2009年11月5日木曜日

Les Chevaliers du Zodiaque

先月、オランジュのテレビサービスの問題を解決したら、たくさんのチャンネルが見れるようになったという話をしましたが、本来は80チャンネルくらいのはずが、なぜか120チャンネル以上が楽しめたんです。

そんな中で、とある番組に気がつきました。

それは「Les Chevaliers du Zodiaque」。
日本のマンガアニメのフランス語タイトルです。Chevalier は「騎士」、Zodiaqueは「黄道12宮」のこと。どのマンガのことをいってるのかわかりますか?

実は、、、


じゃじゃ~ん。「聖闘士星矢」のことなんです。

実は私、かつてこのマンガのファンでした。なんせマンガ全巻もっていましたから。

このブログを見てくれている方では、このマンガをご存じの方と全く知らない方とにわかれると思いますが、このマンガのシリーズには「サンクチュアリ編」、「北欧ヒルダ編」、「ポセイドン編」、そして「ハデス編」とがあって、私が知る限り、日本のテレビ地上波ではポセイドン編までが放映されたと思います。

今回、私がフランスでオランジュのテレビサービスを利用できるようになって見つけたチャンネルの一つに、マンガ専門チャンネルがありました。そこでは一日中いろんなマンガを放送しているわけですが、すごいのが、「聖闘士星矢」のエピソードを3つ、一日に3回放送してたということ。しかも日曜日には私がマンガでしか見たことなかった「ハデス編」を放送してたんです。

私が番組に気がついたときに放送していたのが「サンクチュアリ編」でもクライマックスの一つ、いて座宮でのエピソード。


タイトル文字もそのまんま日本語が残されてるところがよい。

テーマソングもエンディングソングも日本語のままで、私はそれはそれは懐かしい時間を楽しんだのでした。
なんせ、私が東京に住んでいたころ、小学校中学年のころに見ていた番組なんですから!

しかしファンとしては許せないことが一つありました。

それはフランス語吹き替えの声優さんの声の悪さ!

声が悪いと言ってはなんだけど、まるでキャラと合っていない声なのです。かっこよく必死で戦っているところで、なんとも間の抜けた変な声でそれぞれの必殺技のタイトルを叫んだりしていて、とてもかっこ悪い、、、。


そしてちょっとショックだったのが、16歳禁ならぬ10歳禁マーク。日本のアニメは暴力シーンだらけで教育上よくないという声は、ここフランスではよく聞かれますが、それでもこのマンガ専門チャンネルで10歳禁マークが出ていたのはこの「聖闘士星矢」だけ。
あのドラゴンボールだって禁止マークなしなのに。。。

まあ、そんな感じで2、3、日本での放映とは違う点がありますが、そんなことは目をつぶるとして、とにかく、私は「聖闘士星矢」との再会に大喜び。私が「Les Chevaliers du Zodiaque」の大ファンだと知ってあきれるフランス人の友人を横目に、私は毎日熱心にこの番組をみるためにテレビの前に座ったのでした。

ストーリーはニセ教皇の正体が明かされるところまでいって、「サンクチュアリ編」は終了。そのまま「ヒルダ編」へと続きました。

毎日3本ずつ放映ですから、トントン拍子で進んでいきます。

忙しい中、眠い中、「この番組は逃せない!」と必死にテレビを見始めて10日がたったところで、不運が私を襲いました。

それは例の嵐の日。

実は嵐の中、仕事から家に帰宅した私は22時半からの「聖闘士星矢」を見始めていたのです。

外は激しいカミナリ。

でもこの前話したようにカミナリ対策のコンセントを使っているので安心しきってテレビを見ていたんです。そしたら、落雷の衝撃とともにライブボックスが「バチッ!」と言ったかと思うとテレビの画像が止まってしまいました。

う~ん。。。

嫌な予感がしましたが、この日は疲れていたし、落雷のせいだと結構あきらめよく寝ることにしました。が、実はすぐにインターネットとテレビが復旧しないとわかったときの私の落胆ぶりをわかってもらえるでしょうか。

「Chevaliers du Zodiaque」が見れなくなった、、、、と言って落ち込む私をみて友人はあきれ返っていました。

忙しい時期だったからこそ、夜22時半から寝る前に「聖闘士星矢」を見るのがちょっとした楽しみになっていたんです。それなのに。残念。

インターネットの復旧が遅れ、そうしているうちに「ヒルダ編」は終わり、「ポセイドン編」にストーリーは進んでいるだろうな~と思いながら、一日の早い復旧を祈っていたわけです。

そして12日後。
やっとのことでインターネットが復旧し、喜び勇んで私はテレビをつけました。

すると。

この「聖闘士星矢」をやっていたマンガ専門チャンネルが見れない。。。

「このチャンネルには加入登録されていません。」という表示がでるではないですか。

「あれ?2週間前には見れていたのに?」と首をかしげる私。

そこで落ち着いて映るチャンネルを数えてみると、今度はだいたい80チャンネルくらい。本来、見れるといわれている数のチャンネル数になっていました。
落雷の前の私は120以上はかるく超えるチャンネル数が見れていましたからね。
そう考えてみるとようやくわかりました。

テレビが見れるようになった当初、多分数多くのチャンネルがお楽しみご視聴サービスということで、無料で見れていたようなんです。この視聴期間が普通どれくらいの間なのかは知りませんが、落雷のせいでサービス終了のきっかけが与えられたみたいで悔しい~。

12日間、インターネットもテレビもなく、不便な生活をしたうえに、「聖闘士星矢」が見れなくなってしまいました。

ああ、つかの間の10日間の楽しみでした。。。

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