フランスでは新年度2011-2012を迎えました。
9月5日月曜日には、学校も再開。子供たちは担当の先生の発表、新しいクラスメートとの出会いにどきどきしながら学校に行きました。2カ月に及ぶヴァカンスの後ですから、「新年度」という感覚も強いものです。日本では過ぎ去った一年と新年度を隔てる休みがたったの2週間ですし、大人には春休みもなにもないですからね。逆に日本では卒業式、入学式などがきちんとあるし、桜をバックに「出会いと別れの春」というセンチメンタルな面からの影響が、「新年度」を感じさせてるのかなと思います。
さて、すっかり更新ペースが落ちてしまっているこのブログですが、私のモンペリエ生活では、あいかわらず次から次へと出来事が起きています。その勢いは被災者支援団体を立ち上げてからは、もう怒涛のごとし。毎日がジェットコースター状態です。
私が当初計画はしてなかったこと、想定はもちろん、期待も何もしてなかったことが次から次へとやってきます。いいことも悪いことも。
でもまあ、悪いこととは言っても、いくつか難しい課題が降りかかってきただけで、全体的にみたら圧倒的にポジティブなできごとばかり。
けれど、たとえポジティブな流れだとは言っても、あまりに速い流れだったり、すごく大きな流れだということが見るからにしてわかる場合、ちょっと慎重にならざるを得ない時もあります。
そこでふと立ち止まって自分に聞く。「この流れに乗るの?それともちょっと立ち止まって冷静に考えてみる?」と。
だって流れに乗ってしまったら、その川はさらに勢いを増したり、川幅がぐっと広がっていくかもしれないから。一度そうなってしまったら、その流れから出るのは簡単なようで簡単ではない。何かしらの代償を払わなければ簡単には止められないでしょう。
けれど気がついてみれば、人間、動けば動くだけたくさんの出来事が訪れるというのは当然のことです。動けば動くだけたくさんの人に出会う。たくさんの人に出会えば出会うだけ、また次の話が舞い込んでくる。
もうネズミ算式です。
我ながら「なんでこんなすごい展開をするんだろう、、、」とおもしろくなる時がありますが、考えてみれば、結局は自分が最初にしたアクションが、これら全てを引き起こしてるんですね。
まあ当たり前の話ですが、私があの時「よし、じゃあまあフランスにしよっかな、、、」と思ったり、「モンペリエ良さそうじゃん。」と感じたり、「フランス語に苦しまなくていい気楽な授業がいい!」と判断したことや、「プロのミュージシャンと接する機会を得るために、一歩出てみた方がいい。」とひらめきがきたこと、、、。そんな全ての要所要所での自分の判断が、今日、私をとりまく全ての出来事につながってるんですね。
ブログのタイトルはごえんのわですが、「ご縁」はともあれ、「わ」は「輪」と「和」で選びきれなくて、平仮名のまま意図的に残したのでした。
ただいま私の「ご縁のわ」は、広がる一方。しかもすごい速さで広がっています。
この6か月で、ものすごい数の人々と出会いました。現在進行中ですから、ものすごい数の人と出会っています、という方が正しいですね。その人たちそれぞれと信頼関係が築け初めて、友情を感じ始めた時、「ああ、この人とはこうして出会うことになってたってことなんだな。」と感じます。そこに男女の違いも年齢の違いもありません。そして、もちろん国籍、文化の違いもありません。
相変わらず、私には「運命」という言葉はなんだか大げさでしっくりきませんが、「出会うことになってた」、つまり、ご縁があったってことですね。
たくさんの出会い、そしてご縁。大事にしていきたいと思っています。
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