この日は唯一、朝の予定がなく自由でした。だからもちろんまずはゆっくりめに起きて、(まあ昼間で寝ていたいところだけど、ホテルの朝御飯には時間がありますからね、、、)ゆっくり朝ごはんを食べました。
こちらがホテルMaison St.Charlesの朝ごはんルーム。壁にはフランスの昔のポスターが飾られてます。テラスが中庭に面してて、そこにはプールとジャグジーが。

聞いたところによると、Groupe Vocalの若者は疲れていたから、夜、街に繰り出すのは控えたかわりに、みんなでこのジャグジーを楽しんだそうです。しかも、おおはしゃぎのフランス人集団がおとなしいわけがありません。相当うるさくしてたんだろうなとは思いますが、他の宿泊客が注意をしようと思って出てきたところを逆手にとって、みんなでアメリカ国歌を歌って、拍手を浴びたそうです。ほんとマイペースなフランス人。

ホテル正面の写真。これはウラジミールが撮ったものをいただきました。Avenue St. Charles にあって、通りをトラムが通ってるので便利です。
ホテル内にはこんな感じの建物がいくつかあって、それぞれ中庭があるものだからスペースたっぷり。
この三日間、私にあてられた部屋はひろびろツインルーム。使わないほうのベッドには服とか身の回りの物をば~っと広げて、かなりのびのびできました。
この日は、午前は自由行動だけど、お昼はみんなで街のレストランで一緒に食べることになっていました。唯一、観光するチャンスの日。疲れてはいても、ニューオリンズの街を見ないわけにはいきません。朝ごはんでサビンヌとすれ違ったから、一緒に出かけることにしました。みんなの世話で疲れてたサビンヌもつかの間の自由時間。
ホテルを出るとちょうどやってきたトラムに飛び乗りました。中に入ってみると、レトロな外見と同じく、中も昔のまま。黒人の車掌さんが立ったまま運転してます。
木の椅子がとてもいい味をだしてます。
ニューオリンズで予想以上だったのがときたま降る激しい雨。サビンヌと街に出る直前もザーっと強く振りました。このときすでに11時は過ぎていたので、お昼の集合時間まで本当に時間がない。ショッピングもしなくっちゃと、まずは二人でミシシッピ川沿いにあるショッピングセンターに向かいました。そしたら入口はまさにミシシッピのほとり。
霧のミシシッピ。向こう岸とか全く見えませんでした。
ショッピングの持ち時間は1時間弱でした。ドルとユーロではユーロが強いので、Gパンとか買いたかったけど時間足りず断念。それでも私は服を一着購入。ここから待ち合わせのレストランまで二人で大急ぎで移動しました。
こちらはニューオリンズのカジノ。中に入って様子を見たかったけど、時間なし。。。
ニューオリンズの観光中心地、フレンチクウォーターに来ると、なにやら懐かしい感じが。なんで懐かしいのだろう、なんだか知ってる街並みだぞ?と思いました。映画とか映像でみたのかな?なんでかな?と頭の中をあれこれ探していると答えを発見。みなさんこの写真の街並み、どこかで見たのでは?
そうです、東京ディズニーランド!!おみやげを買うエリアのショッピングモールってニューオリンズの街並みじゃなかった?絶対そう!
このときのお昼の約束は、デビーの勧めであるレストランを予定にしてたのに、グループの若者は「ここじゃ食べたくない」と不満をいう。イザベルも「ろくに席もなさそうじゃん」とかいうから、結局他の店を探すことに。なんだろ、フランス人てやっぱり食にうるさいのかな。私としては結局日本人な一番舌が肥えてるグルメ民族だと思ってるんだけど、フランス人はとにかくいやなものはいやだと主張する民族ですね。

ロヨラ大学では6人の学生が受講しました。それぞれマスネやグノーなどのオペラのアリアを歌いました。

ラファイエットのルイジアナ大学に比べると、やっぱり都会の私立大学ということもあって、学生のレベルも引き締まってたように思います。年齢も上に感じたから、きっと大学院の学生かな?

全体的に言えることは、みんなよく勉強していることが感じられる演奏でした。日本の音大みたいに、みんな総合的に教育を受けているから、知識の面ではフランスの地方のコンセルバトワールよりもずっとかレベルが高いと思います。ただ、パワーにまかせて歌うスタイルが目につきますね。みんなオペラ歌手というイメージが頭にあるから、それを真似るようにパワーで歌う。このことを冷静にマイナス面だと捉えられるようになったのは、フランスに来てからリラックスした自然な発声法を知ったおかげでしょう。日本だって18歳で音大とかに入り、体がまだまだできてないのに、技術的に難しいアリアとかを試験で歌って、あれはよっぽど恵まれた人以外には「無理でしょう、、、」と思えるもの。

向ったのはお昼と同じフレンチクワォーター。
このときのお昼の約束は、デビーの勧めであるレストランを予定にしてたのに、グループの若者は「ここじゃ食べたくない」と不満をいう。イザベルも「ろくに席もなさそうじゃん」とかいうから、結局他の店を探すことに。なんだろ、フランス人てやっぱり食にうるさいのかな。私としては結局日本人な一番舌が肥えてるグルメ民族だと思ってるんだけど、フランス人はとにかくいやなものはいやだと主張する民族ですね。
結局レストランを探したりしたもんだから、さらに時間をロスして、ろくにゆっくり食べれなかったわ。そして段取りよく、リムジンバスが私たちを迎えにきてくれてたから、ホテルで休んでたウラジミールをひろい、そのままロヨラ大学にむかいました。
ホテルからロヨラ大学まではだいたいトラムにそっていくのですが、このアベニュー沿いの家の豪華なこと!ニューオリンズのあるルイジアナ州は貧しい印象が強いけれど、同時にこの豪華な家を見ていると、貧富の差が激しいだろうと強く感じます。

フランスの家だって、日本の家に比べたらみんな大きくて「わあ、リッチ!」という印象をうけるけど、ここの家の大きさは、その「大きい」のスケールが違った。

どの家を見ても半分お城?って感じがしたもの。

さて、この日の午後の日程は、まず練習。そしてその後、イザベルのマスタークラスが予定されてました。
みんな朝の自由時間のおかげでちょっとリフレッシュできたかな、気をとりなおして練習をしました。みんながウォーミングアップをしている間、私はふらりとホールを見学しようと思って舞台裏に入ってみたら、薄暗い影で誰かがしゃべってる。誰これ?と思って寄ってみるとそれはポールアントワーヌ!彼はフランスのママとの電話の最中だったんです。まあ彼もまだ高校生。地球の裏側に旅立った息子の声を一日に数回は聞かないとママも心配なのでしょう。でも彼の普段のキャラから言って、からかいっ子の私からしたら放ってはいられないので、写真をパチリ。そしてフランスに帰国後、グループのみんなにあげる際にはしっかりいたずらを加えてみました。


フランスの家だって、日本の家に比べたらみんな大きくて「わあ、リッチ!」という印象をうけるけど、ここの家の大きさは、その「大きい」のスケールが違った。
どの家を見ても半分お城?って感じがしたもの。

さて、この日の午後の日程は、まず練習。そしてその後、イザベルのマスタークラスが予定されてました。
みんな朝の自由時間のおかげでちょっとリフレッシュできたかな、気をとりなおして練習をしました。みんながウォーミングアップをしている間、私はふらりとホールを見学しようと思って舞台裏に入ってみたら、薄暗い影で誰かがしゃべってる。誰これ?と思って寄ってみるとそれはポールアントワーヌ!彼はフランスのママとの電話の最中だったんです。まあ彼もまだ高校生。地球の裏側に旅立った息子の声を一日に数回は聞かないとママも心配なのでしょう。でも彼の普段のキャラから言って、からかいっ子の私からしたら放ってはいられないので、写真をパチリ。そしてフランスに帰国後、グループのみんなにあげる際にはしっかりいたずらを加えてみました。
「もしもし、ママ?」
この写真は大好評でした。
私たちが練習をしたのは、翌日コンサートをするルーセル・ホール。17時半になるとマスタークラスのために音楽学部のある棟に移動しました。
そしたらこんな素敵な中庭が。
私たちが練習をしたのは、翌日コンサートをするルーセル・ホール。17時半になるとマスタークラスのために音楽学部のある棟に移動しました。
そしたらこんな素敵な中庭が。
ロヨラ大学では6人の学生が受講しました。それぞれマスネやグノーなどのオペラのアリアを歌いました。
ラファイエットのルイジアナ大学に比べると、やっぱり都会の私立大学ということもあって、学生のレベルも引き締まってたように思います。年齢も上に感じたから、きっと大学院の学生かな?

全体的に言えることは、みんなよく勉強していることが感じられる演奏でした。日本の音大みたいに、みんな総合的に教育を受けているから、知識の面ではフランスの地方のコンセルバトワールよりもずっとかレベルが高いと思います。ただ、パワーにまかせて歌うスタイルが目につきますね。みんなオペラ歌手というイメージが頭にあるから、それを真似るようにパワーで歌う。このことを冷静にマイナス面だと捉えられるようになったのは、フランスに来てからリラックスした自然な発声法を知ったおかげでしょう。日本だって18歳で音大とかに入り、体がまだまだできてないのに、技術的に難しいアリアとかを試験で歌って、あれはよっぽど恵まれた人以外には「無理でしょう、、、」と思えるもの。

フランス文化、日本文化にそれぞれいいところ悪いところがあるように、音楽教育にもそれぞれ強い点弱い点がありますね。
さあ、マスタークラスが終わると19時前。どうやらイザベルとウラジミールだけいいレストランに行こうとしていて、残りのみんなはそろってホテル近くのレストランで食べろということらしかった。それはさすがにサビンヌにとっても不愉快だろうし、結局はみんな一緒に食べることに。
そしてこの夜が、ニューオリンズの夜を楽しむ唯一のチャンス。サビンヌは疲れていてもう寝るというから、今回はイザベルと街に出ることにしました。ニューオリンズのジャズを一目も見ることなく帰れないでしょう?!
さあ、マスタークラスが終わると19時前。どうやらイザベルとウラジミールだけいいレストランに行こうとしていて、残りのみんなはそろってホテル近くのレストランで食べろということらしかった。それはさすがにサビンヌにとっても不愉快だろうし、結局はみんな一緒に食べることに。
そしてこの夜が、ニューオリンズの夜を楽しむ唯一のチャンス。サビンヌは疲れていてもう寝るというから、今回はイザベルと街に出ることにしました。ニューオリンズのジャズを一目も見ることなく帰れないでしょう?!
かわいいトラムも、観光地にしては意外なことに本数があまりない。。。。歩いていくか、トラムを待つかで迷ったけれど、30分近くしてようやくトラムが来ました。
車内も光もなんだかレトロでいい感じ。老いも若きも、夜のニューオリンズに向かう観光客はいっぱい。
向ったのはお昼と同じフレンチクワォーター。
この地区は周囲を大通りに囲まれて、京都の街並みみたいに規則正しい通りが上下左右に通っています。夜はほとんど歩行者天国のような感じ。このエリアはそんなに広くないし、ジャズが聴ける店をいくつか様子うかがいに覗いたけど、どこま人がいっぱい。一番有名な店なんかは立ち見のところもあって、イザベルと私は「それならゆっくり落ち着けるところにしよう」と、店探しを続けました。
でもとにかく、この店からも、あの店からも音楽が聞こえてきます。街角にはストリートミュージシャンもいて、「ニューオリンズだー」と実感。
とある交差点の角で、よさげな店をみつけました。窓も大きく開かれているからそこか覗いてみるといい感じ。
ちょうどトランペット、サックス、ドラム、コントラバス、そしてピアノのクインテットが演奏中でした。スタンダードなオールデイズジャズ。中に入ってテーブルにつくと同時にカクテルを注文。
音楽もいいし、店の雰囲気もいい感じ。
トランペットの彼は歌も歌う。サックスの彼はクラリネットも吹く。45分くらいここにいたかな?このグループが休憩に入ったところで、帰りのトラムも心配だし、明日も早いから夜遊びも控えめに、ホテルに帰ることにしました。
24時前にはホテルに戻ったかな?
本当に自由時間のない日程だけど、とりあえず昼のニューオリンズと夜のニューオリンズを制覇しました。観光の満足度最低ラインをクリアだけど、やっぱりまたゆっくり来るしかないかな?この演奏旅行も残りわずかです。
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