突然にやってくる「それ」とは、季節の変わり目のこと。
異常気象としか言えないおかしな天気の一年が終わろうとしている今、フランスでは本格的なバカンスシーンに突入しました。
地方によっては異常気象はまだ続いていて、例えばパリでは7月に入った今でもまだ、夏というには寒すぎる夏を皆さん過ごしているようです。
モンペリエはと言えば、今年は待たされました。
以前に「初夏の兆し」として、やっとのことで夏らしくなってきた、とお伝えはしたものの、結局あれからも、春なんだか晩冬なんだかすらはっきりしないおかしな気候が続いていました。
みんな春っぽいというよりも秋っぽい服装をしていたものです。
それがある日、晩冬も春も初夏も通り越して「真夏」へと移り変わりました。
それは夏至の日の6月21日、音楽の祭典の日の6月21日。
まさに数時間で移り変わった、と言っても大げさにならない変わりよう、いや、移り変わったのではなくて「切り替わった」と言うのが相応しい、突然の変化でした。
人は上着を羽織っていた状態から、突然ノースリーブの真夏ファッションへと切り替えたのです。
異国の地に住んでみたり、各地を旅行してみたり、世界各国から来た人々と触れ合ったりしていると、各地の気候とその土地に住む人の気質には切っても切り離せない関連性があると強く思わされます。
四季の春、夏、秋、冬、それぞれが織りなす各季節の姿をしっかりと味わえる日本人には、やっぱりそれなりの日本人気質というものがあって、かたや、夏と冬の二極を切り替える、しかもかなり突然に切り替える南フランス、地中海沿岸に暮らす人々には、どうしても何をするにもどこか突然な、「コンスタントに」というのが苦手なところ、何に関してもどこか両極端な、そんな気質があるのは仕方がないこと、むしろ当然のことだなあとつくづく思います。
ここ数日はとても暑い日が続いています。
夜中も25度とか26度くらいはありそうなので、まさに熱帯夜ですね。
こちらは冷房が日本のようには普及していないので、いろいろと工夫をしなくてはいけません。幸い湿度は高くなっても40%くらいですから、とにかく対処すべき相手は太陽。
太陽の光をいかにさえぎるか、です。
外では日陰と日向ではまるで温度が違います。肌を照らす太陽の温度を感知しないように、まずは極力日陰にいるようにしましょう。
また室内においては、もっぱら基本的でそれなりに効き目が大なのは、早朝に窓を開けて涼しい空気を入れたあとは、雨戸を閉めて、太陽の光をシャットアウトすること。そうすればなんとかしのげるようにはなります。
7月7日、七夕の今日も真夏日でした。
この週末は37度くらいまで気温が上がると予想されています。
皆さん、日本にいてもフランスにいても、どこにいても、その土地にあった対策を講じて暑さを乗り越えましょうね。
今日は夜21時50分のきれいな空の色とともに失礼します。
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