2008年7月18日金曜日

音楽三昧 2

ジャズの次に私が行ったのは、お昼に行われる演奏会。世界のトップを行く若手演奏家の演奏が、これまた無料で聞けちゃうんです。今回は友達に誘われてたまたま行ったのだけど、これがまた大当たり!

CORUMの中の中ホールであるサル・パストゥールで行われたセルゲイ・マロフ(Sergey Malov)というロシア人ヴァイオリニストのコンサートで、エフゲニー・イツォトフ( Evgeny Izotov)というこれまたロシア人ピアニストとのデゥオでした。若手演奏家とはいっても、彼だってもうロシアやオーストリアではソリストとしてオーケストラをバックに演奏したりして活動している一流アーティスト。彼の経歴をみていたら、今年度初めてフランスで演奏し始めて、彼のフランスデビューの年であったわけです。

舞台に現れる彼はなんだかハリー・ポッター見たいで、まだまだ幼い感じの「僕」という雰囲気。でも演奏中は一流アーティストの顔になるからやっぱりすごい。曲目はベートーヴェンのソナタOp24「春」、ストラヴィンスキー「イタリア組曲」、ギヨーム・コンヌソンという現代作曲家の作品、そしてラヴェルの「ツィガーヌ」でした。ヴァイオリンは私の大好きな楽器ではないけれど、(ヴァイオリニスト、ヴァイオリンファンの人、すみません)一つ目の曲の「春」の出だしを聞いて、すぐに「これはいいぞ!」って思っちゃいました。とってもなめらかで流れるよう。プログラムが進むに連れて超絶技巧も全開で、超満員のお客さんも大喜びのコンサートでした。演奏家にはいろいろタイプがあって、みんなとりあえず一流アーティストとしてのテクニックと音楽性をもったうえでも、パワー全開派や押しの強い人、繊細な人などなどいろいろ特徴があるわけですが、この彼は繊細で緻密派でしたね。曲のどんなところも荒いところがなくてきっちりしてて、かつ繊細でなめらか。パワー全開派と並んでしまうと、もしかしたらちょっとアピールが弱いと判断されるかもしれないけれど、私は好きですこういうタイプの方が。
お客さん大満足で大盛り上がりの中、アンコールにファリャの子守歌を弾いてくれました。テクニックをひけらかすためではないこういう曲を選んだのも私好みだな。久しぶりに行ったクラシックのコンサートも大当たりで大満足でした。


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