昨日ご紹介した大きなクレッシュ ドゥ ノエル。
実はコメディ広場からすぐのところで見られます。
La chapelle Sainte-Foy (シャペル・サント・フォワ)という小さなチャペルで、 コメディ広場に並行して通る小さな道、rue Jacques-Cœurの14番地にあります。
La petite chapelle des Pénitents blancs とも呼ばれてる場所ですが、 それはここがペニタンブラン所有のものだからです。( 白懺悔の会とか同胞団とか訳されるようです)
以前から毎年12月になると会員やボランティアがクレッシュを飾 っていたそうですが、 2013年から一般の人にも公開するようになったそうです。だとすればもう10周年ということになりますね !
南フランスでは、クレッシュに飾られる人形のことをサントン人形 (santons)といい、 キリスト生誕にまつわる人々の姿が見られます。マリア、ジョゼフ、東方の三博士、羊飼い、 などなどメインの人物を中心にしていることはもちろんですが、粉屋さんや挽き物屋さん、 大工さん、洗濯屋さんなど、村人たち様々な職業も見られます。
2013年から一般公開しているとあって、 ボランティアの皆さんも張り切って楽しんでいるんだろうと思いま す。
数年前の情報によれば、 すでに400体のサントン人形が飾られていたそうで、 今回私が見たものからは、メンバーが楽しみながら毎年いろいろ足してるうちに、規模が大きくなって人形が増えていってる様子が想像できます。
キリストが誕生した時代には存在しなかった手回しオルガン弾きもいました。
観覧車までありましたから!
キリストが生まれた馬小屋の様子ですが、25日まで彼の姿はありません。ノエルはキリストの誕生日ですからね。
各家庭で飾る場合でも、キリストは25日の朝になってから、 ちょこっと足されるのが伝統なのです。このことを初めてした時は、へぇ~おもしろいなあ、と思ったものです。
こちらシャペル・サント・フォワのクレッシュは、12月中は公開されているようなので、 モンペリエに住んでる方はぜひ見に行ってみてください。
とある季節に人形を飾るというこの文化を見て、 日本のお雛様を思い浮かべました。 片づけるタイミングにもいろいろ風習や説があるところもなんだか似てるなあと。宗教的にはなんの関係もありませんが、 それぞれの土地に文化があって、まさに「ところ変われば!」 ですね。
こちらのシャペルは、クレッシュ ドゥ ノエルのことを別にしても、一見の価値がある場所です。また追って詳細をお伝えしますね。
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