2008年6月8日日曜日

納豆 in Montpellier

私が最近熱心に食べているものがあります。それは納豆。





フランスでも健康食品ブームというものはあって、とくに大豆が注目されています。今ではどこのスーパーでも豆乳とか、豆乳を使ったデザートとかを買うことができます。それにバイオ食品専門店には豆腐も買えるようになってきたし、豆腐ハンバーグとかまであります。

しかし、健康食品の王様と言えばやっぱり納豆でしょう。この大粒の納豆、実は知り合いの日本人ママCさんの手作り納豆なんです。Cさんとの出会いは2006年の九月。私が働く音楽学校での新年度の顔合わせの日でした。私のクラスにはベトナム系のVictorという男の子がいますが、この顔合わせの日、Victorと彼のパパと一緒に、同じくアジア系の女の子とそのママがやってきたんです。この女の子の名前はMiki。MikiのパパはVictorのパパと仲良しで、同じベトナム出身。Mikiはモンペリエのコンセルヴァトワールでピアノを習っていたけれど、なんだか雰囲気が好きになれずにやめたくなったところへ、Victor親子がleonardoの話をしたものだから、どんな感じか様子をうかがいに来たというのです。

Victorのパパの友達ということで、私は頭っからベトナム系ファミリーだと思い込んだものだから、Mikiという日本的な名前にもあまり気をとめずに自然と「Bonjour!はじめまして!私はleonardoっていいます。日本人です。」と自己紹介しました。そしたらMikiも「Bonjour!」と返してきました。が、続いてとなりのママが「はじめまして、こんにちは。」と日本語で返してきたんですね。そこでびっくりleonardo。フランスに来てから仕事場で日本人に接したことがなかったので一瞬「?!」。フランス人が日本語でしゃべってくれたのか、なんなのかすぐにわからなかったんです。で、Cさんが日本語で自己紹介してくれて日本人だと判明。そこから私は驚きと大喜びでおおはしゃぎ。ピアノのことや私の方針などを説明した結果、Mikiも私とやってみることになりました。

こうしてCさんは、私のピアノの生徒のお母さんとして、毎週レッスンの度に顔を合わすことになりました。話を聞くと、彼女はかれこれモンペリエ在住20年近い大ベテラン。旦那さんがベトナム出身ということですから、おうちでの食卓はやっぱりアジア料理がメインだそうです。そして次第に何かと「leonardoさんはこんなの好き?」と言って、お手製の食べ物をくれるようになったんです。おもちやら肉まんまで。ああ、あの肉まんを食べた日は感動したなー。

そんななかで知ったのが、Cさんは納豆まで作ってるということ。私は日本で納豆はあまり食べたことがなかったんだけど、体にいいしいい機会だと思って、一度試しに注文して買って食べたんです。そしたらこの大粒の納豆のおいしいこと。思わずモンペリエで日本人に出会う度に「もしかして納豆好きだったりいしない?」と宣伝するようになりました。そしたら一度買って食べた人はみんな驚く。「おいしい~!」って。そして今や定期購入者続出の人気ぶり。そしてCさん家族は郊外のSt.Georges d'Orques に住んでることもあって、私が配達係をかってでて、Mikiのレッスンの時に納豆を受け取って、その後モンペリエの日本人に納豆を配る。みんなが次回の購入日を楽しみにするくらいおいしんです。そもそもフランスで、しかもモンペリエで納豆が食べれるなんて誰も思ってなかったから、よけいにおいしくてうれしいのかもしれませんね。 

現在、大小の二サイズがあって、大きい方が200グラムで2.8ユーロ。小さい方が100グラムで1.5ユーロ。

フランス人に納豆を勧めたことはまだありませんが、とりあえず、私の口コミ宣伝効果も効いて、モンペリエの日本人に納豆の輪がひろがっています。

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