2月20日水曜日。ラファイエットからニューオーリンズに戻る日。三泊お世話になったホストファミリーともさよならをする日。でもちびっこたちはあいかわらず朝の宝物披露を続けます。トマは馬まで持参で全身カウボーイなってくれました。私たちも出発の準備をしないといけないけど、トマだって学校に行かなくてはいけません。パパであるコリンにせかされてしぶしぶ靴をはいて準備して出かけて行きました。
出発間近に彼らのおうちをパチリ。私が泊まらせてもらってた部屋は右の二階部分。二匹の犬も見送りに来てくれました。その名もチャーリーブラウンとスヌーピー!
集合場所はルイジアナ大学。ホストファミリー達も仕事があるわけで、みんなそろうというわけにはいかなかったけど、ミュリエルをはじめ数人が私たちのバスの出発まで見送ってくれました。ラファイエットでの交流はほんとうに手作り感覚で、予想外にとても素敵な三日間を過ごせました。
さて、バスの中ではサビンヌを中心に今後の予定についての情報収集。私も含め、みんな詳しいスケジュールを知らないままだったんです。それに土壇場にならないと確定しないようなことばかりだったから、一つ一つことをこなすごとに「次は何?どこに行くの?」という感じの旅でしたね。
あいにくあまり天気がよくなかったけれど、周囲の風景は行きと同じく、水面に生えた枯れたような木。
帰りもまたトイレ休憩にマクドナルドに寄りました。体を動かしたくてしょうがない男の子達はすかさず外に出てボールで遊びだしました。するとおもしろことに、マクドのスタッフであるお姉さん3人が飛び出してきてボール遊びに乱入。三人ともビッグサイズの黒人さんで、みんなおどろくというかあっけにとられてておもしろかった。

バスで走ること3時間ほど。ニューオーリンズの町が近づいてきました。中心地はフレンチクオーターまでの案内表示も出てきて、目的地は間もなく。

連日の疲れもたまってるし、バスではみんな寝てました。そしてそのまま半分寝ぼけたままホテルに入っていきます。

この日はまた格別に予定の立て込んだ日でした。ホテルに荷物を置いて、すぐにみんなで一緒にお昼御飯。といってもホテルのとなりにあったウィンディーズ。日本にもあったよね?まあマクドみたいなハンバーガー屋さん。この旅行では一行全員の食事代をオペラjrが受け持つということになっていたんですが、その会計をまとめるために、24人が同じレジで列をつくって注文しないといけなかったんです。私はいつもの癖から、みんなの列の最後尾について一番最後に注文して受け取ったから、私がやっと食べ始めたかと思ったら、「さあ、移動だ!」となってしまって、ろくに食べる時間もない。そもそもハンバーガーだったし、ちょっぴり不満~。


バスで走ること3時間ほど。ニューオーリンズの町が近づいてきました。中心地はフレンチクオーターまでの案内表示も出てきて、目的地は間もなく。
初日に泊まったホテルに再び戻りました。あの日は夜で真っ暗だったけど、ホテルの目の前をトラムが通ってるんです。しかもレトロなこのトラム。一目見て気に入ってしまいました。ちょっとジュリアンがじゃまだけど。。。
連日の疲れもたまってるし、バスではみんな寝てました。そしてそのまま半分寝ぼけたままホテルに入っていきます。
この日はまた格別に予定の立て込んだ日でした。ホテルに荷物を置いて、すぐにみんなで一緒にお昼御飯。といってもホテルのとなりにあったウィンディーズ。日本にもあったよね?まあマクドみたいなハンバーガー屋さん。この旅行では一行全員の食事代をオペラjrが受け持つということになっていたんですが、その会計をまとめるために、24人が同じレジで列をつくって注文しないといけなかったんです。私はいつもの癖から、みんなの列の最後尾について一番最後に注文して受け取ったから、私がやっと食べ始めたかと思ったら、「さあ、移動だ!」となってしまって、ろくに食べる時間もない。そもそもハンバーガーだったし、ちょっぴり不満~。
さて、どこに向かったかというと、NOCCAという芸術を学ぶ学校。ここでもイザベルが若者対象にマスタークラスをしました。New Orleans Center for Creative Arts と書けばわかりやすいかな。音楽や演劇やダンスや写真などを学べるわけですが、大学入学前の高校生が生徒だということまではわかったんですが、芸術高校として存在しているのか、高校外で学びにくる施設なのかが、いまいちはっきりわかりませんでした。。。でもさすがはアメリカ。フランスにはめったに見られない立派な設備です。まあ逆に日本人の私には、日本の設備のよい学校を思い出させました。とくに母校K高校。私たちが学んだ音楽家の設備の良さはすごかったよね?!
マスタークラスの間、私は何をしていたかというと、フランス人というかGroupe Vocalのメンバーの態度の悪さにイライラムカムカしてました。(笑)みんな疲れてるというのはわかるけど、しゃべるわ、出てくわまた入ってくるわ、日本人的にみるとあまりにしつけがなってない!!しかも本人たちはなんの悪気もなく、くったくなく自由に振舞っている。静かにうとうと眠るならまだしも、しゃべるとか立ち歩くって、歌ってる人に失礼だし周りに迷惑がかかるじゃんか!と、思うけど、サビンヌでさえも、「でもみんな疲れてるからしょうがないよ」と言う。私一人イライラ怒ってた。これは私が年をとったからか?いいや、きちんとしあ日本人だからだと思いたい。
マスタークラス後、現地の学生の先生がお礼に一曲といって歌ってくれたのはいいが、急遽伴奏にかりだされたのは私だった。知らない曲を知らない人と合わせも打ち合わせもなくぶっつけ!初見演奏ってまさにこうしてぶっつけの場数をふんでいくしかないのかしらね。
この学校は防音や冷暖房をはじめ、ともかくきれいで設備が整っていました。そして窓から外に目をやると、目の前にはミシシッピー。大きな川です。「ああ、私ミシシッピー河のほとりにいるんだわ。」と、今自分がどこにいるのか、感慨にふけってしまいました。
ここではイザベルのマスタークラスのみで、またすぐさま移動。
次にどこにむかったかというと、ニューオーリンズでのコンサート会場であるロヨラ大学です。ここのホールで2時間半の練習が予定されていました。

ロヨラ大学はニューオーリンズにある大きな私立大学。音楽学部もかなり大規模で、特にジャズ発祥の地らしく、ジャズ学科とかかなりいいレベルだそうです。

この練習時間にまたも私はフランス人に対してイライラが爆発。フランス人は、ってつい言ってしまうけど、もちろんGroupe Vocalのメンバーのこと。それにしても彼らはみんなだらけまくり。「疲れたよー、しんどいよー」ばっかりで、だらけまくるわ女の子はおしゃべりばかりでまるで効率悪いったらない。もちろんウラジミールも苦言を口にする。しかもウラジミールは風邪を悪化させて高熱も出てる様子。いつもはもっと要求の厳しいウラジミールが、「みんな疲れてるのはわかるから、びしっとして効率よく早く終わらせよう」と提案するも、これに対してフランセーズは驚くことに逆切れするのです。フランセーズとはフランス人女性のこと。だって男の子達はまあだらだらになってるとは言え、ヒステリックにキレたりはしないからです。女の子の中でもとくに気の強い子たちはウラジミール相手に不満をぶつけ始める。しかも「こんなに疲れてては何もできないわ!」と泣いて叫んで怒るんです。。。このシーンを見ていて私は「し~ん。。。」て感じ。要するにまったく共感できないんです、私。練習はすることになってたんだし、決まってるものは決まっててしょうがないから、さっさとびしっとして早く終わらせようよ!ってのが私の考えですが、フランス人はとにかく自分のその時の欲求を爆発させるんですねー。。。







私たちの帰り際、デビーは何を思ったのか、点滅する光もののおもちゃをウラジミールにプレゼントしました。ウラジミールも何がなんだかわからないままに首から下げるものだから、私は大笑い。だって、まっくらなバスの中でもこの写真のように、ウラジミールのお腹が点滅してるんだもん。

この練習時間にまたも私はフランス人に対してイライラが爆発。フランス人は、ってつい言ってしまうけど、もちろんGroupe Vocalのメンバーのこと。それにしても彼らはみんなだらけまくり。「疲れたよー、しんどいよー」ばっかりで、だらけまくるわ女の子はおしゃべりばかりでまるで効率悪いったらない。もちろんウラジミールも苦言を口にする。しかもウラジミールは風邪を悪化させて高熱も出てる様子。いつもはもっと要求の厳しいウラジミールが、「みんな疲れてるのはわかるから、びしっとして効率よく早く終わらせよう」と提案するも、これに対してフランセーズは驚くことに逆切れするのです。フランセーズとはフランス人女性のこと。だって男の子達はまあだらだらになってるとは言え、ヒステリックにキレたりはしないからです。女の子の中でもとくに気の強い子たちはウラジミール相手に不満をぶつけ始める。しかも「こんなに疲れてては何もできないわ!」と泣いて叫んで怒るんです。。。このシーンを見ていて私は「し~ん。。。」て感じ。要するにまったく共感できないんです、私。練習はすることになってたんだし、決まってるものは決まっててしょうがないから、さっさとびしっとして早く終わらせようよ!ってのが私の考えですが、フランス人はとにかく自分のその時の欲求を爆発させるんですねー。。。
私の驚きは続きました。この日、練習後には、私たちの旅行をコーディネートしてくれたデビーの家にみんなが夕食に招待されていてたんです。そのことをメンバーに言うと、みんなデビーの好意もなんのその、「疲れててそんなの行きたくないよ~!」というのです。それこそデビーこそが仕事と私たちの世話とで大忙しの中、彼女の家で彼女自身がもてなしてくれるというすごい話。それをキャンセルするなんてウラジミールにだってできません。みんなを説得したというか、乗り気でない若者を半ば強制的にバスで連れて、デビーの家に向かいました。
ニューオーリンズ郊外の住宅地。それにしても川沿いに大きな家が並んでる。なんだか現実離れしてる街並みだなーというのが私の正直な感想でした。
どんな御殿に行くのかしら?と思っていたら、デビーの家は水色で、どちらかというと小さなとてもかわいらしい家でした。彼女は友人と三人で私たち24人分の夕食を準備して待ってくれてたんです。家があまりにも素敵なことと、この温かいもてなしを目の当たりにして、フランス人たちは態度を急変。疲れなんてどこへ行ったのか、みんな一気に笑顔になりました。
さっきまで涙を流しながらぶーぶー言ってた人たちが、今は笑顔。しかも心からデビーにお礼を言ってる。こんな彼らといると疲れることもあるけれど、自分に正直な人達であることは事実。そして裏表がない。愛するべき人達なのかしらね。
人懐っこいジュリアンはすぐさま台所でアメリカのマダム達に声をかけてお手伝いをはじめる。
24人分の夕食を準備するなんて大変だっただろうに。しかもすごくおいしかった。
こちらがデビー。ニューオーリンズのフランス領事館で文化活動を担当している人。フランス系家庭の生まれたそうですがアメリカ生まれアメリカ育ちの生粋のアメリカ人。4年前にアメリカン人学生がウラジミールのオペラ「Paradis des chats」を準備したときに、ウラジミールとも出会って、オペラjrの活動に興味を持って、今回の計画を持ち上げてくれた人です。私たちの滞在中、彼女は普段通りの仕事もこなしながら、あいまを縫って私たちの世話をしてくれました。となりのウラジミールは高熱と疲れとアルコールでもういっちゃっていますね。。。
デビーの家を裏庭からみるとこんな感じ。この温かい水色がほんとに素敵でした。
素敵な雰囲気とお酒においしい御飯。とてもいい夜を過ごさせてもらいました。ありがとデビー。
私たちの帰り際、デビーは何を思ったのか、点滅する光もののおもちゃをウラジミールにプレゼントしました。ウラジミールも何がなんだかわからないままに首から下げるものだから、私は大笑い。だって、まっくらなバスの中でもこの写真のように、ウラジミールのお腹が点滅してるんだもん。
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