2008年7月12日土曜日

イタリア旅行 3 ミラノ観光

三人プチ同窓会の再会を果たした翌日7月1日は、Sと二人でミラノ観光に出かけました。Yちゃん家族が住むのはパヴィアという町の郊外。車でパヴィアの駅まで送ってもらってから、電車でミラノに向かいました。ローカル線で40分くらいかな。
ミラノ中央駅に着いて、その大きさに圧倒されました。はっきり言って駅としては異様に大きいんです。こんな駅みたことない。。。写真を撮るにも大きすぎて入りきりません。




後で勉強してみたら、ムッソリーニの時代に、パワーを見せつけるために作られた駅だそうです。そうよね、そうでもなかったらこんな大きいの作らないもの。

地下鉄に乗って、私たちは街の中心地を目指しました。地下鉄から出るとそこはドゥオウモの広場。この教会は有名ですよね。


もちろん私たちも教会内部を見学しようと列にならんだのですが、私のこの日の格好は露出が多すぎということでアウトが出てしまいました~(泣)ああ、カーディガンをもってたけど、あまりに暑かったから置いてきてしまったのでした。他のヨーロピアンやラテンの女の子に比べたら露出してないと思ってたのにな。残念。仕方なく私は外で待ってSだけ中を見てきました。

ミラノには地下鉄の他にもトラムが走っています。新しいタイプ、古いタイプといろいろとモデルはあったけれど、この古いタイプのトラムはかわいかった。




このドゥオウモのすぐとなりがこれまた有名なアーケード「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア」。鉄とガラスでできたこの豪華なアーケードは1867年に建設されたそうです。


明るくてとても華やかで、並んでるブティックも超超一流ブランド店でした。日本人観光客や一部のリッチなミラノ市民以外にはあまり現実的なショッピングアーケードではないな、というのが私の感想です。




このアーケードを通り抜けると、今度はすぐとなりに有名なスカラ座があります。オペラハウスとして歴史的にも、今現在も世界でもっとも重要なものの一つであるスカラ座だけど、見たときにはすぐにこれがスカラ座だとは信じませんでした。「あれ?どれがスカラ座?どこ?」という具合に。だって、こんな建物だったんだもん。



なんか普通すぎるでしょう?これならモンペリエのオペラ座の方がずっとかいいわ、と思ってしまいました。まあ、オペラハウスは建物が重要なんじゃなくて、中で行われる演目、演奏が重要なのは事実だけどね。
この日は真夏日で、ブリュッセル暮らしのSにはかなりきつい太陽でした。モンペリエで強い日差しに慣れている私でも、こうして日中に外を歩き回るというのはしていないから、夏の旅行はこういうものだと思い知らされました。疲れてきたしちょうどお昼どきだしということで、ミラノのメインストリートの一つであるダンテ通りでお昼を食べました。そこから通りの奥に見えていたのがこの時計台。
他の建物と色合いの違うこの時計台に引き寄せられて、なんとなくそちらに向かうことにしたら、実はこれがスフォルツェスコ城の入り口でした。
Yちゃんにもこのお城の裏の公園がとてもきれいでお散歩やピクニックにいいよ言われていたのだけど、さすがに暑すぎてゆっくりはできませんでした。


このミラノ観光で惜しまれるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作、「最後の晩餐」が見れなかったことです。この絵はサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会にあるのだけど、詳しくは修道士のための食堂の壁に描かれた絵です。私たちが前もって旅行の計画を立ててないのが悪いけど、やっぱりこういう観光名所は予約制で、しっかり予定に入れておかないとだめですね。まあ、今回見れなかったのは残念だけど、また来ようって思うことにしました。
Yちゃんちまでの帰りは、パヴィアからバスに乗って帰ることにしていたので、最終バスにきちんと間に合うように早めに帰途に。ミラノの郊外のさらにその郊外のローカルバス路線で英語が役に立つわけもなく、Yちゃんに朝教えてもらった必要最低限のイタリア語でバスに挑戦。降りるところも田舎でよくわからないから、前もって運転手さんに知らせてくださいと頼んでおいたのだけど、大体の時間と景色で、「あ、ここらへんだ!」とわかった私たちは、「ここら辺?」て感じで運転手さんの顔をうかがうと、まだバス停についてないのに、運転手さんはバスを止めて私たちを降ろしてくれました。
イタリア旅行一日目のこの日だけでも、私はなんだか予想外の発見をしました。というのは北イタリアの人達は、南フランス人のようにフレンドリーで、しかも南フランス人よりもまじめで良心的な感じがするということです。フランスもイタリアも同じラテン系の民族だから、まあ似たようなものだと思ってました。もちろんフランスでもパリのような北の人たちと、モンペリエのような南の人ではキャラが違います。モンペリエなんて年中太陽に恵まれて、フレンドリーはいいけど、ちょっとおきらくすぎるんじゃないの?といつも私がつっこんでしまいたくなるような感じ。イタリアに関しては、私だって一度来たことあるし、まだ行ったことがないけれどナポリの方など、南はまた違う文化があって、フランス以上に北と南の違いが大きいとは思ってました。でも、北イタリア人は思っていたよりも礼儀正しく良心的で、それでいてフレンドリーというのが妙にヒット。やっぱりモンペリエ人がだらけすぎているのかな。今やモンペリエに慣れてしまった私にとっては、この日ミラノやパヴィアでの人々が、とても心地よい態度で接してくれて思いがけない居心地の良さを感じました。

無事にYちゃんのおうちにも帰れて、また双子ちゃん達が楽しませてくれて、昨日報告したようにAさんのお手製イタリアンでしっかり甘やかしてもらいました。

0 件のコメント: