私がこのお祭りの存在を知ったのは4日前。日本伝統文化や日本の娯楽を紹介する目的とされていてますが、ホームページをのぞいてみると、マンガ、アニメ、ゲームのことがたくさん書かれていて、さらにはカラオケ、コスプレのコンテストがあるという。
ちょっと私の望む感じと違うけど、、、とちょっと躊躇しつつ、せっかくだから様子を見に行こうと思ったんです。

ポスターはこんな立派なもの。
主催者は、以前日本で4年ほど生活をしたことがあるというモロッコ系フランス人だとか。その人のアソシエーションを中心に、モンペリエに存在するいくつかの日仏文化グループ、アソシエーションが参加して、さらにはマンガ専門店とか、ゲーム専門店とかが加わっているようです。
友人の日仏カップルはこのアニメ色にひいてしまって行かないと言ってましたが、私はそれはそれでこの目で見て確かめたいと思って行ったんです。
モンペリエ市役所の多目的ホールが会場でした。が、入場料5ユーロを払って入ったとたん、「。。。。。。」
半端じゃなくてアニメマニア色が爆発してたんです。
フランス人の若者の間で日本の漫画が大流行なのはわかっていましたが、アニメコスプレの人たちを見て圧倒されてしまいました。何より空気が「マニアの空気」だったんです。日本と同じ空気なのにおどろきました。
メイン会場の特設ステージではアニメソングを日本語で歌ってカラオケ大会。
会場の隅では控え目ながらも「日本伝統文化」を紹介してるスタンドもあったのですが、会場全体がカラオケとコスプレの歓声でおおわれていました。
日本のゲームセンターにあるようなゲームも何台か設置されてました。
生け花の免状をもってるフランス人や、剣道、合気道、空手などの日本武道のグループ、折り紙を教えてるスタンドなどあったんですけどね、その存在は全体の5パーセントにも満たない感じで残念でした。
アニメも日本のものだし、カラオケも漫画も確かに「日本」を代表するものだろうけど、もうちょっとバランスよく紹介されていたらよかったのに。だってこれじゃあアニメフェスティバルって感じだもの。
せっかく5ユーロ払って入場したし、、、と思ってうろうろしつつ、知り合いのMさんのおりがみスタンドで休憩させてもらいました。
おりがみに夢中になってる男の子をみながら、部外者なのにぼけーっとカウンターに並んで座っていたら、知り合いの日本人何人かが通りかかり声をかけてくれました。そして同じく知り合いのTくんも私に気が付いてくれました。話を聞くと、彼はおにぎりやおみそしるを売ってるスタンドの助っ人に駆り出されたらしい。そこで彼について裏現場にお邪魔しに行きました。するとそこでは数人の日本人が忙しそうに料理をしていました。
小さな簡易ガスコンロ二つで味噌汁、カレー、お好み焼きを作り、おにぎりやサンドイッチとともに売ってました。
お昼時には大混雑ですごかったそうです。語学留学の学生さんや知り合いの研究者Hさんやフランス人と結婚している人たちが仲良く働いているなか、私は手伝うそぶりもなく、あげくのはてにできたてのシャケおにぎりをいただいて失礼してきました。サケおにぎりなんて何年ぶり。おいしかった~。
というわけで、友人カップルの予想通り、内容にかたよりのある日本祭りでした。が、私の性格上、見て納得しないといけないタチなので、5ユーロかかりました(笑)。会場を後にすると、普段は人通りのすくない日曜日の街ですが、クリスマスシーズンで店もオープンにしているところが多く、コメディ広場ではクリスマス・マーケット(フランス語ではマルシェ・ドゥ・ノエル)が開かれていて、めずらしいくらいの大混雑でした。
また近いうちに町の様子をお伝えします。
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