最近の私はちょっと疲れています。もっと正確には、脳が、というか頭が疲れています。フランスという国はバカンス大国であるがために、数多くあるバカンス中は徹底的にバカンスで、多くの物事が機能しません。なんにもないんです。でも、フランスという国は先進国でもあり、普通に機能すべきこともたくさんあるわけです。そういったことはすべて、バカンスでないときにとり行われなければいけません。そのために、フランスのリズムというのは、「なんにもないのんびりバカンス」か、「あらゆることを同時にこなさなくてはいけない過密スケジュール」のどちらかの極端なリズムであると言えます。
正直言って、私は5年半たった今でも、このリズムに慣れきっていません。幸い、周囲のフランス人もこのリズムは好きではないようです。でもバカンスが存在するためにはこうでなくてはいけない。。。
フランスは年度始めが9月であるために、7月と8月の夏の大バカンス前は年度末として、大事な時期です。とくに学校や子供と関わる仕事をしている場合、学年度末は何かと行事もたくさんある。それがまさに今なんです。オペラjrでも、音楽学校でも、5月末から6月末にかけては盛りだくさん過ぎて、私はもうアップアップなんです。
というわけで私は疲れています。さらに最近考え事があって、四六時中ぼ~っと思いにふけてるようなところがあります。そんな状態の時に人は何をしでかすか?そうです事故とか起こしやすい状態ですよね。実は私、先ほど初体験となる追突をしてしまいました~~。。。。幸い、人の身どころか、車にもなんの傷もつかないような「こつん。」という感じで、前の車にあたってしまったんですが、それでも私にとっては初めてのこと。しかも私、自分はそういう注意ミスの事故とか起こさないと思っていたから、ちょっぴりショックです。私の前にいた人は超超初心者だったようで、フランスではおなじみのロータリーで、なかなか入れずにしてたんですね。でもさすがに次の車がこなかったときに、私は前の車が出て行ったのをしっかりみることなく、ちょっぴり自分を前に進め始めたら、実はまだその人は動かず、入れないままだった、というわけです。だからそこで「こつん!」。まあ「ごつん!」だったかな。
後ろから見てても、前の車がへこんだとかはなさそうだったけど、やっぱり言葉もかけずにこのまま走り続けるのも嫌だし、「どうするどうする?」と思ってたところで、前の人がちょっと進んだところで路肩に寄ったので、私も車を止めて車から降りました。「すみません、大丈夫でしたか?」と声をかけたら、若い女の人だった。彼女は一応、ちらっと自分の車の後部を確認したけど、無傷だし、私の車も無傷だし、「なんにもなってないから大丈夫!」と言って笑顔で去っていきました。
ほんとに何もなかったからよかったけど、日本だったらやっぱりこんなに簡単にはいきませんよね。やぱり接触した後、もっともっと緊張感の高まる面持ちになって、ごくごくわずかな傷がついたかつかなかったか、じっくりと見るはず。フランスでは無傷の車なんてめずらしいもので、ぼこっと凹んでいてもそのままの車の多いこと多いこと。ぎつぎつでもぶつけながら路駐するというのはもう有名な話だと思いますが、そもそもバンパーというのはぶつけるためにあるもの、という認識なんでしょうね(笑)。市街地でスペースが十分にないのに路駐してる最中の人を見てると笑えちゃいますよ。だって「お、いくぞいくぞ、ごつん」と思いながら見てると、そのとおりにまずは後方を「ごつん」。そしてハンドルを切って、今度は前方を「ごつん」。そして最後にハンドルをちょっと切って向きを整えてはいできあがりですからね。
まあこうしてアバウトなところがいいとするか悪いとするか、よく賛否わかれるところですが、今の私に言えるのことは、「結局すべては時と場合によりますね~。」ですね。まあドライバーとしての私は、今日のことを教訓に、ぼ~っとしない、考え事しない、前をしっかり見るを再実践します。反省。
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油断大敵!
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