今日はひな祭りだったんですね!
なんの偶然かわかりませんが、今日はひな祭りともちょっと関係した話題です。
なんといってもひな祭りは女の子のお祭りですからね。
私がモンペリエで暮らし初めて早7年半。
今や海外で暮らす日本人は多く、国際結婚のカップルの数も急増して山ほどいる。以前は日本人が数人しかいなかったここモンペリエでも、日本人の数がここ3、4年で急増。2、3倍どころか10倍、20倍に増えた感じです。
フランスに住む日本人なんて、もうめずらしいことでもなんでもない時代。
でもやっぱり日本で生活するのとは全く違う世界だから、フランス生活経験者の多くがブログで生活をつづったり、エッセイなどの本で発表してるのをよく見かけます。
私もその例にもれずこうしてブログにできごとをつづってるわけですが、やっぱりせっかくするからには私だから経験できたこと、私だから見れたこと、わかったことを言葉にして伝えられたらな~と思ってます。
というのも、一口に「フランス生活経験あり」といっても、その実態、その中身は十人十色のピンからキリまで。例えば極端な話、語学留学でフランスに滞在したけど、直接接したのはフランス語の先生であるフランス人以外、外国人留学生仲間だけだったというパターン、フランス人と結婚してフランスで暮らすことを決めたけれど、個人的に接するのは夫(妻)とその家族だけだったというパターンなど、実際には交流の範囲、活動の範囲がすごく限られていることがほとんどです。ま、それも当然のこと。私の場合も音楽の世界、音楽教育の世界、そしてスペクタクルの舞台世界で働く人々との関わりにかたよっています。それでも私の場合、すべての行政上の事務や医療関係など、生活をするうえで必要なベースとなる物事は、誰を頼ることもなく自力で体当たりで経験してきました。だからこそ知っていることってあなどれないことが意外と多いんですよ。だって銀行関係とか保険のこと税金のこととか、ちょっと込み入った立ち入った話だけど最重要問題といえることになると、フランス人パートナーと暮らす日本人の場合、相手にまかせっきりで何にも知らないということがほとんどですから。在仏20年になる人にアドバイスを求めたくても、すでに私のほうがずっとか詳しくて頼れなかった、なんてことはしょっちゅうです。
「人生何事も、本当に知るには身をもって体験する以外ない」というのが私の信条の一つだったりします。。。
やっぱり「フランスに住む」ことと「フランス社会の中で生きる」ことは意味も内容も違うと思うんです。
これまで数年間、トラブル満載いつも崖っぷちのサバイバルゲームのような生活をしてきた私も、そのかいあってか今ではフランス人のフランス社会の中で生活をしているという自覚が芽生えてきました。せっかくなのだから、そんな生活の中で気がついたこと、気になることを時々つづっていきたいな~と思っている次第です。
そこで今日はまず、この7年半の生活のレジュメとなる一言だけ言わせてもらいたいと思います。私の独断と偏見による個人的意見にはすぎませんが、自信を持って断言できること。
それは「日本とフランスでは何が違うか?」という問いに対しての私の答え。
「それは女性 les femmes(レ ファンム)。」
日本とフランスでは文化が違って、風習が違って、メンタリティーが違って、というところから始まり、働く環境が違って、教育システムが違って、、、に至り、政治も違ってetc.。 違うところは山ほどあって、でもそれぞれが関係、作用しあっているから比較討論は簡単じゃない。
それでもその総括として言えることは「女性」が違うということ。
どこの国にいっても男と女がいるのだから、「男と女」は文化比較論の大事なキーワードだと思います。そして男女、あるいは同性にしろ、カップルが社会の一番小さな単位だったりするのだから、それぞれの社会を語るのにとっても大事なキーワード。
日本とフランスで何が違うって、「女性」というものが違います。「女性」の立場が違います。「女性」のあり方が違います。「女性」の生き方が違います。
どれだけ違うって、ほんとに違うんですってば。
このことに目を向けると、それはそれは長いお話の始まり。大討論会の幕開けです、って感じで話すことはつきません。
私もこれまでにこのテーマについて日本人が書いたエッセイなどをいくつか読みましたが、意外と奥が深いうえに、決定的なテーマでもあるんです。
文法上、女性名詞と男性名詞、あるいは女性形と男性形の違いがあるフランス語では、フランス人女性のことをles française(レ フランセーズ)といい、日本人女性のことを les japonaise (レ ジャポネーズ)といいます。
よく言われるのに、「日本人女性はフランスでもてる。」というのがありますが、これは本当だと思います。まあ、何をもってもてるというかって話もありますが、ヨーロッパの国では比較的どこでも日本人女性はもてるんでしょう。でも特にフランス人男性と日本人女性という組み合わせは、双方が必要としているものにぴったりとあてはまる要素が多いみたいで、今や日仏カップルの成立率ときたらすごいものです。フランスに長期滞在する日本人のほとんどがフランス人男性と結婚した日本人女性というのも事実です。その数、95パーセント以上と言って間違いないでしょう。方や、日本人男性とフランス人女性のカップルはすごく少ないのも事実。
この日仏カップル事情について話し出すと、「そんな決めつけても、やっぱり人それぞれでしょう。」とか「そんな紋切り型に語ろうとしたって、、、」と自分でつっこみを入れたくなるんですが、何がびっくりって、この話題に関しては明らかな傾向と典型的なパターンがあるからおもしろいんです。
そしてこの話題に入るには、それぞれの国の女性像、女性の立ち場の違いが関わってきますからね。
話し出すと長~いこのテーマ。
フランスで生活をしていると、目に留めずにはいられません。
日本との比較をせずにはいられません。
私が興味を持っている社会問題の一つです。
社会の変化、人々の考え方の流れにすごく関わっていること。
人生について、生き方について考えるなら避けては通れないテーマ。
少しずつでもいいから、時々このブログでつづっていきたいなと思います。
2010年3月3日水曜日
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2 件のコメント:
お久しぶりです!お元気ですか?
Leonardoさんの意見に同意します。
仏人男性というより、全世界すべての男性の求めているものが日本女性に比べ、仏女性は大きく欠如している気がします。。。
ブルゴーニュ在住 醸造坊主より
醸造坊主というと!思い浮かぶのは一人しかいません!
元気ですか?そちらのフランス人はどうですか?南とは一味ふた味も違ったフランス人に囲まれてるんでしょうね。
賛成意見ありがとう。
ごく普通の日本人男性がフランス女性の姿を見ると、かなり大きなカルチャーショックを受けるでしょうね。私は日本人女性の姿も冷静に見てるので、また違った印象をもってるとは思いますが、比べだしたらきりがないくらい違うよね。
ただ、このコメントを仏訳してフランス人女性が見たら、、、、、。(笑)
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