2009年10月25日日曜日

Orage : 嵐 : 大雨、洪水、カミナリ、落雷 そして、、、

ずいぶんとブログが途絶えてしまっていました。

今日の話は10月8日の木曜日のこと。
とんだ災難がおきました。

この日、モンペリエ一帯をすさまじい大雨が襲いました。まずは午後にすごい勢いの土砂降り。夕方いったんは青空も顔を見せたのに、19時を過ぎるとまた突然の土砂降り。

この地方では秋ごろによく集中豪雨があるのですが、今年も例にもれずにそれが来た感じ。

普段はめったに雨が降らないのに、降り出すと半端じゃない降り方をし、「あ、これはくるな、、、。」と感じさせる雨。
そしてこの雨が降ると必ずといっていいほど起きるのが洪水。

川が氾濫して土砂が崩れて洪水、という本当の(?)洪水ではないけれど、モンペリエの洪水というのは、水はけがうまくできないがために町中が水たまりになる現象のこと。


私に言わせれば、「ここには十分な水はけシステムがなくて、路肩のドブなんかあってないようなもの。そのせいで毎年、毎回、大雨のたびに洪水をおこしてバカバカしい!」なんですけど、フランス人に言わせると、「水はけシステムはあるけれど、昔の沼地、湿地帯の上にできた街だから、地面の下にはもともと水がたくさん含まれていて、集中豪雨が起きると水の行き場がなくなるんだ。」らしい。

「どうだかねえ、」と正直思うけど、いずれにせよ、いとも簡単に水びたし、膝まで水につかってしまうくらいの洪水になるのが事実なんです。そしてトラムはストップし、道路も通行禁止になり、街がマヒするというパターン。


今回の大雨のとき、運悪く私は車で家に向かうところでした。

モンペリエ西の郊外から中心地に向かっていてちょうど21時半ごろでしたが、ヒヤヒヤドキドキしてしまうほどの集中豪雨。街に近付くにつれて嫌な予感がしてきたのですが、予感も的中。あっちもこっちもすごい水だまりができて、車のタイヤがすっかり使ってしまう深さまでに。道路の交差などで地下に下がっていく場所なんかは極力避けるとしても、普通の土地にある交差点なんかで深さ50センチを超える洪水状態を見ると、「も=!ドブ設備くらいしっかり作ろうよフランス人!」と叫びたくなる。

洪水状態のためか、いつも通る道が閉鎖されてしまっていたために、急きょ道順も変え、無事に自分の家まで辿りつけそうな道を選びながら走っていました。


すると歴史的地区間近にさしかかったところで前方の車が皆次々とUターンし始めました。「なんだなんだ?」と思って進んでみると、あらまあすごい光景。

上り坂がまるで川になったかのように水がどんぶらこと流れていて、こちら側に向かってざっぱ~んと押し寄せてきているのです。しかもゴミ収集箱やらゴミが一緒にこっちに向かって流れてきている。

さすがにこれは避けて方向転換をするのが賢明。


それぞれのドライバーがそれぞれの判断でう回路を探す感じ。

私も早く家に帰りたいけど残念ながら私が住む地区は地面の高さが低く、大雨のたびに洪水発生。ドキドキヒヤヒヤしながら時おり水の中を運転して帰りました。

私が家についたのは22時ごろ。雨はやや勢いを落としたのですが、20時からなりだしていた雷が激しくなってきました。連発する雷にかなり驚きながら、それなりにくつろぎの時間へ入ろうとしていました。パソコンがダメージを受けてはやはり困るので、コンセントを抜いて電源も切りました。

さて、大雨とはいってもせっかくの夜のくつろぎの時間。数日前から見れるようになった大量のチャンネルを利用しないこともないと思ってテレビをつけていました。雷が電化製品に危険なことは重々に承知していたけれど、テレビ周辺の機器は全部アンチカミナリのコンセントにつないでいるんです。テレビを買い替えた時に念のためと思って買ったアンチカミナリコンセント。わざわざ買ったのだから信用するのは当然のことです。

しかし、、、。

世間はそう甘くはないということらしい。

立て続けに私が住むマンションに雷が落ちたようなショックがあり、ライブボックス(フランステレコムの商品で、インターネットと電話とテレビのコントロールタワーとなるボックス)あたりで「バチっ!」といやな音がしました。

そうしたらテレビの画像がとまり、あらららら。問題発生。

落ち着いてライブボックスを見ると、電話回線とのシンクロができていないとのシグナル。雷がおそまってからパソコンをつけてみたけど、インターネット回線が切れてしまっている。う~ん。

一時的な問題か、地域的な問題か、私の家個人の問題かわかりませんが、まあこの日は疲れていたし、過密スケジュールの真っ只中だったので、この日はおとなしく寝ることにしました。

そしてここから腹立たしい戦いが始まったのでした。。。

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