2008年5月30日金曜日

Déclaration des impots : 確定申告

フランスでは今日、確定申告の締切日でした。日本のような源泉徴収システムではないため、サラリーマンを含め、国民の誰もが自分で収入を申告しなくてはいけません。そのため毎年、確定申告の時期である春先になると、どうしたら税金を少しでも少なくできるか、といったテーマで議論、情報が飛び交います。社会保障、国民への援助がかなり充実しているフランスなので、自分の身分、生活状況によってはかなりの優遇措置を得られるのです。そのため、自分がどういった優遇対象にあてはまるのかを知っているか知っていないかで大きな差がでるわけです。
私は日本で確定申告をしたことがなかったので、フランスに来てからの初体験チャレンジとなったのでした。外国人でもフランスで収入を得ている人は、きちんと申告する義務があり、私も学生ながらも働き始めてからはきちんとするようにしてたので、去年までにすでに3回か4回と、申告経験を積んでました。とは言っても、外国人学生としての身分だったし、何がなんだかわからないままで、単純に収入額と、仕事の行き来の使う車の費用だけを申告してきただけでした。ところが年を重ねるごとに、ミュージシャンとしての職業がら、経費として申告できるものがたくさんあることを耳にし始め、「それならば私だってきちんと権利を把握しておかないと」と思って、今回初めて本格的に問い合わせをしたのです。インターネットでかなりの情報は集まりましたが、あとでめんどうなことが起きないようにするには、やっぱり自分のケースをしっかりと確認しておいた方がいいと思って、税務署に行って質問をすることにしました。しかも締切日の今日になってやっとです。(笑)


この用紙が申告用紙なのですが、実はこの紙で提出する場合は今日が締め切りで、インターネットで申告する場合はまだ2週間の猶予があるんです。フランスは意外なところが進んでたりする国で、この確定申告をインターネットでするというのも、きっと日本ではまだなんじゃないでしょうか。各自がインターネットで申告すれば、コンピュータ―で直接処理が進みますから、時間が大幅に削減できますよね。フランス政府は熱心にこのインターネット化を進めていて、始めてインターネットを使ったときに20ユーロのプレゼントまでついてくるので、私も去年からインターネットでするようになりました。だから友人には「税務署に質問しに行くのはいいことだけど、今日締切じゃん。」と突っ込まれましたが、厳密には私はまだ二週間の猶予があるんです。

ぎりぎりにならないと動かない人は私だけではなくて、税務署に行ってみると老若男女問わず、けっこう仲間がいました。(笑)番号札をもらって待合室で自分の番を待ったわけですが、みんな知らない者同士だけど、さすがはお気楽南仏人。彼らが交わす言葉もおもしろく、社会的映画のひとコマになりそうなムードでした。中には自分の大事な書類を隣のお姉さんに見せて何やら話してるおばあさんがいて、「あらら、自分の経済状況をあんなに簡単に見せちゃって。。。」と他人の私が気にしてしまいました。
私の番になってアドバイザーの部屋にいくと、私の予想と違ってなにやら若いお兄さんとお姉さんが二人出迎えてくれました。「う~ん。。。何やら様子が違うぞ?」と思った通り、このお姉さんは新米の研修中。しかもその指導するお兄さんもまだまだ新人の感じ。私がしたかった質問はかなり特殊なケースで、しかもはっきりとした返事がほしかったから、「この二人でいいのだろうか。。。」という不安も的中。ミュージシャンとしての経費について、私がインターネットで見つけた資料を見せながら、私が逆に説明するはめになってしまいました。そして「これでいいんですよね?」と確認だけする感じ。(笑)一応お兄さんも自分の知識にも自信がないから、他の先輩に私を送ろうとしたけど、お姉さんが質問しに行って、返事とともに帰ってきておしまい。結果、私が事前にインターネットで集めた情報が正しいようで、かなりの額を経費として記入していいということになりました。
家に帰って新たに計算してみると、この経費を入れたのと入れないのでは税金の額が全然違うじゃないですか!ああー、去年なんか払わなくてもいいものを無駄に払った感じ。今年はきちんと情報を集めて正解だった。こうして少しずつ経験して学んでいく。私のフランス生活、まさに一歩一歩の前進という感じですね。

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