このバスに荷物を積み始めたら、3台、4台と超キングサイズのリムジンが私達の前を通って行くではないですか。これをみてみんな大興奮。「わぉ~、これぞアメリカン!」中には私も映画の中でしか存在しないかと思っていたような、ドアが6、7つも並んでる白いながーいリムジンとかもいました。映画スターか超リッチマンが私たちと同じ飛行機で到着したのかな?
長旅を無事に終えて、目指すはホテル。疲れも時差ボケもなんのその。みんなでパチリ。
ニューオリンズの市街地を通り、St. Charles Avenue にあるMaison St. Charles が私たちのホテル。このMaison とかの名前とか聞くと、わざわざフランススタイルのホテルでも選んだの?と思いかけましたが、いやいやそうではありません。ニューオリンズをはじめ、ルイジアナ州はもともとフランス人たちが住み着いた土地なので、フランス文化、フランス語の影響が強い土地なんですね。ルイジアナというのもLouisianaと書いてわかるように、フランスの国王の名前ルイ Louis から来てるんです。ニューオリンズだって、フランスにある地名Orleans オルレアンの名をそのままつけて新しいオルレオンという意味のNouvelle Orleans ヌーヴェル・オルレオン の英語読みに過ぎません。フランス系家庭の数もかなりの数になります。
ホテルに着いたら、誰もが想像していたホテルよりもずっとよい感じのホテルなので「え~、うちらここに泊まるの?すごいじゃん!」って大喜び。ロビーにはちゃんとインターネットができるようにパソコンもありました。
ホテルに着いたら、誰もが想像していたホテルよりもずっとよい感じのホテルなので「え~、うちらここに泊まるの?すごいじゃん!」って大喜び。ロビーにはちゃんとインターネットができるようにパソコンもありました。
私が出発前に不満があった契約内容の一つが、アメリカ滞在中、ホテルで一人部屋を与えてもらえないことでした。仕事で泊まりに出て一人部屋が当たり前なのか、同部屋が当たり前なのか、私は相場は知らないのでわかりませんが、私の不満の根拠は、ウラジミールとイザベルは一人部屋を与えられるのに、私とサビンヌは同室という扱いの差が不満だったんです。それから私は日本人。フランス人の集団とアメリカ旅行というのは、それなりに疲れるということはわかっていました。だって慣れたとはいってもやっぱり一日中フランス語で過ごすというのは、今でも外国語で一日中過ごすことに変わりはなく、頭はそれなりに疲れるんです。しかも私は団体行動が苦手な日本人。気心の知れた友達との旅行とは違って、スケジュールは決められていて、10日間ほぼ四六時中ずっとみんなと一緒に行動。せめて眠るときくらい自分のペースで寝かせてよー!というのが私の望みでした。でもオペラjrも財政難ということで、契約はほぼそのままでしぶしぶサインし、アメリカに来たわけです。
ところがこのホテルに着いてうれしい知らせが!なんとデビーのはからいで私もサビンヌも一人部屋を与えてもらったのです。うれしくて「じゃあね、おやすみみんな!」と、私はさっさと自分の部屋にむかいました。
敷地も広くて、いくつもの建物が分散しているホテル。朝食を食べる場所や、プールの場所の説明を聞きながら、自分の部屋を発見。鍵を開けて中に入って一人言だけど「うわ~ぁ!」とつい口から出てしまいました。
だって、ごらんのように、超キングサイズのベッドだったから。
一人部屋というだけで十分だったのに、このベッドのひろさ!さすがアメリカです。はっきり言って、この部屋の広さはパリで泊まったエコノミーホテルのツインルームより10倍ほど広い。
大型テレビはもちろん、家具もしっかりそろっていてしっかりくつろげる空間でした。
ここでしっかり旅の疲れをとれたなら、、、よかったんですが、実はニューオリンズにはこの夜一泊して、次の日にはさっそく次の街へ移動予定だったんです。ニューオリンズにはこの後、また3日後に戻ってきてから滞在するというスケジュールだったんです。
まあこうしてフランスからニューオリンズまでの移動が無事に終わりました。翌日からいよいよ「Groupe Vocal コンサートツアー」計画が本格的に始動します。
0 件のコメント:
コメントを投稿