとおしい質問をしまくり、下手なイタリア語でも迷わず口にし、「大したもんだねleonardo。」なんて言ってもらって調子にのり、「次にくるときはイタリア語だけでしゃべります!」宣言をして帰ってきました。
なんせフランス語とイタリア語は同じラテン系の言語で似ているし、日本語とイタリア語は母音だらけで発音系統が似ているし、今の私には習得はそう難しくなさそう。
是非ともマスターしてみたいと思います。
こうしてブログで宣言しておけば、励みにもなりますからね。
2週間の夏のバカンスがとれて、12日間のイタリア旅行ができて、日本人としてはほんと贅沢な話ですね。
月曜からは仕事。新年度2009-2010のスタートです。
旅の様子はまた追って写真とともにお伝えしたいと思います。
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