2011年3月18日金曜日

モンペリエとその周辺にお住まいの日本人の皆さんへ

東日本大震災。
巨大地震、巨大津波、そして原発事故。
あまりの惨劇に言葉もありません。
でも、こんなときだからこそ、たとえわずかでも何かすることがあるはずだと思い立ち、私はここモンペリエで被災者支援活動への協力呼びかけを始めました。わずか二日目のことです。
現在すでに、ネットワークづくりが着々と進んでいるのですが、もしもこのブログに立ち寄られる方で、賛同してくださる方がいればと思い、今日は、モンペリエとその周辺に住む日本人の皆さまへの呼びかけ文のコピーを載せさせていただきます。
実際にはもちろん本名で行いましたが、ブログ上ではいつもの仮名で失礼させていただきます。

◇◇◇◇◇

初めまして。私は2002年よりモンペリエで生活し、モンペリエの音楽界、また音楽教育界で活動をしているleonardoといいます。
この度、東日本大震災の大惨事を受け、始めはただただ愕然とし、被害のあまりのひどさに胸を痛めるよりほかなかったのですが、時間とともに状況がますます厳しくなっていくのを見るにつれ、やはりここはたとえわずかなことであっても、何かをするべきだろうと思うに至りました。
日本から遠く離れたところにいる身で、一体どんなことができるのかと模索する中、モンペリエの日本人の手によるチャリティーコンサートか何か、チャリティーイベントを開催できるのではないかと思い立ったのです。皆さんの中にも、すでに募金をするなどでアクションを起こされた方もいらっしゃるかと思いますが、ここモンペリエで日本人コミュニティーによる主催、あるいは日本人コミュニティーが運営に関わるという形で、行動をおこすことには大きな意義があると思ったのです。
イベントを実行、開催するのは簡単ではないとは思いますが、金曜日の震災発生以来、フランス人の友人、知人からたくさんの気遣いと励ましのメッセージをもらい、モンペリエの人々の日本の被災者を思う気持ちの強さを感じました。きっとモンペリエからも何かができるはずだと確信しています。パリやロンドン、ニューヨークといった都市とは違い、モンペリエはフランスの一地方都市に過ぎませんが、今やこの町で暮らしている日本人の数も相当なものだと思います。すでにいくつかの日仏アソシエーションや日本人のグループが存在しているとは思いますが、それぞれのグループの枠を超えて、モンペリエの日本人コミュニティーが一体となれば、被災者への支援も、よりまとまった形で届けることが可能かもしれないと思ったのです。
私自身、モンペリエの音楽・オペラ界に身をおいていることもありまして、私の当初の企画は、国籍を問わずに、ミュージシャン、歌手、そして俳優やダンサーの方たちを含め、ボランティアで参加出演してくれるアーティストを募り、ステージの運営をサポートしてくれるテクニシャンも有志を募って、チャリティーコンサートを開催、運営するというものでした。このイベントへの個人の参加の呼びかけだけでなく、モンペリエのオペラ座、オーケストラ、そして様々な合唱団や音楽学校、テアトルやダンスのカンパニーといった団体にイベントの共催の呼びかけ、そして様々な芸術のイベント会場における募金への呼びかけもするつもりです。イベントに関しましては、会場と日程さえ確保ができれば、参加者の数とプログラムの内容に応じて、一回だけではなく、いくつかのイベントをすることも可能になるかもしれません。
私自身のスケジュールのことを考えても、明日あさってに今すぐ実行実現というのは不可能なのですが、惨事が惨事なだけに、被害は長期化するでしょうし、支援も長期にわたって必要になるとの見通しのうえでの計画です。このイベントの実現、運営、そして大規模な募金活動のために、日本人の皆さんのサポートを頂ければうれしいです。
もうすでに、先日の私のとっさの呼びかけにも数多くの方が応えてくださり、参加、協力を申し出て下さっています。また、街頭での義捐金呼びかけの計画をたてている方、あるいは、すでに何らかのイベントの計画を進めていらっしゃる方もいらっしゃいます。そういった方々と皆が協力しあって、役割分担をしながら、日本人コミュニティー全体が一丸なったかたちで募金活動が行えるといいなと思っています。各人、あるいは各グループがそれぞれ行うのももちろんいいですが、モンペリエ在住の日本人コミュニティーが一体となり、また、モンペリエの人々に働きかけて、モンペリエから被災者のもとへ、まとまった形で気持ちを届けることができたら、いっそう良いのではないかと思うのです。
募金活動、チャリティー活動というと、日仏問わず、必ずといっていいほど、その団体の信頼性と送金の確実性、そしてお金の有益な使われ方が問われます。私たちは大きな既存団体とは違いますが、今回行動をとる理由と目的、願いに関しては、皆、一致していると思いますので、それぞれのグループの枠を超えた大きなネットワーク(例えば「東日本大震災支援グループ / de Montpellier au Japon」仮名)を結成して、皆が一体となった効果的な活動ができればと思います。また、それぞれの方、あるいはグループが企画する募金活動やチャリティーイベントも、内容や日時の情報を共有して、各人が参加協力したいイベントを選んで、その活動に加われるような体制を作ることができたらいいのではないかと思っています。この考えに対しての賛同が頂ければ、具体的な活動内容、そして役割分担についての話し合いに移ることができます。皆さんから幅広い御意見を頂けたら幸いです。
この一連の動きに賛同してくださる方、参加を希望される方は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。どうぞよろしくお願いします。
soutien.japon.mtp@gmail.com

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