2008年12月15日月曜日

クリスマスシーズン 昼バージョン

フランスでは毎年12月に入ると、一気にクリスマスモードが広がります。
サンタクロースから子供たちへのプレゼントはもちろんですが、お中元、お歳暮などといった習慣のないフランスでは、唯一クリスマスこそが、家族、友人、お世話になってる人へ贈り物をする季節であると言え、クリスマス商戦が激しく繰り広げられ、それもここ数年でヒートアップがめだっています。

まあそんなコマーシャル化されるクリスマスを嫌うフランス人は多いですが、プレゼントを贈る相手の好みなどを考えて品選びをするフランス人を見る限り、まだまだ日本のお中元、お歳暮のような紋切り型の風習とは違うと思います。「何か贈らなければ」という考えよりは、やっぱり「何か贈りたいな」という自然な動機のように思います。まあ、もちろん人それぞれではありますが。。。

ヨーロッパの各地、各都市ではクリスマス市が開催されますが、モンペリエも例にはもれず、数年前からコメディ広場でMarché de Noelが開かれます。今年は去年の3倍以上の面積に拡大されて、しかも「HIVERNALES」という名前をかかげ、盛り上がっています。フランス語で冬のことをHiver(イヴェール)といいますが、フェスティバルとかけた言葉遊びでしょう。

私は一週間前の日曜日にこのマルシェを横切りました。天気もよく、普段の日曜日とは全く違って人出が多く、クリスマスムードに包まれた街の様子を紹介します。




コメディ広場では小さな小屋がところせましと並び、それぞれクリスマスグッズ、季節の食品、アクセサリー、デコレーション、などなどいろいろ売っています。ラングドッグルシオン地方の名産品とか、この地方のアート職人の店などもみられます。

でもやっぱりサンタグッズはかかせませんね。




去年までは、コメディ広場だけが会場になってたのですが、今年は広場横に続くエスプラナードにまで拡大されて、なんだか日本の縁日のような店並びですごい人出。


日曜日の昼間にこんなに人が街に出てるのは本当にめずらしいこと。

遠くに大きなサンタさんが見えていて、「あれは何?」と思って近づくと、、、、



ドド~ンとそれはアイスクリーム屋さんでした。
このように、マルシェ・ドゥ・ノエルではその場で食べ飲みできる店もたくさんあります。食べ物の方ではクレープとかチュロスとかがメインで、飲み物の方はやっぱり冬ならホットショコラなんかが人気ですね。でも、フランスの冬の飲み物と言えば、、、


「Vin chaud」というのはホットワインのこと。そういえば私はまだ一度も試したことがないような、、、。近々味わってみないとだめですね。
今年のマルシェ・ドゥ・ノエルの新しいところといえば、エスプラナードにスケートリンクが開設されていたことです。噂に聞いた時は「え?本当?」と思ったけど、実際に見てみたら意外と風景にすんなりとおさまっていて、いい感じ。みんな楽しそうに滑ってるしね。

「お、私もやってみよう。」と思ってみたいところなんですが、実は私は「滑るもの」が苦手らしい。らしいというのも変な話ですが、やってみたいと思っても、スキー、スケートろいった類で本当に楽しめたことがなかったんです。こけたらこけっぱなしというか。ま、人間、苦手なこともありますよね。

こんな感じで12月のある日曜日の風景でした。あとはクリスマスと言えばやっぱりイルミネーション。次は夜の風景をお届けしないとだめですね。

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