フランス中の街で、それぞれの街のあちこちで、ホールでも広場でも道端でも、たくさんのコンサートが行われます。
ロック、ポップス、ラップ、ジャズ、民族音楽、そしてクラシックなど、どんなジャンルかは問題ではなくて、「音楽」に捧げられたお祭りの日なのです。
夕方ごろからあちらこちらで音楽が流れはじめ、21時、22時あたりが一番の盛り上がり時。夜中になっても1時、2時頃にプログラムされたコンサートでまだまだ盛り上がるこの日。この様子をお伝えしたかったけれど、私も17時にコンサートに参加し、そのあとは結局疲れて帰宅してしまったので、来年に持ち越し。。。
さて、私が参加したオペラ座のサル・モリエールで17時からのコンサートというのは、この間のちびっこたちのスペクタクルの再演。先日大成功して、新聞などでもかなりの大好評を得たし、Fête de la Musique では入場無料なので、たくさんの人が詰めかけ17時前にはすごいごった返しとなりました。
私は例の演出のためにお客さんの入場前からポジションについてかくれてスタンバイしなくてはいけないわけで、この間の二日で参ってしまったので今回は「(私の待ち時間は)最大15分にしてね!!」と懇願したにもかかわらず、お客さんのごった返しで結局またかなり待たされてしまいました。。。
6月末は子供たちにとって行事のピークの時期。学校のお祭りや習い事先でもいろいろと発表会やお祭りが続きます。そのためこの前日に練習した時、子供たちの疲れようは相当なもので、集中力もあまりなくてどうなることかと思いましたが、本番では見事に力を出し切ってくれて大したものでした。
残念だったのは、入場無料のお祭りの日のコンサートということで、赤ちゃんを連れたお客さんが何人かいて、しかも赤ちゃんが泣きだしてもきちんと対処してくれなくて、かなりの時間、赤ちゃんの泣き声でスペクタクルの空間が崩されてしまいました。こんなに暑い日に、なにも1歳未満の赤ちゃんを連れてこなくても。。。しかも泣きだしたらすぐにホールから出ようよ、、と誰もが苛立ってしまったものです。
ま、でもしょうがない。
スペクタクルにはお客さんも大喜びで大成功でした。
この前お話したように、私はピアノとともに舞台の奥にいるために、子供たちの歌う姿、演じる姿を正面から見ることができなかったんです。でもちょっとでも様子をお伝えしたいと思って、私がピアノの位置から練習風景を撮ったのが次の写真。
パジャマやネグリジェ姿で、帽子やお面や髪飾りなどをつけているのが見えますか?
舞台装置、舞台セットとして使ったのはこの5つの衣装ケースだけ。曲の合間やストーリーの転換場面で子どもたち自身が移動させて、舞台配置の変化をつけました。写真の中央に映っているのが演出をしたカトリンヌですが、ファンタジックな面やポエティックな面とともに現実的な面もうまいこと融合させて、ほんと彼女のアイディアにはブラボーです。
このスペクタクル後、うれしいサプライズが待っていました。
子供たちが親とともに私にもお花とプレゼントを用意してくれていたのです。年度末に学校の先生や習い事の先生にささやかな贈り物をする習慣はありますが、指導してきたヴァレリーはまだしも、一年間一緒に取り組んだわけではなく、スペクタクルにだけ参加した私にも贈ってくれるとは思ってもいなかったので、ほんとにサプライズでした。花束だけでなく、プレゼントまであったものですからほんとに驚いてしまい「クリスマス~?」と騒いでしまいました。カードにちびっこみんなからの寄せ書きもあって、ほんとに気持ちのよい思い出となりました。
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