バカンス天国、週35時間労働、サービス残業なんてありえないがモットーの国でこんな話を周囲の人にすると、「ウソ!ホント?」と驚かれたり、「よくやるな~。」と驚嘆されたり、しまいには「leronardo それって違法よ、、、、」と真顔で突っ込まれたり(笑)
まあ、違法というのは労働者を守る意味での法律から雇い主がそのようなスケジュールで働かせてはいけない、ってことですが、私の場合、あっちこっちでの仕事を自分でスケジュール管理してるからまあ自発的に過労しているというのも否定できない。
振り返ってみると、一番きつかったのはオペラjrのコンサートとVictoires de la musiqueの準備とオペラ「オテロ」が重なったうえに、生徒の発表会もあったためにピアノのレッスンに走り回った週。時間を気にして車で移動してばかりというのは、せかせかして精神的によくありません。この点、次回から改善すべきです。
でもなんやかんや言っても一応全部の仕事をこなして持ちこたえれたので、私の身体のトラブルのことを考えると、6年前に調子を大幅に悪くしてしまった時期に比べたら、問題と付き合うのが自分なりにかなりうまくなったと言えると思います。それがうれしい!
さて、世間は先週から二週間の冬休みバカンスに入ってるのですが、私は今週数日だけちょっぴりバカンス。ゆっくり寝るぞ~、ダラダラするぞ~と思いたいところなのですが、なんと私の住むアパートは外壁修復塗り替えの工事真っ最中。
6棟全部で200軒を超える所帯数をかかえるこのアパート。1月からいくつかの部分に分けての工事計画が貼りだされていました。私の住む棟は2番目で、工事予定は2月9日からとなっていたんですが、このところの悪天候続きのせいに工事は大幅に遅れ、(悪天候だけが原因ではないと私は思うけどね)今週22日からやっと私の住む棟にとりかかりました。
予定どおり進んで先週だったら私も一週間まるまる一日中仕事で留守してたからよかったのに、今週からだなんてついてない。私のせっかくのお休みの日も容赦なく、朝8時からすさまじい音で工事が始まります。まるで歯医者さんで歯を削られる音か、もしくはアスファルトの道路をドリルで掘り起こすような音が、自分の部屋の壁にむかって外から襲ってくるんです。ガガガガ=ダダダ=ゴーって。
それでも意地で寝続けてやろうとしている自分も笑えてくるんですけどね。
しかも今はベランダや窓の目の前に作業用の足場が組まれてしまって、作業の人たちがウロウロして落ち着かないだけでなく、窓ガラスが傷むのを防ぐために雨戸は閉めっぱなしにされ、さらにビニールシートとテープでしっかり覆われてしまい、悲しい戸閉め生活をよぎなくされています。幸い洗面所には雨戸のない窓があるので、そこのすりガラスからかろうじて外の光がちょっととれる程度。でも天気が悪いと雨が降ってるのか曇ってるだけなのか区別がつきません。
この冬のモンペリエは天候に恵まれず、青い空で有名なモンペリエらしからぬ空模様ばかりでした。それでも今週に入って「いよいよ春が近づいてくるかな?」と思わせる感じになってきたのに、そこで戸閉め生活ではついていません。。。
でもこの工事の計画でいくと、最後の割り当ての棟は6月ですって。それこそモンペリエ最高の初夏の季節に戸閉めを余儀なくされる人達ったら、考えただけでも気の毒です。それに比べたらまだいいかと思うしかありませんね。
さて、このアパートはもともとボケたピンク色と肌色のような色をしていました。
私はこの外観を最初からわりと気に入ってたんですが、自治会でいろいろ議論でもめた結果、今回の塗装工事となったようです。自治会というのは、私のような賃貸住居者は部屋の持主である大家さんが参加することも多く、私にはあまり情報が入ってこないんですね。でも全体的には賃貸住居者よりも購入して住んでいる人のほうが多いみたいだし、自治会の活動はかなり活発なアパートであります。騒音の苦情とかにかなり積極的に取り組んでいるのが私のお隣の例のムッシューでもあるんですけど、彼が時々自治会情報を私に知らせてくれます。今回の塗装でどんな色にするかというのも昨年のうちに話合われて、それぞれの投票で決まったとのこと。
私が日本からの里帰りから戻った時、塗装のパターン候補が掲示されていました。
もともとの色を残す案やベージュ基調で無難な色など。でも、結局決まったのはこちらの赤色をつかった配色。
このアパートの名前にはrouge 赤という言葉が入っているのが決め手となったそうです。
この写真は塗り替えが終わったお隣の棟の様子ですが、こうなるとやっぱりガラッと雰囲気が変わりますね。私的には前のほうが愛着があったんですけど。。。
ま、私もここの住人になって早3年半。
いつしかこの新しい景色にも慣れていくんでしょうね。
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