「お城の様子をブログにのせるぞ~」なんてはりきって行った私でしたが、お城に到着するやいなや、思ってもいなかったことに遭遇。
車をとめるために駐車場をゆっくりまわっていると、なにやら見覚えのある車があるではないですか。その車はシトローエンのグザンチアの深緑色。ここまでなら何もおどろくことはなく、普段からしょっちゅう街で見かける車です。しかし、その車の左サイドミラーは透明のゴムテープでぐるぐる巻きにして固定されています。「あれ?」と思ってナンバープレートを見ると、どうも知ってるような番号並び。「。。。」と思って近寄って見ると、なんか見たことあるような場所に傷がついてる。
ここまでくると、私の知ってるグザンチアとしか思えない。
そう、私を悩ませたあのグザンチア。私のフランス一台目のお車。
ナンバープレートの番号を覚えてたら確実だったんだけど、はっきりとは暗記していなかったので、「それっぽい。。」としか言えません。でもとにかくフランスでは所有者が変わっても、所在地の県が変わらない限り、車両登録された番号はそのまま車とともに残るんです。
確信はもてなかったけど、私の車が新旧そろったところは写真にとってなかったと思って一応記念撮影(笑)
お呼ばれしたパーティーには知ってる人がいるとも思えなくて、「どんな感じかな~?」と思っておそるおそる+好奇心で会場にきた私でしたが、この車をみてからは「もしかしてあのカップルがいるの?!」とちょっぴり興奮気味に会場内にはいりました。
そしたらいた!!
私の車を買ってくれたカップルがいました!
ちょっと遠目に時間をおいてから、目があった瞬間にしゃべってみました。
そしたらおもしろいことに、彼女の方は私の顔をみて「オペラ座で知ってる顔だ」とは思ったそうですが、私から車を買ったということをもうすっかり忘れてたみたいで、「仕事場で知ってる顔」として挨拶してくれました。
で、「あれ?」と思って、彼女が席を外したときに、今度は彼の方に「私のこと覚えてますか~?」と聞いてみると、こちらも顔ではすぐにぴんとこないみたいで、「ほら、車かってくれたじゃないですか!」というと「あ~!!うん、うん、もちろん~!」なんて言って、私の顔と車は全くつながらなかったみたい。
そこへ彼女の方が戻ってきたから、「っていうか、私の車買ってくれたじゃない!」っていうと、「あ~!!そうじゃん!!何やってんの私、知ってる顔だとは思ったけど!!」という驚きよう。
そこで恐る恐る「車はどう?」と聞くと、一言目に「例の修理工のところにまた行ったよ」っていうから、「あ、もしかしてすぐ壊れたとか?」と心配すると、なんのことはない。二人とも笑顔で「イタリアにも行ったよ!」、「しかも二往復」とか言うではないですか。
前回会った時にはリヨンに二往復したと言っていたから、それだけでも私は満足したけど、今度はイタリアまで二往復とは!
二人そろって「いいよあの車。スペースがゆったりしてて、うちらは子供に加えて犬もいるけど、みんな乗り込めるもん。」って笑顔。
それを聞いて私は安堵、満足。よかったよかった。
私のあの車に愛犬をのせることはなかったけど、彼らが犬と旅をしてるんだね。
それにしてもお互い「なんでここにいるの?」と思ったので話をしてみると、画家である彼の絵が、このお城の一室に飾られて、その縁で招待を受けたそうです。
私も彼らもこのお城に来るのは初めてだし、他に知ってる人はいないし、という状況の中、グザンチアが結んでくれた不思議なご縁の再会でした。
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