今日は土曜日。さきほどテレビの20時のニュースの最後に出てきた話題に、懐かしいやら驚くやら、不思議な感覚を覚えました。というのも、テレビから「日本のロックグループが、彼らにとって初めてとなるヨーロッパ公演をパリで行いました。」と聞こえてきたから、「あ、なんだろなんだろ」と思ってテレビ画面に目をむけると、そこに写っていたのはご存知「ラルク」。そして続いて熱狂している日本人女性の山だかり。。。。この光景を見るのがほんとに久しぶりだったからおかしな感じがしたけれど、テレビの解説も、「熱狂的ファンである日本人女性たちは、彼らのコンサートをひとつたりとも逃してはならぬと、地球の裏側まで簡単にやってきました」(笑)と説明。コンサート会場は、人気歌手などの大規模コンサートをするためのZENITH PARIS。でも私が驚いたのは、お客さんが何も地球の裏からやってきた日本人だけじゃなかったことです。フランス人はもちろん、イギリス人などなどヨーロッパの人たちが集まってきていたのです。しかもみなさん、ファッション的にもかなり入れ込んでる。
「ラルク」といえば、私が日本にいたときにはデビューからも数年たって、当時すでにCDをだせばヒット間違いないという安定した地位を築いていました。しかしその後どうなったのか知らないまま今日に至り、突然パリでコンサートなんていうから、あまり状況がわからなかったんですが、今インターネットで調べてよくわかりました。
彼らの曲がアニメの主題歌に使われていたことによって、日本国外でのファンを獲得していったそうですね。マンガ、アニメと言えば、いまやどこの国でも若者に大人気ですから、彼らはインターネットを使ってお気に入りのアニメに関する情報とかもいとも簡単に入手しています。私のピアノの生徒にも、「アニメの曲なんだけどこれが弾いてみたい、、、」と言って、ダウンロードした楽譜をもってきた子がいました。その時も驚いたんです。だって「Kiroro」の曲だったから。しかもタイトルとか日本語で書いてあるまま。この生徒も自分なりにインターネットで歌詞とか歌詞の意味とか少し調べていて、私が日本人だったからちょっぴりプラスアルファのこととか教えてあげるとうれしそうだったなー。きっと学校で友達に自慢できるんでしょう。日本文化の普及はすごいですね。
というわけで、アニメと聞いてわかりました。どおりでヨーロッパの「ラルク」ファンのファッションがアニメファンの格好をしていたんだ。うん、納得。ニュースの中では、ヨーロッパのファンがあまり歌詞の意味はわかっていないままながらも、上手に日本語で歌ってる姿が映し出され、それをおもしろがってカメラに収める日本人ファンたちも映っていました。「ラルク」のメンバーもコンサートの舞台上でちょっぴり変ながらも、フランス語であいさつしたり、フランスのテレビのために一言、二言フランス語でサービスしていました。ああ、このニュースの様子をとっさに自分のカメラに撮れば良かった!私が「ラルク」を聞いていたのは23歳のころ!すっかり懐かしくなったので、自分の持ってる古いMDとかの中に彼らの曲が入ってなかったか見てみようっと。
2008年5月10日土曜日
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