2009年12月20日日曜日

日本里帰り

今日も気温は低くて、朝なんて全国各地で氷点下。そして雪。

英仏海峡のトンネルでユーロスターが止まっちゃったとか、飛行機の欠航も相次ぎ、ニース付近では局所的な雪のせいで高速道路がつまっちゃったり、ホームレスの人が亡くなったりと、クリスマスを目前にこちらはどこもかしこも荒れ模様。特にこの週末はクリスマスを家族と過ごすための里帰りラッシュのスタートだったから大混乱。

そんなニュースを見ながら、実は自分も明日の飛行機のことを心配しています。
というのも、滞在許可証発行が遅れたために間近になっての決定となったのですが、この年末を日本で過ごすために私も里帰りすることにしたのです。
で、出発は明日月曜日。
モンペリエから飛行機にのってパリで乗り換えて大阪までの直行便にしました。ここ数日パリのシャルル・ド・ゴール空港は雪のために混乱しているので、ちゃんと日本まで明日いけるかがちょっと心配。どうやら長距離便は保証してるみたいですが、国内便や近距離の便はのきなみキャンセルが出ていたようです。明日はどうなるやら。
まあ、安全のために遅れが出たりキャンセルが出たりするのは仕方ないことですけどね。

今回の日本滞在は二週間と短いのですが、2年半ぶりの日本を満喫したいと思います。なんといっても日本のお正月は6年ぶり!楽しみ楽しみ。

フランス語で「帰る」というのをrentrer (ラントレ)と言うので、私は「帰省する」という意味で、「J'ai décidé de rentrer au japon pour passer les fêtes là-bas !」(年末を向こうで過ごすために日本に帰ることにしたの!)と周囲の人に言ったのですが、今回おもしろかったのが、rentrer を一時的な帰省ではなくて、完全帰国を決めたと解釈した人が多くて、みんな一瞬にして真剣な顔で「えっ。。。」とドッキリしてくれたこと。「えっ。でも帰ってくるんでしょう?」と尋ねてくる人はもちろん、「えっ。。。」で固まっちゃってるままの人に私があわてて「え~、バカンスを故郷で過ごすって意味だよ~!」というと、みんな「あ~、なんだ~!!いなくなっちゃうのかと思った!!」と言ってくれる。親しい人だけなく、ピアノの生徒の親までもがマジでドッキリしてくれる様子をみると、私がこちらで生活しているというのを、周囲の人が一時的なことではなくて、私がこちらで地に足をつけて生活しているととらえてくれてるんだなと感じさせられました。彼らにとったら、私が日本にいくことは単純にaller (行く)やpartir(発つ)であって、日本からこちらに戻ってくるときのことをrentrer (帰る)と思っているのですから。

私自身としては、モンペリエの友人たちには「いってきま~す!」という気分で、でも日本に着いたらついたで「ただいま~!」の気分ですね。そして年明けにモンペリエに戻って活動を再開するときにも「ただいま~!」となると思います。

2年半ぶりに家族や友達のもとへ帰る私に、みんなが「満喫しておいで!」と言ってくれました。このシチュエーションは初めてじゃないわけだけど、なんだかみんなの表情、言葉に気持ちがこもってるのを感じました。私のこちらでの生活が8年目を迎えていること、二年半ぶりの日本だということで、「里帰り」のもつ意味も内容も少しずつ変わってきているということでしょうね。

前回帰国した時は電車の切符の買い方がよくわからなくて、となりにいたお兄ちゃんに尋ねたっけ。。。
今のハイテクニッポンの様子を聞くと、また浦島太郎みたいな気分になるかもしれません。
それも楽しみです。

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